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膵内分泌腫瘍との楽しい(?)暮らし

2008年末から現在まで「膵内分泌腫瘍」という病気と付き合っています。

2022年の新年早々、急性心筋こうそくを発症!
膵内分泌腫瘍の治療にもさっそく影響が。
満身創痍のワタシの明日はどっちだ!?

退院して3週間になります。

2月は会社を休職させてもらい自宅で療養しています。

 

少しずつ活動時間や強度を上げていっていますが、入院前の生活まで完全に戻すのは難しいと感じています。例えば重いものを持ったり激しい運動したりといった心臓に負担がかかるような行動は一生無理かもしれませんね。

 

心筋梗塞では発症から治療まで1~3時間程度であればほぼ後遺症が出ないそうですが、対応に時間がかかると詰まった血管の先の心臓の筋肉が正常に動かなくなってしまいます。

私の場合左冠動脈左前行肢というところが詰まったそうです。

(「冠動脈 領域」で検索すると1~15まで番号が振られた画像が見つかります。番号でいうと7番の根元)

 

結構広い範囲の筋肉が動かなくなったため、心臓が血液を送り出す機能(ポンプの役割)が低下しています。

症状でいえば

・血圧の低下 (血圧の上が入院前 130 → 100以下に)

・手足の血流低下による極度の冷え性

など。

 

今後心臓のリハビリテーションなどを行いながら、働ける程度の体力を回復させていくことになります。

 

先週のCT撮影の結果を確認するために病院へ行ってきました。

PRRT 2回終わって2か月経過した時点でのCT撮影です。

 

血液検査ではCA19-9の値がPRRT前の1000 overから40台まで激減していました。

・・・というか治療前の値ちゃんと見てなくてそんなに高かったのかと今更驚いています(笑)。

画像の方は一部の腫瘍は1/3ほど縮小しています。30mmのものが20mmになったというところ。

ただし全てが縮小した訳ではなく大きさがそれほど変わらないものも散見されます。特に肝門部リンパ節(2つ)についてはほとんど大きさに変化がありませんでした。

 

心臓のリスクを無視してPRRTを継続するか、いったん中断するかを先月から考えてきましたが、自分の中で心臓の調子にいまいち自信が持てないこともあり、CTの結果を見て一度PRRTを中断することに決めました。先生とお話して、とりあえず2回のPRRTで一定の効果は見られるのでしばらく抗腫瘍薬の投薬をせずに様子を見れそうだとの見解をいただきました。

代わりにソマチュリンの注射が復活です。ソマチュリンについては私は副作用がほとんど出ていなかったので生活への影響は最小限で抑えられそうです。

 

私の通っている病院では現在週当たり1人のPRRT治療受け入れを増やせないか、努力をされているそうです。

受けたい人がもっとスムーズに治療を受けられるようになるといいですね。

心臓発作の退院後、内分泌腫瘍の外来は久しぶりの受診になります。

課題はPRRTの再開の判断。

主治医としては治療自体心臓に負担がかかることを恐れているようで再開には非常に慎重な姿勢。

私としても心臓と膵臓のどちらを優先すべきか迷うところです。

とりあえず割り込みでCT検査を入れてもらい次回その結果を確認して再度話し合うことになりました。

 

ちなみに主治医に「ブログやってます?」と聞かれましたよw。

そりゃPRRTやってて心筋こうそく罹るような人はまず居ないでしょうからバレバレですがな。。。

まずは退院の報告です。

1月2日に心筋梗塞で緊急入院し、昨日ようやく退院することができました。

 

退院までの経緯を簡単に。

 

・1月2日午後

 地元で昼食後、靖国神社に参拝するために電車で九段下駅を降りたところ胸に痛みを感じました。

 最初は(過去罹ったことのある)気胸を発症したのかと思い、とりあえず参拝を止めて帰宅することを決め、九段下から都営新宿線に乗りました。しかし新宿駅に着くころに胸の痛みが酷くなり、地下鉄を降りたところで駅員に救急車を呼んでもらいました。

 正月休みでしたが近くのJ病院に搬送されそこで胸部レントゲンを撮りました。しかし肺に異常はなく、心電図などから心筋梗塞が疑われ、カテーテルによる検査で確定し、そのままステント留置の手術となりました。この時点で医者に「10~15%の死亡率なので覚悟してね」と言われましたが正直胸の痛みでそれどころではなかったです(笑)。手術は局所麻酔下なので意識はありましたが、ステント留置で血管が開通したころからすっと痛みが引き、助かったと思いました。。。実際はそのあとが大変だということがわかるのですが。。。

 平日ならともかく正月休みにも関わらず、たまたま手術のできるお医者さんが救急対応にいて、運は良かったと思います。

 

・1月2日夜~

 HCU(準集中治療室)に運ばれ、しばらく過ごすことに。

 特に痛みや苦しみはないのですが、尿道カテーテルを入れられ絶対安静で7日以上を過ごします。

 1月4日からは食事も可能となり、いきなり通常食です。ただし血糖値が不安定なため糖質制限食(ご飯が通常の2/3)でした。最近の病院食はどこもおいしいので特に不満はありませんが、ずっと食べてると飽きます。。。

 HCUは低層階にあり、また部屋が電車の線路間近にあったせいか夜中までうるさかったです。。。

 結局HCUには11日間いました。さすがに退院までは長引くことを覚悟(あきらめ)します。

 

・1月12日~25日

 一般病棟に移ってもしばらくは活動制限がかかりトイレや洗顔、歯磨きも自分で移動することはできず看護師さんを呼んで車椅子でつれていってもらう状態。1月18日からようやく一人でトイレに行く許可が出て、20日には休憩室までの移動が許可されました。

 医者や看護師の言いつけはきちんと守り都合24日間の入院生活を無事終えることができました。

 

・退院後

 新宿駅までゆっくりと歩き外の空気を満喫。

 京王地下モールで喫茶店に入りコーヒーとケーキを注文。久しぶりのコーヒーは美味しかったですね~。

 

 さて、今回の入院によりPRRTの治療は延期または中断となりそうです。

 少なくとも2月に予定していたPRRT3回目は無しになります。

 今後の治療計画については次回受診にて見直し。さてどうなるやら。

 

心筋梗塞の入院で平均と言われる2週間を過ぎましたが、まだ退院の目処は立ちません。

なんといっても心臓が弱ったせいで血圧が低下し、数分立っているだけで上が80を下回る有様。

その結果、予定していたPRRT3回目のスケジュールにも影響が出て、延期せざるを得ない状況です(残念)😭

会社にもいろいろ迷惑を掛けていますが、「ゆっくり休め」との言葉を頂いてるので今回も甘えさせてもらう所存。