おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
最近何かを達成した時に
罪悪感や自分を責めようとする感覚が
あることに気づきました。
「いや、どうして…」と考えた時
「あれと向き合う時がきたかあ。」と
納得しました。
今日はその”あれ”について
お話していきます。
言語化するのが難しいので
こちらの記事をまずはお読みいただくと
この先の理解が深まります。
書いてあることを要約すると
他者の幸福を引け合いに出して
他人や自分を貶そうとするということ、
今回はそれの派生版です。
この後もう少し
詳しく私の過去を絡めてお話しますが
私には自分が達成した喜びを
引け合いに出して
心の中で他人を貶そうとしている時期が
ありました。
それを少しずつ卒業しては行ったのですが
どうしても今でも自動反応していないか
過敏に反応していたんです。
イメージは
達成した瞬間に
体がギュッとなって
「今、誰かを貶さなかったか。」
と自分が自分に問いている感じ。
流石にこのイメージで
話を続けると
少し話がややこしくなりそうだったので
無意識に万能感と優越感が
働いているというとイメージをしてください。
達成した喜び所謂、達成感と
同時にその二つの感覚が引っ付いてしまっている
そんな状態です。
ここで一度
万能感、優越感、達成感について
簡単に解説をしておきます。
万能感…自分が何度もできるような気がして
他人を意識的にも無意識でも下に見ている感覚。
優越感…自分が他人よりも
勝っている、優れているという感覚。
達成感…自分が行ったことが実った時に
心から喜びに満ち溢れる感覚。
じゃあ、そもそも
どうしてこの三つの感覚が
ごっちゃになったんだろうと
考えることにしました。
すると昔の小学校の頃の記憶が蘇ってきました。
当時私は自分で言うのも
少し気恥しいですが
それなりに頭は良い方でした。
小学校ではいつも100点。
塾でもそれなりには
点数は良い方でした。
今となっては分かりますが、
当時無意識に、
その点数で小学校では万能感、
塾では優越感を感じていました。
テストの結果が良かった時は
その点が取れたことを喜ぶ前に
「周りは何点なんだ?」と
すぐに周りに目を光らせていました。
人前では”良い人”を演じて
謙虚な態度でいたけど
心の奥底では誰よりも
優劣にこだわっていましたね。
ですが、心理学を知って
自分と向き合っていく中で
私が”良い人”を
演じていたことに気づき
もうその生活を
卒業していくことに決めました。
やはり、自分を偽って生きることは
苦しいですからね。
今となっては
”良い人”を卒業していくことで
自然と比較という概念も必要ないって
分かるんですけどね。
ですが当時の私は
自分が、ただ達成できたことも
その達成感を感じる前に
周りとの比較をしていました。
この時に万能感と優越感と
達成感がごっちゃになってしまったと思います。
勿論
最初からそうだったわけではありません。
低学年の頃は
新しいことを学ぶことが
ただ、楽しかった
それが結果に繋がって
ただ、喜んだ
この感覚は今でも覚えています。
最初は本当に達成感だけでした。
それが受験や順位、
特定の○○さんより上だの、下だのを
当たり前のように考えるようになって
ドンドンどす黒い感情が湧いていくように
なりました。
自分よりも下の点数の人は
表には出さないけれど
心の中では見下していたなあと
今思うと本当に恥ずかしいものです。
そんなことで比較しても
相手の人間性なんてわからないのに。
そうして、自分が何かを達成しても
自動反応で
私は人と比較するように
なっていきました。
自分を偽って
常に周りを見張って生きてきたからこそ
その名残が今でもあるのではないかと
思ってしまうんです。
どうしても無意識にやっていた部分なので
今でも無意識にやっていないかなって。
まあ、これって
私の完璧主義な部分もありますから
「そこまでやらんでも。」
って思ったりもします。
ただ、やはり自分で達成したことに
罪悪感を感じるのは
凄く悲しいことですし、
この先、心から自分の達成した喜びを
感じていくために
もう少し過去の自分と
向き合い、寄り添っていこうと思いました。
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