PLUTO(プルートゥ) (1~8話)2023年 | サブスク♪アニメ感想文♪

サブスク♪アニメ感想文♪

おっさんが、サブスク(見放題)で見たアニメの感想を書くブログです。
老眼で本を読むのが辛くなり、アニメの割合が増えました(笑)
主に、サブスクで見てます。
アニメを見て連想される本(小説、ノンフィクション等)も、たまにオススメします!

 

PLUTO(プルートゥ) (1~8話)2023年

 

 

 

アニメ界の巨匠、手塚治虫の「鉄腕アトム」に出てくる話の

「史上最大のロボット」を、浦沢直樹氏がリメイクした漫画が原作。

 

ロボットが人間と同じように人権を得て

一個人として生活している近未来が舞台。

 

実は、「MONSTAR」を見終わった後の充実感、余韻が残った状態で

浦沢直樹作品をもっと見たくて、詳細を知らずに視聴した。

 

視聴していると、鉄腕アトム、鉄人28号、サイボーグ009といった

アニメ創世記の頃を感じさせるようなロボットが出てきたので

浦沢直樹氏は、手塚治虫、横山光輝、石ノ森章太郎、といった

時代を作った偉大な方々の影響を受けているんだな~

と、思いながら1話を見終わり、最後のクレジットを見たら

鉄腕アトム、手塚治虫原作と出ていた(笑)

 

今のフルCGのアニメのような、実用的にあり得るようなロボットのデザインではなくて

丸みがあり、どこかコケティッシュというかカワイイ感が残った、

あの時代のフォルムが、50代のおっさんには馴染みがあり好きだ。

今のように空気抵抗を計算、検証した結果の丸いフォルムではない、

かっこよさ重視のデザインが素敵だ♪

繋ぎ目がなくて、丸みがあるものは作れなかった時代に抱いた未来への憧れみたいな?

 

ちなみに、「PLUTO」で出てくるロボットで

僕が好きなのは、ノース2号だ。

仮面ライダーのライダーマンのような機械の頭で、

顔の上半分の目や鼻は機械的な無機質なデザインで、

口から下だけが人間っていうフォルムがいい。

口以外は機械で出来た体で、目もただのライトで動かない。

そんな無機質な質感だからこそ、よりいっそう悲しみを深く感じてしまうから。。。

 

あとは、ウランちゃんかな。

声を担当した、鈴木みのりさんの演技がうまいです

彼女の歌、好きなんですよね^^

やわらかくてやさしい声質で伸びがあって、なんといっても歌がめちゃくちゃうまいです♪

鉄声アトムというアニメがあったとしたら

水樹奈々さんがアトム、鈴木みのりさんがウランちゃんって感じ♪

 

 

 

ここ2、3年でAI(人工知能)の話題を毎日のように目にするようになり

この作品に出てくる、ロボットの抱える問題が他人事でななくなる日も近いんじゃないかと思った。

 

これから、ロボット開発が進み

人工知能が発達するたびに、ロボットの自己判断性、自主性をどうするのか?

人工知能が自習学習していった末に、

ロボットに心のようなものが出来てきたら、どうすればいいんだろう?

人間のように、様々な人格、それぞれの倫理が生み出されるだろうから...


 

そして、いったい生命とは何なんだろう?

生物の概念は、未来ではどう変化しているのだろう?

 

そして、心とは何なんだろう?

人間という、原子、素粒子の組み合わせてできた単なる物質が組み合わされた化合物、集合体のようなもの。

その器に、どうして心が宿るのだろう。

自然が作り出した生物以外の化合物(岩とか山とか)、

人間が作り出した様々な物には、どうして心が宿らないのだろう?

 

心というのものが、単なる原子や分子の電気刺激で起こる運動だとしたら

海も山も大気も、風も水も動いているものは、すべて心なのか?

電気で動いている製品に心が宿らないのは何故なのか?

 

人間というものが、食べ物をエネルギーとして、体という部品を生成し

自己で修復もし、最後は朽ちさせる。

そんな超高性能なロボットなのか?

だとしたら、今の僕の心って何なんだろう?

 

心とは、人間の抱いている、ただの幻影なのか?

 

 

 

 

僕は、自分が生きている世界って、どこまで広がるのだろう?

と子供の頃から事あるごとに考えてきた。

 

人がいて世界があって地球があって、太陽系があって、それは銀河となる。

その銀河が集まって宇宙となる。

 

ならば、その宇宙の境界の一番外側の向こう側って、どういう風になっているの?

宇宙が複数存在するとしたら、その複数ある宇宙をまとめた世界の外側は?

 

僕の考えでは、物質や光や放射能など、何でもいいけど、何かが存在したら

宇宙は無限に広がっていることになるんじゃないの?

 

何かが存在したとたんに、その外側、その外側の外側、そのまた外側の外側。。。という感じで

考えてくと終わりがない...

 

考えても考えても、そうなってしまう。

 

そして、その逆もしかりで、

人間は原子で出来ていて、その原子は素粒子というもので構成されている。

今のところ、素粒子が最小単位だけど、その素粒子を割ったらもっと小さい物質になるはず。

ただ人間が観測できていないだけで、物質の最小単位も小さくなり続けるしかなくて

素粒子の中にも、もしかした宇宙のような世界があって、星があって、生物がいるかもしれない。

そう思ってしまう。

素粒子の中にも、人類が観測できていない小さい単位の無数の何かで出来ているのか?

 

あと、宇宙に物質でも反物質でも光でも何でもいいから、

何かの誕生というか始まりがあって、その始まりの前の始まりは?

さらにその始まりの前の始まりの前の始まりは。。。。

何かが誕生して歴史が始まったのなら、始まりは永遠に遡らなければいけないのではないか?

時間は過去にも未来にも広がり続ける。。。

 

考えていくと自分の生きている世界って、どこまでも広がり続ける境界がない世界で不思議な世界だ。

 

自分とは何なんだろう?

考えてても考えても解決しない、自分が存在するって事が

どういうことなのか全然わからない...

果てがなくて頭がおかしくなるので、長く考えないようにしているが

こういう科学的で未来を想定した作品を見ると、そう考えてしまう。

 

まあ、今回書いたことは、

人に言うと頭がおかしいやつと思われるので

リアルでは、誰にも言ったことがないけどね(笑)

 

dTV