おはようございます。

 

自己実現を繋ぐ

心理カウンセラーの井手章紀

(いであきのり)です。

 

 

 

子供の頃

親に話しかける度に

何度も言われたセリフがあります。

 

 

「今は大人の話してるから

入ってこないで。」

 

 

このセリフ最近まで

忘れてたんだけど

 

ふとした時に親から

この頃の話をしてもらって

思い出しました。

 

 

このセリフを言われる度に

胸が苦しくなって

 

自分が拒絶されたと

思って苦しんだ記憶が蘇りました。

 

 

私ひとりっ子なんですけど

親同士で大人の話をしたり

 

親戚同士で話し合いがあると

いつも独りぼっちでした。

 

 

親戚の子供達もいましたが

兄弟で話していて

 

自分がその輪に入りたいわけでは

無かったので独りで遊んでいました。

 

 

 

「大人の話に入りたかった。」

これが本音です。

 

 

そのために敬語で話したり

子供っぽく無邪気に振舞わず

いつも落ち着いている、

 

そんな子供になりました。

 

 

しかし、どれだけ落ち着いても

子供は子供です。

 

 

大人の話に入れるわけもなく

いつも通り

 

「大人の話をしているから

入ってこないで。」

 

 

勿論今考えれば

子供に聞かせたくない話というのは

嫌でもわかりますが

 

当時はそんなのわかりません。

 

 

私だけ仲間外れ。

 

私だけ独りぼっち。

 

私抜きで楽しい話が当たり前。

 

 

「ああ、私は話しかけちゃいけないし

ここに居ちゃけないんだ。」

 

 

そうして大人の話に

首を突っ込むことは無くなりました。

 

 

それどころか距離をとり始めました。

 

 

すると周りはどこか優しくなりました。

 

 

そこで思ったわけです。

 

「ああ、私がやりたいようにやると

大人は怒る。

 

私が我慢して距離をとると

大人は喜ぶんだ。」と

 

 

それから私は

「良い子」として立ち振る舞いました。

 

 

周りに気を使って

優しくて悪口も言わない子。

 

 

そして同時に

自分の意見が言えず

 

いつも心は独りぼっちで

本当の気持ちを言えない子でもあります。

 

 

 

その結果

 

ここ最近まで

私は人間関係で

 

深い関係になることが

凄く怖かったですし

 

できるだけ深い関係に

ならないように距離を取ってきました。

 

 

いつもこれ以上踏み込んだら嫌かな、

という気持ちで

 

誰とも広く浅くの関係を

続けてきました。

 

 

でも、ここ数年

色んな経験をしていく中で

 

ドンドン深い関係になる人が

増えていきました…

 

 

 

 

いつもそれが、どこか怖かった。

 

 

 

また、拒絶されるかもしれない。

 

 

また、突き放されるかもしれない。

 

 

また、私だけ独りぼっちになるのではないか。

 

 

 

そこで気が付きました。

 

 

 

 

「ああ私、

誰のことも信じていなかったんだ。」と

 

 

 

 

 

誰かを信じて

また、拒絶されるかもしれない、

 

 

そんな辛い気持ちを味わうくらいなら

もう誰のことも信じない、

 

 

良い子演じて

一定の距離を保っていれば

もう傷つかずに済むんだから、

 

 

 

昨日の記事で

自己破壊衝動の話をしましたが

(昨日の記事はこちら)

 

 

このような気持ちが奥底にあったまま

 

もしうまく行っていたら

 

私は人間関係の

自己破壊を行っていったかもしれません。

 

 

だから、本当に

早く気付くことができて良かった。

 

 

人って向き合うタイミングが来たら

 

ちゃんと教えてくれるんだなって

思います。

 

 

今回のことは本当にそれで

 

私自身あのセリフは

ここ何年も忘れていました。

 

 

でも今回思い出したことで

凄くきつかったですが

 

自分の中で統合することができました。

 

 

もう、人を信じていいんだ。

 

 

もう、拒絶を怖がらなくていいんだ。

 

 

もう、私は自分で

信じる人を判断できるんだ。

 

 

そしてもう、孤独を怖がらなくていいんだ。

 

 

だって私は孤独の本当の意味と

その大切さを知ったのだから。

 

 

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ここまで読んでいただきありがとうございます。