コードギアス 反逆のルルーシュ」は、2006年10月からMBS・TBS系で放送され、後にBS-TBS、CS放送などで放送された、アニメファンなら誰もが知っている(と思う)、CLAMPとサンライズが手を組んだ名作アニメです。


2008年4月からは、続編である「コードギアス 反逆のルルーシュR2」が、同系列で放送されました。
こちらは、TBSで全話をリアルタイムに見ましたが、ここでは第1期作品について書きます。

第1期については、最初の辺りを少し前にバンダイチャンネルで見ただけで、全ては見ていません。
2006年当時は、アニメは好きでも、深夜アニメには興味のない頃でした。

現在、キッズステーションで放送しています。
全て見ていないので、やっと全て見られると思うと嬉しいです。
できれば、TV未放送分まで放送してくれるとさらに嬉しいですが・・・。


この作品は、あまりのその完成度に反響がすごかった作品なので、概要は省略し、感想を中心に書きたいと思います。


主人公は、ピカレスクである、ルルーシュ・ランペルージ。
R2からでも、彼のすごさは肌で分かりました。
また、ルルーシュを演じる福山潤くんの演技力の高さ、声の良さを初めて体感したのも、この作品です。

ルルーシュに対するピカレスクという表現は、福山潤くんが声優アワードで受賞した時にHPに書かれていた言葉です。意味は、悪役が悪事を華麗に行うさま、悪漢小説。
ルルーシュほど、華麗に悪事をこなしていく主人公は他に思いつきません。(あれが本当に悪事かどうかは分かりません)


もう一人の主人公、枢木スザク(くるるぎ すざく)を演じるのは、櫻井孝宏くん。
彼の名前は、2008年当時は詳しく知りませんでした。
彼の演技力の高さや、彼の持つキャラクターの面白さを知るのは、2009年以降です。


現時点では、キッズステーションで第3話まで放送されました。
第7話くらいまでは一度見たことがありますが、何度見ても、ルルーシュが初めてギアスを使うシーンは震えます。
それに、とにかくこの作品は名ゼリフが多い。

「戻ってまいりました、殿下。すべてを、変えるために。」
というセリフはよく知られているセリフと思いますが、物語序盤の中で輝くセリフではないかと思います。(他にもたくさんあるので把握しきれず)
このセリフは番宣で何度も聞いていて、カッコいいセリフなのでよく覚えています。


最終回については、2、3年前に一度、アニマックスの最終回特集で見たことがあります。
確か、二人の戦いは決着がつかずに途中で終わってしまうような・・・。
で、TV未放送の最終回が存在する、といったような展開だったと記憶しています。

そこまでキッズステーションが放送してくれればいいですが。
これまでも、TV未放送分とかはバンバン放送しているチャンネルなので、やってくれると思います。多分。
会長はメイド様!」は、2010年4月からTBS系で放送されているアニメです。
月刊Lala掲載で、藤原ヒロによる日本の少女漫画作品のアニメ化作品です。

CBCは例の如く、3週遅れです。
同枠で放送されるべきだった「おおかみかくし」が放送されなかったのも問題ですが、にも関わらず3週遅れ(直前まで放送していたアニメがないのだから遅れるのは愚行)という意味不明な状況になっています。


メインキャスト

鮎沢 美咲(あゆざわ みさき):藤村歩
碓氷 拓海(うすい たくみ):岡本信彦
幸村 祥一郎(ゆきむら しょういちろう):椎橋和義
花園 さくら(はなぞの さくら):花澤香菜
加賀 しず子(かが しずこ):小林ゆう
白川 直也(しろかわ なおや):市来光弘
更科 郁斗(さらしな いくと):寺島拓篤
黒崎 龍之介(くろさき りゅうのすけ):細谷佳正
兵藤 さつき(ひょうどう さつき):豊崎愛生
ほのか:阿澄佳奈
すばる:植田佳奈
エリカ:伊瀬茉莉也
兵藤 葵(ひょうどう あおい):五十嵐裕美
兵藤 なぎさ(ひょうどう なぎさ):小林沙苗


主役である鮎沢 美咲を演じるのは、藤村歩さんです。
そしてもう一人の主役である碓氷 拓海を演じるのは、岡本信彦くん。
この二人は、「聖剣の刀鍛冶<ブラックスミス>」でのセシリー・キャンベル役(藤村歩)、ルーク・エインズワース(岡本信彦)に続く主演での共演です。

藤村歩さんは、劇場版として放映されたOVA「機動戦士ガンダムUC」の初日舞台挨拶に出演され、その際に間近で拝見しましたが、とても可愛かったです。
藤村歩さんは「初恋限定。」(ハツコイリミテッド)の各話終了後に放送された「初恋放課後トーク」にも登場していますが、(当たり前ですが)映像よりも実物のほうが断然いいですね。



「会長はメイド様!」は、知らない人もタイトルから想像できると思いますが、とある高校の生徒会長は、実はメイド喫茶でバイトしていた!!というものです。

主人公・鮎沢 美咲の家は、父親が蒸発したために超貧乏で、母親は病弱でありながら働きに出ていて、中学生である妹は懸賞マニア。
そんな家計を助けるため、美咲はギャラのいいメイド喫茶でバイトをすることに。
美咲の高校は、つい最近男女共学になったばかりで、女子生徒の居場所がない高校。
そんな高校を変えるべく、美咲は生徒会長の座に就任。
ようやくいろいろと変わり始めたところなので、メイド喫茶でバイトしているのがバレてはいけない(と本人は強く思っている)のです。
男子の横暴から女子を守るため日夜戦い、男勝りな美咲は男子を圧倒するのですが、ふとしたことで碓氷 拓海(と3バカ)にメイド喫茶でバイトしていることがバレてしまい・・・。



藤村歩さんと岡本信彦くんの掛け合いが見られるだけでも充分面白いですが、コミカルなシーンが満載で、とても面白い作品です。

最近見た中で印象に残っているのは、第12話「体育祭でもメイド様」の1シーン。
キスされたい女子1位に選ばれている花園 さくらが、「花園 さくらにキスされる権利」として体育祭の種目別賞品に無理やり選ばれた時、「い~や~だぁ~ぁ(涙)」と言いながら涙ぼろぼろ流していたのがとても面白かった(さくらは泣いているので面白いというのも変ですが)です。
花澤香菜さんの演技と、さくらの表情の組み合わせがとても良かったです。


原作とアニメでは、若干登場人物や展開が異なる部分があるようですが、基本的には同じ。
原作も、人気衰えることなく連載中です。

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価格:2,940円(税込、送料別)


世紀末オカルト学院」は、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』、『閃光のナイトレイド』に続くテレビ東京とアニプレックスのオリジナルアニメプロジェクト「アニメノチカラ」の第3弾作品です。


メインキャスト

神代 マヤ(くましろ まや):日笠陽子
内田 文明(うちだ ふみあき):水島大宙
中川 美風(なかがわ みかぜ):茅原実里
黒木 亜美(くろき あみ):高垣彩陽
成瀬 こずえ(なるせ こずえ):花澤香菜
JK:子安武人
スマイル:高橋広樹
川島 千尋(かわしま ちひろ)小林ゆう
神代 純一郎(くましろ じゅんいちろう):矢島正明


ストーリー

時は世紀末の1999年、場所は私立ヴァルトシュタイン学院。
学長や生徒は日夜オカルト研究に明け暮れており、敷地内では怪奇現象もしばしば起こるので、周辺の人々は「オカルト学院」と呼んでいる。
同年、7月某日。学長である神代 純一郎が突然急死する。
学院葬の最中、現れたのは神代マヤ。学長の娘ではあるが大のオカルト嫌いである。
幼少の頃は好きだったオカルトも、神代 純一郎が研究に没頭するあまり、家庭を一切振り返らなくなったために大嫌いになっていた。彼女は父の死を機に、学長の座に就任し、学院を廃校に導くため画策をはじめた。

同じ日、マヤの目の前に、光とともに空から全裸で降臨してきた内田文明が現れる。
彼は、宇宙人に侵略され滅亡に瀕している2012年の世界から歴史を変えるため、全ての原因である学院にタイムスリップしてきたと言う。

その後、純一郎の部屋に住むことにしたマヤは、命を狙われる。
そしてマヤは父が遺した手帳を偶然発見し、純一郎が死んだ理由を知る。
そこには「私は長年研究していたノストラダムスの大予言を回避するアイテム・〝ノストラダムスの鍵〟を捜す事を善しとしない勢力によって命を狙われている──」と記されていた。

マヤは、父は殺害されたのだと確信し、犯人を突き止めるため、そして文明は、未来を変える〝ノストラダムスの鍵〟を捜すため、二人は情報交換をするパートナーとなる。
二人は、オカルト学院で巻き起こる様々な怪現象に立ち向かっていく。



第1話では、学長である神代 純一郎の学院葬の最中、マヤが現れる。
学長が残したメッセージに悪霊復活の呪文が入っていたため、マヤの目の前で悪霊は純一郎に乗り移る。
マヤは、格闘の末、首を落として悪霊を退治する。
その後、屋上で「オカルトなんて大っ嫌いだーー!!」と叫ぶマヤの前に、光とともに空から文明が全裸で現れる・・・。(当然、マヤは悲鳴をあげて逃げる。)

第2話では、学長に就任したマヤの前に、再び文明が教師となって現れる。
マヤは文明を追い払い、その後、純一郎が住んでいた部屋に行く。
シャワーを浴びていたマヤの前に、謎の悪霊?が現れ、マヤの命を狙う。
同時に、なぜか文明も雄たけびとともに窓を蹴破って現れるが、マヤに殴られて気を失う。
そんな中、二人は隠し部屋を見つけ、何とか避難に成功する。
しかし、悪霊?は健在で、マヤを追いかけてきて首を絞める。
すると、壁から光が現れ、悪霊?は消える。
その光の中にあったのは、純一郎の手帳。
そこには、驚愕の事実が。
かくして二人は、パートナーとなり、事件の真相解明のため行動を始める。(最後に、文明は余計なことを言ったばっかりに、マヤにグーで殴られる・・・)


ストーリーは、最近のアニメには少ないタイプのものです。これは、好みが分かれるんじゃないかと思います。

主人公である神代 マヤを演じるのは、日笠陽子さんです。
日笠陽子さんは「生徒会役員共」で天草シノ役を好演しています。この二人は相反するキャラです。


見所は、マヤの表情の変化。コミカルなシーン。
それと、次回予告で使われる歌。

1999年にリリースされた歌を、次回予告で女性声優が歌うという、何とも画期的な志向になっています。
第1話では、日笠陽子さんの歌う「LOVEマシーン」(モーニング娘。)でした。
第2話では、茅原実里さんの歌う「BE TOGETHER」(鈴木あみ)でした。


オープニングテーマは、中川翔子「フライングヒューマノイド」。
フライングヒューマノイドとは、その名の通り「空を飛ぶ人型生物」。
正確には、「UMA(未確認動物)、未確認飛行物体の一種。人間に似た形をしており、皮膚の色は黒またはこげ茶。空中を飛ぶ事が可能である。」と定義されます。

タイトルは、まさにこのアニメのためにあるような歌です。
個人的には、かなり好きな歌です。


エンディングテーマは、これがソロデビュー曲となる、高垣彩陽「君がいる場所」。
エンディングの背景には実写が使われるという、凝った仕様になっています。
音大出身で、歌唱力に定評のある彼女ならではの歌声は、必聴。
歌の上手い声優というよりも、歌の上手い歌手が声優をやっている感じがします。



正直なところ、アニメのストーリーもまぁ気にはなりますが、次回予告の歌とか、コミカルなシーンのほうが楽しみです。