おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
自分と向き合うことはゴールではありません。
そこを押さえておかないと
目の前の出来事に振り回されます。
私自身、日々向き合うことの大切さについて
語っていますが
それはあくまで向き合うことで
自分の無意識にとらわれていた信念を知り
そこを溶かしていくために必要なことだからです。
溶かそうにもまず気づかなければ
何が起こっているか分かりません。
その時に自分の本質や信念と
向き合う必要があると言っています。
ただ、その向き合うということも
やりすぎれば自分を傷つけるための
ツールになりかねません。
このことは数日前のこちらの記事にも
書いています。
自分と向き合うとは
自分責めをし続けた方にとっては
その生き方を強化しかねないものなのです。
自分と向き合う際に忘れてはいけないのが
向き合うこと自体には意味はないということ。
その先に在る自分の無意識に創ってしまった信念に気づき、
それをどれだけ赦し、愛し、溶かして楽になるか
そして、そこからどれだけ自分の人生を
心地よく楽に生きるか
そこにしか意味はありません。
そうではなく自分と向き合うということをしていれば
そりゃあ今まで以上に自分と向き合うような出来事に
遭遇することになりかねません。
なぜならいつまでも自分のできていないところ
うまくいっていないところ、ダメなところ
そんなところばかりに目が向いてしまうからです。
そして、面白いことに
仮にそれができたり、うまくいったりしたところで
今度は別のところがうまくいかなくなったり
もっとやらなければと自分を追い込んでしまうことでしょう。
そして、追い込んだ結果
どこかで無理が来て余計にうまくいかなくなって
「あ、向き合いが足りていないんだ」と
さらに自分と向き合う部分を探す、
これは特に心のことを
知っていればいるほど陥りやすいのかなと
思っています。
向き合うことを目的にしないでください。
それで人生が心地よく楽になることは
残念ながらありません。
とはいっても自分のことって中々わかるのは難しいですから
ついつい自分と向き合うことを
やりすぎてしまうかもしれません。
私の中の判断基準は
基本的に向き合い終わった後に
心が軽く、温かくなっていないなら
それはどこかで自分を責めたり、
傷つけてしまっているのではないかと考えています。
そうした状態は逆に向き合いすぎているところに
何か自分の信念があるのではと考えてみると
新しい発見があるかもしれません。
そうして生活していく中で
なんとなく日々のパターンに気づき、
「あ、変えたいなあ」と思ったら
少し向き合ってみる
こんな軽い感じでいいのかなと
私は思います。
自分と向き合うことは確かに大切、
だけどそれが目的ではないこと、
これが日々の生活の中で
腹落ちしていくと、
目の前の出来事ではなく客観的な視点で
自分や自分の人生を見るようになり
それが結果として、
しっかりと軸のある心地よい人生を創っていくようになりますよ。
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