保護猫Lちゃんは
皆と同じトイレを使いたくありません。
理由は
「他の猫の臭いがして嫌だから」
だとしても
家では皆でトイレを使うしかないのです
多頭飼いの家ですから。
それでも納得しないLちゃん。
部屋のあちこちでおしっこをしていました。
＊わかりやすい所で掃除が出来る所でしていたので
即掃除をしている為、酷い事にはなりませんでしたが・・・
ですが、家で暮らしている猫さん達を見ていて
部屋のいたる所がトイレではないと気づき
トイレが綺麗なら
そこでするという事も覚えました。
トイレが汚れていて使うのが嫌な時は
ケージのすみっこをトイレと決め
そこにしている事が多くなりました。
それに怒ったのは
ケージの所有者ではなく
ボス代行T君。
真面目なT君は
家のルールを破る事が許せません。
低い声で威嚇します。
今まで
アニマルコミュニケーターのMさんが
いくら説明しても
頑固なLちゃんは自分の考えを変えませんでした。
ボス猫代行のT君の注意でも自分から変わろうとはしませんでした。
Lちゃんには、Lちゃんのルールがあり
それを変える必要は無いと思っていました。
ですが、そんな事が続いた有る日
自分がいけない事をしていると認めたのです。
それは、私達家族が諦める事無く
Lちゃんに伝え続けていたから。
最初は
「うるさいな～」
という感じで聞いていた事でしたが
自分が、大好きな家族と別れて暮らさなくてはならなくなったのは
自分が家のルールを破り
皆を不快にしていたからだと気づいたから。
だから、せめてもの妥協案で
トイレを使いたく無い時は
ケージの隅にオシッコをするようになったのです。
Lちゃんがトイレの失敗（人間側の認識）をし始めたのは
お家に新しく猫さんが来たから。
Lちゃんの生活環境を変えたのは人間で
急にトイレ以外の所にオシッコやウンチをし続けたLちゃんは
忌み嫌われ
不必要な存在として
里親に出されました。
私の前に引き取った人は
純血種という事に目がくらみ
おしっこをはずしてしまうという現実を軽く考え
おしっこをはずし続けたLちゃんと暮らす事を拒否し
直ぐに里親募集をするという事を選びました。
もし、前の飼い主さんがLちゃんの事を本当に知ろうと思い
生活環境を工夫してくれていれば
手放そうという気持ちにはならなかったかもしれません。
アニマルコミュニケーションだけでなく
何でも良いのです。
Lちゃんの本当の気持ちを知っていただければ。
元の飼い主さん達が、そこまでは考えて下さらなかったという事が
残念でなりません。
今度は、トイレの失敗で嫌われないよう
家で学んでから
本当のお家に行こうね。
Lちゃん
