アニメオタクになりたい人へ贈るアニメレビューブログ

アニメオタクになりたい人へ贈るアニメレビューブログ

アニメオタクになりたいけど、どんなアニメを見たらいいかわからない。そんなあなたへ贈るアニメ評価ブログ。

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 1期;2008年、7月

 

 2期:2009年、1月

 3期:2011年、7月

 4期:2012年、1月

 5期:2016年、10月、放送中。

 各13話。緑川ゆきさんの漫画が原作。

 

 このアニメは妖怪が見える少年夏目貴志と、彼を取り巻く妖達の物語です。

 夏目はある日、祖母の遺品の中から友人帳を手にします。

 友人帳はかつて、祖母、夏目レイコが妖達から奪った名前が書かれており

 意のままに妖達を操ることも出来ます。

 

 おかげで友人帳を手にした夏目は、友人帳に名前が書かれた妖達から

 名前を返してほしいと、

 あるいは友人帳そのものを狙われるようになってしまいます。

 

 用心棒ことニャンコ先生と、夏目が妖達に名前を返す日常を描いた 

 せつなく、暖かい、どこか懐かしい雰囲気のあるアニメです。

 

 友情と自分の居場所の大切さを教えくれる作品

 このアニメに登場する主人公、夏目貴志は

 妖が見える性質が災いして、幼い頃から気味悪がられ

 親戚間を盥回しにされ、転校を繰り返してきました。

 

 そんな彼はどこか友達付き合いが不器用であり

 不慣れなのか、ときおりぎこちなさが残ります。

 この彼のキャラクター設定は実に素晴らしく出来ています。

 

  「最近、わかって来たんだ。

   人だろうとあやかしだろうと、触れ合わすのが心であるなら、同じだと。

   一人でいるのが寂しくなるのも、最初の一歩が怖いのも」

 

 これが友達百人居て、しかも初対面が相手でも関係なく仲良く出来る奴が

 妖を見える才能まで備えて、友人帳も手にしていたらどうでしょう。

 間違いなく駄作になります。

 

 痛みを知ってるからこそ共感が出来き、難しさを知っているからこそ

 視聴者に伝わるのです。

 

  「この瞬間の想い、幸せを、心のまま素直に

   迷うことなく、受け止めていけたらと思う」

 

 

 

 確かに夏目は人と違う特殊な才能を持っていますが

 けれど彼は私達と同じように、どこにでもいる少年であり

 それは決して特別選ばれた主人公ではないのです。

 ……まあ、彼の容姿云々については特別選ばれたとしか言いようがありませんが。

 

 良く練り込まれた脚本

 このアニメは基本的に一話完結型で

 様々な妖が、様々なエピソードを連れて登場します。

 

 妖と名がつく以上、彼等は基本的には恐ろしい存在です。

 姿形だって人とは大きく違いますし、考え方も独特です。

 夏目を襲うモノもいれば、自分勝手に振る舞うもの、人と寄り添うもの

 話の数だけ色々な妖怪がいるわけです。

 その妖すべてが完璧なまでにキャラが立っているんですね。

 

 怖いシーンは緊張感を煽り

 暖かいシーンは涙腺を刺激するよう出来ています。

 この緩急が激しければ激しい程、視聴者に与える感動は大きくなります。

 ただ本来真逆の感情であるため、襲い掛かってきた妖が実は良い奴だった

 夏目を襲ったのは理由があったと

 我々視聴者へ納得させる形で描くのは難しいのです。

 それを平然とやってのけ、しかも丁度いい満足感を与える。

 それがこのアニメの凄いところだと思います。 

 

 「小さい頃 本当は友達が欲しかった

  人であろうと 妖であろうと それこんなにあたたかく

  僕の心に灯るのだ」

 

 「レイコは一人だった…いつもいつも一人だった」

 

 また友人帳に名前がある以上、祖母のレイコに関わりある妖が登場します。

 レイコの孤独な姿が描かれており、夏目に心情を重ねているせいか

 これが良く響きます。

 同じ妖が見える体質を持った二人ではありますが

 友人が出来た貴志と、友人が出来なかったレイコの対比は

 友人帳へ名前を奪ったレイコと、妖へ名を返す貴志にも繋がり

 共通の妖が運んで来たエピソードは、得てして過去と現在の差異を

 ドラマチックに私達へ伝え、胸中へさざ波を立ててくれます。

 

 誰にでもおススメ出来るアニメ

 おススメのアニメは沢山ありますが、誰にでも、となれば条件は別です。

 自分が面白いアニメが、紹介した人も面白く感じるとは限らないからです。

 やはり好みがあるのです。

 しかし不思議とこのアニメに限っては、悪い話を聞きません。

 まああくまで私の周囲と言う狭い範囲に限定した話なのですが。

 

 「一度、愛されてしまえば、愛してしまえば

  もう忘れることなど出来ないんだよ」

 

 オタクだろうと不良だろうと、男だろうと女だろうと

 流石に老人に進めた事はありませんが、みんな面白いと言っています。

 なんか怪しい宗教あるいは、悪徳マルチのキャッチセールスみたいな

 如何わしい文言になってしまいますが。

 

 けど面白いアニメに理由はないのです。

 幅広い人に愛され、かつ惹きつけるこのアニメは

 今回五期目がスタートしたわけですし

 それだけ多くの人が楽しんでいる証拠です。

 グッズも売れるし……。

 

 一応このブログがオタクになりたい人へ向けて、電波を発してると言いますか

 そう言うコンセプトのもとアニメを紹介してますので

 この記事を見た人がオタクになるのかは知りませんが

 アニメオタクを自称するのであれば、押さえておきたい

 自ずといつかは見るであろうアニメになると私は思います。

 やはりこれも私の狭い料簡なのですが。

 

 評価は文句などあろうはずもなく。

 

 夏目友人帳:評価★★★★★

 

 後書きと言うか今回の後日談。もとい追伸。
 
 初めて出た満点。
 時にどういう基準で評価してるかと言えば
 純粋に自分が好きなアニメは高評価にしてます。
 あと評価が低くても、長ったらしい文章書いてるアニメは総じて
 個人的に好きなアニメとなります。
 
 逆に短い記事で紹介されたアニメは――まあ察してください。

 1期:2008年7月。2期:2010年7月放送。各12話、全24話。

 2016年10月:3期『ブレイブウィッチーズ』放送開始。

 今回の紹介は1期、2期合わせたものとなります。

 

 このアニメは二十世紀初頭を描いた魔女の物語となります。

 現実と違うのは、この世界には魔力が存在し、世界大戦ではなく

 ネウロイと呼ばれる異形の存在が敵である点です。

 彼等は圧倒的な戦力と、瘴気による汚染により

 すでに欧州本土の大半が陥落、侵略されてしまっています。

 もはや人類が生存するには

 魔道エンジンによる飛行脚『ストライカーユニット』を操る少女達

 ストライカーウィッチーズに望みをかけるしかありません。

 

 そんな世界情勢の中、主人公の宮藤芳佳は類い稀なる資質を見込まれ

 ストライクウィッチーズの教官、坂本美緒にスカウトされます。

 父親の死にトラウマを持つ彼女は戦いを嫌い、入隊を拒んでしまいますが

 戦火の中で自分に出来ること、人々を守りたい

 そう願い戦列に加わる事となります。

 

 格好良く戦う少女に目を奪われる

 このアニメには有り勝ちなことなんですが

 男性受けしそうなキャラクターが多いです。

 そのため、どんな戦闘でも生えます。

 魔力を使うと頭に獣耳が、尻に尾が生えコスプレ感じが増し

 それがまたなんとも可愛らしく良いキャラデザしています。

 また主に空中戦をメインにしてますので

 スピード感あふれるカメラワークと

 縦横無尽に滑走する彼女達の姿は目を奪われます。

 ネウロイから放たれるビーム攻撃を受けきる

 シールドと呼ばれる防御方法も、独特な魔法陣が描かれ

 厨二心を惹かれますね。

 

 「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」

 

 多くの視聴者がそう感じているように

 私も彼女達の格好は前衛的過ぎる気がします……。

 某監督も言ってましたが、パンツじゃないって言ってもコレはパンツです。

 

 「スースーする」

 

 このアニメは大変露出が多いです。

 普段着がスカート履き忘れてる状態なので、当たり前っちゃ当たり前なんですが

 しかしそれにしても日常生活は、レズレズし過ぎです。

 いいぞ、もっとやれ。

 裸でいちゃつく姿は、光やら湯気やらで健全さを保っていますが

 完全にエロアニメです。

 ほんと、なんでこれ文化庁芸術祭推薦アニメに選出されたの……。

 

 話は薄っぺらいけど、展開は熱い

 基本的にこのアニメは

 宿舎での日常からトラブルが起き

 ネウロイが攻撃し、ピンチに陥り、ウィッチ達の友情で打開、ハッピーエンド。

 ……と言うのが、大体の流れになります。

 しかし決して内容はチープではありません。

 

 特に2期は開始から熱い。

 1期の最終話で解散してしまい、バラバラになった仲間が一堂に集結し

 再びネウロイと戦うべくチームを結成するのです。

 

 「新たな脅威に対し、我々が為すべきことはただ一つ。

  ここに、第501総合戦闘航空団ストライクウィッチーズを再結成します!」

 

 そしてなんと言っても宮藤芳佳の名言。

 

 「ウィッチに不可能はありません」

 

 かつて自分に言われた台詞を言えるまで成長した彼女は

 そこから始まる怒涛の戦闘シーンで仲間の援護を受けながら戦います。

 

 「宮藤、思った通りだな。お前には空が一番似合う。

 そこがお前の居るべき場所だ」

 

 面白いシーンは一気に盛り上がり、テンションを上げてくれます。

 

 まあ個人的な疑問点なのですが

 主人公の元へ送られた父の手紙はなんだったのか

 ネウロイとは何者なのか

 なぜ仲間割れをしたのか

 と言う疑問は解決されることなく終わってしまったのは残念ですが

 話は一話完結でサクサク進みますし

 見どころの戦闘シーンは丁寧に描かれています。

 脚本が良いんですね、恐らく。

 その為、本編が全く進まなくとも面白くアニメを視聴できます。

 

 オタク向けの良作アニメ

 このアニメは8年前に放送されたアニメなのですが

 今だに根強いファンから熱烈な支持を受けている作品です。

 

 またアニメオタクになりたい人が押さえておきたいアニメとして

 このアニメは良く名前が挙げられます。

 有名であると同時に、評価も高く、キャラが魅力的で人気がある。

 人によっては神アニメと言われるのも頷けます。 

 

 が、個人的な感想を言えば、そこまで持ち上げられるほど

 面白いアニメかと言われたら一考の余地があるのは否めません。

 良アニメっちゃ良アニメなんですが……

 なんかイマイチ物足りない、小さくまとまった作品のような気がします。

 

 まあでも良アニメであることに違いはありません。

 まとめて一気に見てしまえる安定した面白さがあります。

 三期も始まりましたし、人気シリーズですので

 まだ見ていない人にはおススメします。

 

 ストライクウィッチーズ:評価★★★☆☆

 ストライクウィッチーす2;評価★★★★☆

 

 総合評価は一つマイナスで

 

 評価:★★★☆☆

 

 後書きと言うか今回の後日談。もとい追伸。
 
 画面がバッキバキに割れて
 不健康なネウロイみたいな液晶になったので
 新しくスマホ買いました。
 買いました……。
 高ぇよ、スマホ。スマホ買う金で平日ならグアム行けるよ……。
 

 

 2016年4月6日よりTOKYO MXより放送。

 全12話で朝霧カフカさん、春画35さんの漫画。

 

 このアニメは異能力バトルモノで最大の特徴は

 登場するキャラクターが実在した小説家からとったものなのです。

 名前をもじるのではなく、そのまま登場しますので

 ちょっと新鮮ですね。まったく似てませんが。

 

 主人公の中島敦は自分の異能が原因で孤児院を追い出された少年です。

 たまたま川原で飢え死にしかけていたところ

 川を流れて来た太宰治と出会います。

 

 太宰は異能を持った人間が集まる探偵組織

 武装探偵の一員で、中島は入社後様々な事件に巻き込まれます。

 

 一方で、このアニメの世界には武装探偵以外にも

 異能力者を多く囲った集団が存在します。

 ポートマフィアと呼ばれる組織で、名前の通り彼等はマフィアであり

 武装探偵とは敵対している関係にあります。

 

 本編では中島の意能力が、このマフィアに狙われており

 本人の意に関わらず、物語の渦中へ巻き込まれてしまいます。

 

 個性豊かな探偵達の事件簿

 登場するキャラクターの名前がすでに個性的ですから

 読書好きな方なら、名前を聞いてしまうだけでにやけてしまうかもしれません。

 

 またキャラクター設定にも、僅かに実在した小説家を反映させた部分があり

 他のアニメとは異なる楽しみ方も出来ます。

 例えば、本作の太宰治は自殺マニアで、実在した太宰もまた五回自殺をした

 事から繋がりが見えます。

 国木田独歩も、男尊女卑な男として語られていましたし。

 

 まあこのように、キャラクターが実在した作家とリンクしているだけでも

 十分キャラが立っているのですが、それに加えて彼等は異能を扱えるのです。

 しかも自らの著書が技名と言う斬新さ。

 月下獣、人間失格、独歩吟閣、細雪。

 

 技名としは、大変面白い試みで、ありっちゃありだと思いますが

 

 宮沢賢治が使う『雨二モマケズ』は流石に無理を感じました。

 与謝野晶子に至っては『君死給勿(きみしにたもうなかれ)』で

 もはや苦しいを通り越してギャグです。

 

 もっとも、武装探偵者の社長を務める福沢諭吉の能力なんて

 『人上人不造(ひとのうえにひとをつくらず)』と謎の皮肉がこもってますが。

 

 なお、これはどうでもいい薀蓄なのですが

 時に福沢諭吉の『学問のすゝめ』は、天上天下唯我独尊みたいなニュアンスで

 広がってしまってますが、正しい意味は世間の一般認識とは真逆で

 勉学を積んだかどうかで、人の世は優劣が決まると説いています。

 

 社長の技名が、学問のすゝめから引用したってことは

 もっとキリキリ働けと言う暗喩なのでしょうか。

 穿った見方だとは思いますけど、小説家の名前が絡んでくるアニメですし

 そう言う楽しみ方もありっちゃありです。

 

ストーリーよりもバトルを重視した作品 

 良く動くアニメだと思います。

 特に中島がポートマフィアの幹部、芥川龍之介との戦闘シーンは

 異能力バトルモノっぽい、いい意味での滅茶苦茶な感じがして盛り上がれます。

 中島が吹き飛んだ瓦礫に乗って奇襲したシーンが個人的なお気に入りです。

 るろうに剣心の弥彦が使った見様見真似、龍槌閃を思い出しました。

 

 キャラクターが、強いては絵が好みに合うのでしたら

 このアニメは相性がいいと思いますし、面白いと思います。

 逆説的に言えば絵が気に入らなかった場合、

 このアニメはあなたの貴重な時間を奪います。

 

 「……済まんな」

 

 まあ……

 アニメなんて動いてなんぼじゃない!

 異能力バトルなんだから細ぇ話はいいんだよ!!

 太宰治と心中したい

 って人にはお勧めです。

 

 こう言っちゃ根も葉もないんですが、アニメなんてのは結局のところ

 自分の好みに合うかどうかなので……。

 

 まさに

 「僕がよければすべてよし」

 江戸川乱歩の座右の銘こそ全てです。

 

 あまりタイトルとストーリーがリンクしていない気が……

 しかし好み云々の話をした上で、あえて言わせてもらえるなら

 このアニメは作家の名前と作品を用いただけのアニメです。

 

 ぶっちゃけて言えば、キャラの名前が作家の名前を流用する必要がありません。

 話題性はありますが本編とは全く関係ないので

 作家の名前でなくともアニメが成り立つのです。

 

 ストーリーは太宰治の過去や中島敦の異能など

 伏線も張ってあるのですが、全体的に物語としては面白味に欠けます。

 バトルは面白いですが、話はイマイチ。これが正直な私の感想です。

 乱暴に言えば、主人公が虎になって悪い奴等をぶっ飛ばすアニメなのですから。

 

 ちょっと惜しいアニメ、或は偉大な作家の名前を使う烏滸がましいアニメ。

 そう揶揄する人が出るのも仕方ない事なのかもしれません。

 

 とは言え、アンチと呼ばれる方々は作品の知名度が上がれば

 必ず一定の数は出てきてしまう物ですし

 繰り返しさっきも言いましたけど

 アニメなんてのは自分が楽しめればそれでいいのです。

 ですから他人の批判を受けて、自分の価値観に疑問を持ってはいけません。

 作中に登場する太宰治もこう言ってます。

 

 「自分を憐れむな。自分を憐れんだら、この世界は終わりなき悪夢だよ」

 

 このアニメを悪夢にするかどうかはあなた次第です。

 ちなみに私はそこそこ楽しめました。

 ちょうど2期もやってるのでおススメです。

 

 文豪ストレイドッグス:評価★★☆☆☆

 

  後書きと言うか今回の後日談。もとい追伸。

 
 今やってるアニメの前期+αを重点的に紹介していこうかなと
 思う今日この頃です。
 
 あ、ちなみに一番好きなキャラは江戸川乱歩。
 奇しくも今季のアニメのタイトルになってます。
 ほんと、著作権切れた途端やりたい放題なんだから……。

2015年12月24日よりCOMICOアプリにて配信。

2016年7月1日よりTOKYO MXにて再放送。

全26話で原作はくろせさんの漫画。

 

このアニメはラブコメです。

女の子みたいに可愛らしい桃月と、変人の栗原が交際を始め

徐々に二人の距離を縮めていく姿を描いた、青春ラブストーリーです。

 

二人の関係は見ていて、初々しさともどかしさがある

実にフレッシュな恋愛で、見ているとキュンキュンします。

 

 変態だけど真っ直ぐな恋心で悶えながら

好きな人の事を良く知りたい、と言うのは誰しも共感してもらえる話だと思いますが

このアニメのヒロインは、既に知り過ぎている程、恋人の桃月の事を知っています。

 

「どうしよう、何て話しかけたら 常日頃から ストーカーの如く

ももくんを観察しまくり 調べつくしてしまっている私には 今さらまともな質問が

まったく浮かんでこなひぃい」

 

ちょっと天然の入ったユルフワ変態女子の、上がり切ったテンションと

渦巻く赤裸々な胸の内は、応援してあげたくなるもどかしさに満ちています。

 

他にも彼女は、待ち伏せ、盗撮、情報収集

挙句の果てには変態収集癖まであります。

そんな栗原ですが、桃月と一緒にいる時は、照れや恥ずかしさで一喜一憂し

中々思いを口に出せない奥手な面を見せ、本性とのギャップが萌えさせてくれます。

 

「好きです 付き合ってください」

 

多分男だったら、この一言でくらっとくるのではないでしょうか。

もうとにかく可愛い。可愛過ぎるのです。

意外と不器用だったりするのも得点高いです。

 

「今日のももくん可愛い~」

「授業中のももくん、きゃわわ!」

「はぁ~今日も、ももくん可愛よす~」

 

桃月のことしか目に入らない栗原の暴走っぷりも

アニメの魅力の一つと言えましょう。

 

 初心だけど純粋な好意にトキメキながら

そんな美少女の思いを一身に受けるももくんこと、桃月も滅茶苦茶可愛いです。

栗原が肉食系女子過ぎる一面があり、対して彼は控え目な優男なため

ときどき、ヒロインが逆転して見えてしまうほどです。

長らく視聴を続けていますと、もう二人ともヒロインに見えてきます。

 

時に少し前の話になるのですが、以前『俺物語』なんてアニメがありまして

アレは滅茶苦茶可愛く女子力高い少女が、男らしいけど三枚目の主人公との間で

広げられる恋物語として、映画化になるほどの人気を博した事がありました。

あれを見て、アンバランスさに違和感を覚えた人も少なくはないでしょうが

 

そんな目の肥えた方でも当アニメは、純粋に楽しむことができます。

よりオタクの心を掴むと言いますか

ラブコメながらも、視聴者へ恋愛要素を押し付けない自然な描写が秀逸なのです。

恋愛特有の擦れ違いや、葛藤を描くアニメではありませんし。

 

「そもそも 俺 栗原さんについて 知らないことが 多すぎるんだよなぁ」

 

もちろん恋愛要素もふんだんに練り込まれております。

相手の為に何かしてあげたいと考える桃月の純粋な気持ちは

現実世界の恋愛模様とは一味違った、

キュートで心地よい胸の高鳴りを感じるかもしれません。

 

「へへっ仕返し」

 

まあどっちも可愛いので、いくら他人の恋愛だろうと目の保養になります。

 

 コメディ色が強いからこそ生きる恋愛要素

ラブコメと言うぐらいですから、恋愛とコメディーは切っても切り離せません。

思うに、このアニメは恋愛要素を桃月が、コメディーを栗原がと

絶妙な配分で組み込まれています。

 

声優さんが頑張って演じてくれてる以前に

声がキャラクターとピッタリ合ってるのも個人的に感触良いです。

 

ただストーリー上の欠陥と言いますか

これは仕方ない事なのですが、二人の恋愛を中心に動いた日常アニメであるため

これと言った目ぼしい盛り上がりもなく、人によっては途中で飽きてしまうかもしれません。

 

とは言え、このブログは個人的な感想をコンセプトとしておりますので

私的な感想を言わせてもらいますが、このアニメは面白いのです。

 

先にも言った通り、飽きてしまう人もいるかもしれませんが

このアニメを視聴していて、二人の関係に惹きこまれるような変化はなくとも

それがイコールで退屈に繋がるわけではないのです。

むしろ安定した面白さがあるため、ハズレの回がなく

これは週アニメでは大変喜ばしく、一視聴者として嬉しいところではないでしょうか。

 

ももくり:評価☆☆★★★

 

 後書きと言うか今回の後日談。もとい追伸。
 
イチゴって素晴らしいよね。
あと萌えって言葉、久しぶりに使った。

 

2016年7月4日よりテレビ東京にて放送。

全12話で、原作は真じろうさんの漫画。

 

主人公の赤塚正義

(読み:ジャスティス。通称:セーギ。当ブログではセーギで統一)は

名前通り正義感の強い高校生なのですが

ある日、チンピラに絡まれている男性を助けたことをきっかけに

彼から特別な力と、手の甲に刻まれたタトゥー(以下、呪紋)を与えられます。

 

また翌朝たまたま出会った少女、イギーから呪紋は国家機密であること

セーギのように何者かによって流出したこと

自分達はエージェントであり

セーギにも回収を手伝ってもらいたいことを告げます。

 

このようにセーギは呪紋をめぐる陰謀や

謎に巻き込まれていくことになります。

 

ドタバタした日常は唐突に塗り替えられ 

どんなアニメかと訊かれたら返答に困るアニメ。

 

「その時俺は世界の裏側に足を踏み入れたんだ」

 

主人公は悪と戦う正義感の強い少年。

路地裏で絡まれている男性を助けるところから物語は始まります。

 

「貴方は手に入れてしまったの。対価もなしに望むモノを得る事はできない」

 

ひょんなことから彼は助けた礼に、理法食らい(ヴォイド・メーカー)と呼ばれる

無鍵(むげん)の呪紋を手にします。

ヴォイドメーカーは空間を飲み込んで虚無を作る能力で

セーギは血をトリガー(代価)として発動させます。

 

「ヴォイドは自分も他人も生物も非生物も区別なく、その一切を飲み込むわ

そして、それを防ぐ手段は存在しない」

 

得てして異能力を手にしたため、セーギは今までの日常生活とはかけ離れた

世界の裏側を知ってしまいます。

アメリカ陸軍、中尉の肩書を持つ少女イギーとの出会いで彼は

戦うことを余儀なくされるのです。

 

しかしセーギは国家の為ではなく、イギーの為に働きます。

 

異能力バトルモノ特有の、筋書きを並べて作った堅苦しい設定に縛られない

このアニメは肩肘張らず楽な姿勢で楽しむことができます。

 

 独特なテンポで繰り出されるギャグに翻弄されながら

このアニメが人を選ぶ理由の一つにギャグが挙げられます。

シュールだったり、あからさまだったり、あざとかったり、空気読まなかったり

物語の中核に触れたシリアスなシーンだろうと関係なく

街でばったり出会ったラスボスが相手だろうと容赦なく

学校、アジト、研究所、戦場 、場所すら選びません。

 

稀に狙ったギャグシーンでもないのに

ギャグになってしまうアニメがありますが

このアニメはシーンどころか、本編そのものがギャグです。

頭突きでキャベツ砕いて見せたり……。

 

「何じゃワレェ」

「お魚くわえたドラ猫で悪いか、ワレェ」

「ああん? やんのかワレェ」

「あっち行けや! イてまうぞボケェ!」

 

この台詞は、突然現れた野良猫と共に現れた謎の字幕です。

本当に唐突過ぎて、もはや意味がわかりません。

ですが、これがこのアニメにおける面白味の一つなのかもしれません。

 

個人的には折角盛り上がってるシーンなのに、水を差すようなタイミングで

ぶっこんでくるギャグは、茶々を入れられたようで熱が覚めました。

 

ですので注意書きを一つさせてもらえるなら

このアニメを真面目に見てはいけません。

冷やかし半分と言えば聞こえ悪いですが、斜に構えて見れば面白い作品です。

 

 有り勝ちな設定で奇を衒ってくる作品

異能力バトルモノのアニメで、誰もが目を引く新しい作品と言うのは

様々なアニメが存在し、目新しさに乏しい今日では難しいのかもしれません。

しかし当然ながら面白い作品と言うのは、いい意味で視聴者の予想を裏切り

あっと言わせるエンターテイメントであるべきです。

 

先がわからないと言う点では、このアニメは文句のつけようがありません。

特に最終話のラストバトルは

途中から見た人ならアニメを間違えたと誤解しかねません。

 

辛辣な言葉を言うようですが、ところどころ雑です。

温めた伏線を生かすことなく

……もとい温めた伏線があったかどうかさえ疑わしい。

少なくともシリアスな緊張感とは無縁の、設定ばかりが重たいアニメです。

 

もっともこれはストーリー的な問題であり、評価であり

女の子のキャラクターが、エロ可愛く動いてくれるだけでも見る価値はあります。

色々思うところはありますが、とやかく言っても批判にしかなりませんので

最後に一言だけ、閉めたいと思います。

曰く――可愛いは正義だと。

 

タブー・タトゥー:評価★★☆☆☆

 

 

 後書きと言うか今回の後日談。もとい追伸。
 
また偉そうなことを言ってしまった。
けど、最終話のバトルで突然
出来そこなったハクオロさん出てきた時は悪い冗談かと思った。
キャラは文句なしに可愛いんだけどなぁ……。

 

2016年6月28日よりAT-Xにて放送。

全13話。原作はワザワキリさんの漫画。

 

このアニメは主人公、芦屋花繪が一匹のモノノケと会うところから始まります。

それまで妖怪や幽霊と言ったオカルトを信じていなかった彼ですが

たまたま道で出会ったモジャモジャの妖怪に好かれ、憑りつかれてしまいます。

 

たまたま妖怪祓いの張り紙を見つけた彼は、助けて貰おうと電話し

それをきっかけにモノノケ庵主、阿部晴斎と出会い、彼の元で働く事となり

やがて様々な妖怪と接するうちに、彼等の理解を深めていきます。

 

人間一人一人にドラマがあるように

このアニメでは妖怪一匹一匹にドラマがあります。

非力ながらも困ってる妖を本気で助けようとする

主人公の姿勢は心を打つものがありますし

最終話の恩返しには心温まるものがあります。

 

 人の為ではなく、妖怪の為に祓う妖怪祓い屋

よくアニメに登場する祓い屋ですと

人に仇なす悪霊を、呪文やお札で退散させるイメージが沸きますが

このアニメはPVでも言ってる通り、妖の為に祓う妖怪祓い屋です。

人目線で描かれる今作は、斬新と言えば斬新なのかもしれません。

 

「人の為じゃない俺は妖怪の為に祓うんだ」

 

そのため訪れる客は妖怪が多いです。

確かに見た目は変わっていますが

心穏やかな妖怪達は、人を貶めたりせず

どこか尊重している節すらあります。

 

「人でもないのに寂しい嬉しい、そんな感情があったなんて」

 

心にときおり妖怪達が見せる温情は

現代社会のストレスなどで荒んだ心に染みわたり

忘れてしまった何かを思い出させてくれるかもしれません

 

 さらっとした口当たりのアニメ

ちょっとした暇潰しにちょうどいいアニメだと思います。

ただ正直に言うなら物足りなさを感じます。

物語に込められたテーマが強く描かれているわけでもなく

少し辛口に批評しますが

このアニメは妖怪の頼みを聞くだけで、物語が動いていないのです。

 

一応後半は主人公の能力が消えるアクシデントが起きますが

イマイチ、盛り上がりに欠けます。

解決もアッサリし過ぎて、放っときゃ治るんじゃないか?

なんて、もやしもんみたいなことを思ってしまいましたし。

 

残念ながら13話見た現時点で私は、一言でこのアニメを紹介するならば

xxxholicと夏目友人帳を足して割ったアニメ

これに尽きますし、それ意外の感想を持てませんでした。

 

せめて一話から張られていた主人公の苗字に対する伏線や

突然主人公が妖を見えるようになった理由

前モノノケ庵当主がいなくなった理由

阿倍春斎の過去。隠世にまつわる話。

その辺りを掘り下げて見たかったです。

 

まあ原作を読めばわかるのでしょうが

そのうちやるであろう二期に期待します。

 

不機嫌なモノノケ庵:評価☆☆☆★★ 

 

 後書きと言うか今回の後日談。もとい追伸
 
少し辛辣な評価をしてしまった感がある。
記事も普段より短めだし。
あ、そう言えば今日杉田さんの誕生日だ。
 
 
 

2016年7月11日よりTOKYO MXにて放送。

全12話で原作はONEさんの漫画。

 

このアニメの主人公モブこと影山茂雄は

超能力者でありながら生活に超能力は不要と考える不器用な中学生。

彼は年相応に勉強へ励み、部活を頑張り、恋をし、悩み

時に知り合いのインチキ霊能力者のアルバイトもこなす。

 

そんな彼の非現実的なコメディチックな日常物語です。

 

現実離れしながらも、中学生の心情を上手く描き

バトルもあり、シリアスもあり、ギャグもある。

 

このアニメが持つ面白さは実に様々で

気が付けば、あっと言う間に全話見終わってしまいます。

 

 思わぬ名言に心が震えてしまう

主人公のモブは師匠であるインチキ霊媒師、霊験新隆のもとで

修行と言う体で日々アルバイトをします。

霊験は名前とは裏腹に霊感0の一般人なのですが

言葉巧みな会話術により、彼を訪ねる顧客とモブを上手く騙しています。

 

「お前の力は使わねぇと勿体ないんだ。

俺の手伝いは人助につながるし一石二鳥だろうが」

 

中には本物の悪霊退治を頼まれることもあり

そのたびに霊験はさも霊能力者であるような台詞を言い

かつすべての仕事をモブに一任するわけですが

 

「師匠。何か感じませんか?」

「そういやかなり湿気があるな」

 

このギャグテイストなやり取りが、実に小気味よく作者のセンスが光ります。

 

そんなインチキ霊媒師霊験は、弟子のモブをぞんざいに扱っているようで

モブの事を良く考えてますし、とても大事に思っています。

言葉ではなく仕草や態度から伝わる思いは

霊験の人柄の良さを表していて、見ていて暖かい気持ちになります。

超能力や日常生活の悩みを抱えているモブに

親身かつ的確に、胡散臭い正論でアドバイスしてくれるのです。

 

「問題の先送りはいかんぞモブ。

やりたくないことはきっちり断らないと」

 

これが中々、奥の深い名言でして

霊験の言葉はひょっとしたら

自身の胸にさえ突き刺さる、進言やもしれません。

 

 視聴者にまで伝わるモブのフラストレーション

この作品に登場する超能力者は、

大抵自分の私欲を満たすために能力を使いますが

作中最強であるモブは、日常では超能力に頼ったりしません。

 

結果理不尽な目にあったり、嫌な思いをしたり

損な役回りをすることも多いです。

その都度溜まるモブのストレスは、カウントと言う目に見える形で

蓄積されていくのがわかり、ストーリーへ惹きつけてくれます。

そしてカウントが100%になったとき、モブはとてつもない力と共に爆発します。

 

見応えのある戦闘シーンは、着実にモブを苦しめ

カウントと共に興奮を高めていきます。緊張感を生み

視聴者の期待感を煽りつつ、モブの確かな実力からくる反撃は

今まで堪った鬱憤を晴らし、痛快なまでのカタルシスは実に爽快です。

 

しかしモブは、その膨大な力に戸惑いを感じている節があり

暴走した自身に恐怖すら感じています。

 

その辺りの描写も秀逸で、よりモブに好感を抱かせてくれるのです。

 

 

 アニメスタッフが贈る本気のCコース

なんと言っても凄まじいバトル。

このアニメは戦闘シーンから開始されるわけですが

想像以上に滅茶苦茶動きます。

見入るあまり一気に作品へ引き込まれ

とてつもない興奮に熱くなり、これから始まる物語のテンションを一気に高めます。

 

本作品はギャグや名言に加えて

とにかくバトルシーンが凄いです。

瓦解する校舎の描写、暴走したモブの圧倒的な存在感

そして最終回のバトルで繰り広げられる作画。

どのシーンをとってもクオリティーの水準が高く、圧倒させられるのです。

 

個人的に中でもお気に入りは

路地裏で繰り広げられる敵との交戦です。

超能力者同士の、超次元バトルは、もはや凄いとしか言い表せません。

 

評価は満点にするか迷いましたが……星4つにします。

ですが、マイナスと言うマイナスの要素はなく、

私は純粋にこのアニメはおススメします。

 

モブサイコ100:評価★★★★☆

2016年4月3日よりテレビ東京にて放送。

全25話で原作は長月達平さんのライトノベル。

 

このアニメは異世界へ転生した主人公、菜月昴がヒロイン、エミリアに助けられ

恩返しをする中で、様々な困難に直面し、乗り越えていくアニメです。

 

異世界転生モノならではの、独特な世界観が魅力です。

割かしエグイ、それでもって心に響き、主人公の内面を抉る

過激なシリアス描写は作品に深く入れば入るほど

絶望的な気分にさせてくれるでしょう。

何度折れても困難に立ち上がるスバルの姿は

王道の主人公そのもので格好いいです。

 

またギャグパートの軽快な掛け合いは

よりシリアスを際立たせるエッセンスにもなっております。

 

 コンビニを抜けるとそこは異世界だった

始まって早々、まさに初手で説明もなく異世界へ飛ばされたスバルは

アニメ開始数分で最初の受難に見舞われます。

 

コンビニの袋を手にぶら下げ

部屋着のジャージで中世ヨーロッパを彷彿とさせる

異世界へ迷い込んだ彼は、私達同様、なんてことない普通の一般人です。

 

「俺みたいなゆとりは納得できないよ!

エクスカリバーのひとつも持ってねえし!」

 

そんな彼は路地裏で、チンピラ三人組と遭遇し

ゲームのRPGよろしく、倒して経験値を稼ごうと考えますが

――リンチにされます

 

「俺が君に礼をしたい。だから手伝いたいんだ」

 

そこでたまたま出会ったヒロイン、エミリアに助けて貰ったことで

彼は強い恩義を感じ、盗まれた彼女の徽章を探す手伝いをしますが……。

 

 文字通り死を乗り越え辿り着くハッピーエンド

 

エミリアを連れてスバルはスラム街を歩きます。

盗品も扱った店で、無残な惨殺死体を目撃した後

なすすべもなく、しかも呆気なく殺されてしまいます。

 

この作品最大の特徴は、主人公が良く死ぬところにあります。

ですが記憶を受け継いだまま、過去へ戻れる彼は

その未来予知にも等しい力を使い、自分が殺される未来を打開するのです。

 

「テメェぶっ飛ばしてハッピーエンドだ!」

 

しかし前の記憶があるのは自分だけで、彼が上手く立ち回ろうとすればするほど

次々に新しいトラブルへ巻き込まれてしまいます。

これから始まる地獄のループは、少しずつスバルを追い込んでいくのです。

 

 ヒロイン以上に個性的なサブヒロイン達

この手のアニメには、可愛らしいキャラクターが多数登場します。

濃い女性キャラにヒロインの個性が埋もれてしまうことも多々あります。

インなんとかさんとか……。名前ばかりが明るい人とか……。

 

幸か不幸か、面白いアニメには我の強い個性豊かなサブヒロインが多く居ます。

この作品にも、双子の鬼のレム、ラム。禁書庫のベアトリス、etc。

 

「ここから始めましょう。一から……いいえ、ゼロから!」

 

中でもサブヒロインのレムは、作中でもトップの人気を誇る

本作品を代表するキャラクターです。

もうこの子がヒロインで良いんじゃないかな……。

そんなヒロインも容赦なく殺される

しかも物語の性質上、一度や二度ではなく何度も。

 

どんな殺され方をしようと、死に戻りで立ち上がる

スバルの絶望から足掻く姿に心揺らされる事でしょう。

 

ただやはり死の重さが薄れると言いますか

どれほど絶望的な条件を前にしても、ヒロインが殺されても

死と言う絶対的な終わりのない本作は、然程ショックを受けません。

 

あるシーンで私は、ちょっとマズイ展開になった途端に

さっさと自殺してなかった事にした方がいいんじゃないか?

なんて、覚めた考えが頭を過ったぐらいです。

 

視聴を続ければ、続ける程

熱が引いてくのを感じました。

 

ですが徐々に壊れていくスバルや、周囲のキャラとの擦れ違い

必死に状況を打開する姿勢、献身的なサブキャラクターとの友情。

これらは王道的なファンタジーが持つ、ハズレのない面白味だと思います。

 

2クール、全25話でボリューミーな内容ですし

最終的に見終わった感想は、まあまあ面白かったので満足はしています。

 

Re:ゼロから始める異世界生活:評価★★☆☆☆

 

 後書きと言うか今回の後日談。もとい追伸。
 
個人的にどうもスバルを好きになれない。
なんでこんな奴のことを、レムは好きなのだろうか……。
悔しくて脳が震える。

 

2016年4月7日よりTBSで放送。全12話で原作は乙橘さんの漫画。

 

このアニメは母を亡くした少年が引き取られた叔父の家でメイドとなり

家族の暖かさを再認識させてくれます。

 

コメディタッチが強い作品ですが

作品に込められたテーマは、大切なものを再確認させてくれるはずです。

 

 あるようであまりなかったショタメイド

主人公の少年がメイドとして働く話。

 

はたらかざる者食うべからず

 

親戚もなく、母一人、子一人で生活していた主人公は

母の死をきっかけに天蓋孤独となります。

 

叔父の鷹取円に引き取られる事になったのですが

今まで親戚はいないと聞かされていた彼は

突然現れた叔父へ不信感をあらわにします。

また母の死の間接的な原因を

手を差し伸べてくれなかった円へ向け拒絶もします。

しかし家族愛や円の優しさに触れるうち

そこが自分にとってかけがえのない居場所へ変わっていくのです。

 

このように――

本作品はコメディ作品でありながらも

割かし重たい設定になっています。

 

もっとも千尋の可愛らしい容姿や、所々散りばめられたギャグにより

シリアス独特の陰鬱さは感じられません。

 

 設定自体はありきたりだけど……

ストーリーはハートフルな義似家族を描いた日常系ですが

家族をテーマにした本作品は一話一話しっかりと軸が通っており

メッセージ性の強い話となっております。

 

キャラクターの設定としては

お金持ちの優男だったり、可愛い小学生のツンデレ男子だったり

プリン好きの生真面目な執事、料理が出来ないドジっこ娘と

あとわけのわからないアイドル三人組

見慣れた少々飽きすら感じてしまうキャラクター設定は否めないのですが

 

「あれ? なんで俺こんな格好してるんだっけ……」

 

キャラクターが例外なく可愛いから、もうなんでも良いです。

キャラクターが立たないより、立った方が面白いと思いますし

山落ち意味などないわキャラクター立てばいいのよ

 

中でも主人公の千尋はそこいらに転がっている

一山いくらのヒロイン達と比べ別格です。

タイトル通り少年メイドとして彼は働く事となり

円の作ったメイド服を疑問を挟まず着用しては

母子家庭で培った家事スキルを惜しげなく活用するのですが

家事全般を素都なくこなし、かつ愛らしい幼い見た目は

ショタが好きな方でしたら

あざといまでにツボを付いてくるのではないでしょうか。

 

「自分の部屋ぐらい自分で片付けろ」

 

またメイドと言えば、清く正しくあきらけく

清楚で純真、包ましい、謙遜の美学を信条とするのが

多くのアニメに登場するメイドの相場ではありますが

言いたいことを遠慮なく口に出すのも

千尋が従業員として住み込みではなく

家族として生活しているが故の気心が垣間見れます。

この作品に触れ、自分も罵って欲しいと宣う情欲にかられた輩も少なくなかったですし……。

 

 

 

 OPから本編までは良作なのですが

EDが意味不明過ぎて萎えます。

登場する謎のアイドルグループが飾るEDは

本編でほんわか暖かくなったお茶の間の空気を一瞬で凍り付かせます。

また話ごとに、アイドルグループが主張者に向ける腐女子向けボイスも

ただただ背筋を薄ら寒くさせます。

 

ですが、作品事体は良作です。

書きたい物が明確に定まっているアニメ

自分の趣味と合ってさえいれば、楽しい時間を送れるはずです。

いくら本編の余韻をEDがぶち壊すからと言え

それだけの為に評価を一つ落とすのは辛口過ぎる気もしますが

ただまあ全体的に今一つ物足りない感も否めないのは事実ですので

評価は一つ減点して星二つ。とは言え、二期が出るなら迷わず見ると思います。

 

少年メイド:評価★★☆☆☆

 
後書きと言うか今回の後日談。もとい追伸。 下をクリックすると 追伸が表示されます。
千尋きゅん欲しい。
でも俺が千尋きゅん保護出来ても
近所の住民から通報される未来しか思い浮かばない。
……三次元ってやっぱ(ry

2016年4月3日よりAT-Xにて放送。全12話で原作は吉本ますめさんの漫画。

 

このアニメは東北地方の山奥にある山村で

巫女をつとめる少女、マチの日常を描いた物語です。

 

ドタバタとしたコメディ色が強く

また作中に登場するクマ、ナツは人の言葉を解し

仲良く一緒に暮らしています。

 

山奥に閉じこもっていたせいか

常識をまったく持ち合わせていないマチと

クマのくせに博識で

妙に知的なナツとの掛け合いは、実にテンポの良い笑いを誘ってくれます。

 

都会の生活を夢見る少女の受難

主人公のマチは、山奥での生活に嫌気がさし

ことあるごとに都会で暮らしたいと相談します。

 

「この村を飛び出して広い世界が見てみたい。

もう…何も知らない子供でいるのは嫌なの!」

そんな彼女は中学生。

閉鎖的で排他的、娯楽もない

生活環境に難がある田舎の生活に不満を募らせます。

また彼女は過度の田舎コンプレックスを拗らせており

社会的な常識をまったく持ち合わせていないのがナツの悩みです。

ナツは様々な試練をリハビリとして与え、マチの成長を促します。

 

「都会ってのはね、一筋縄ではいかないんだ。

半端な覚悟じゃ、都会に飲み込まれてしまうよ」

ナツが心配する通り、このアニメではマチの致命的な短所が描かれています。

極度の人見知り、家電製品が扱えない、重度のコミニティ障害。

クマでありながら電子機器すら使いこなすナツとのギャップが

さらにマチの未熟さを際立たせます。

 

しかしマチの一喜一憂がコミカルに描かれているおかげか

物覚えの悪い女の子、いわゆるドジっ子に対して沸く苛立ちはなく

コミカルな寸劇を見ている気分になるはずです。

 

またマチの拙い知識と、強情さや我儘な態度さえ愛らしく

喜びから一点、落ち込んだ彼女の傷心っぷりは

ゾクゾクとした嗜虐心が胸中へさざ波を立てることでしょう。

 

常識知らずのマチがトラブルに巻き込まれたり

あるいは自分で起こしたり

その反応や可愛らしさに悶えるうちに

だんだん彼女が持つ愛くるしさの虜になってしまいます。

つまり可愛いは正義です。

田舎コンプレックスが日常を修羅へと塗り替える

ストーリーは日常系です。バトル要素もなければ

小難しい推理パートもありません。

例えばマチがユニクロへ出かけてヒートテックを買ってくる

そんな何気ない日常の一コマに、田舎特有の不便さが加わり

自虐的なギャグを生みだします。

なんてことない極々普通に服を買う話ですら

山奥で情報が少ないマチにとっては一苦労なのです。

 

「ナツ…ヒートテックって爆…発…」

「え!?」

ヒートテックを暖房機器と勘違いする常識のなさには脱帽ですが

すでに漂い始める、そこはかとない不安感は

これから訪れるであろうトラブルの期待感を高めてくれます。

たまにテレビ番組でやってる『はじめてのおつかい』を見ているような

そんな微笑ましさが込み上げてきますね。

 

なお、彼女の波乱万丈な買い物は

目的地へ着く以前に、山で遭難しかけるという

予想の斜め上をゆく展開を見せてくれますし

コロコロと変わる彼女の表情は、本当に魅力的です。

 

後半はアイドルの話

後半のストーリーは村おこしにスポットをあてられる形。

ご当地アイドルとしてマチがオーディションを受ける話になります。

 

正直、後半は賛否両論いろいろありまして

若干人を選ぶ話になるかもしれません。

マチの被害妄想や、過保護なナツ、村おこしのため、無理強いをさせる展開。

 

どうもヒキコモリを力づくで外出させるような

個人的には好きではない展開です。

今までの話とは毛色が違いますし。

もちろん、面白いのは面白いのですが

展開が急に感じ、まったく別のアニメを見ている感じがしました。

 

巫女もクマも関係ありませんし

このアニメが持つ軽快さも失われているように思えます。

些かシリアス展開があり、私はシリアスな展開に抵抗はないのですが

マチの犠牲を前提とした、言わば生贄の強要は

マチが人間として大きく劣っている事実を踏まえましても

いくらなんでも乱暴すぎる印象を受けました。

 

終わり方もあまり後味が良いとは言えません。

 

キャラクターが魅力的なアニメ

やはりキャラクターが物語を支えていますので。

どれだけキャラクターを好きになれるかが

このアニメを楽しめるかどうかの鍵を握っています。

 

田舎特有な大らかなキャラクターは

それぞれが持つ欠点を欠点と感じさせない良い意味で

いい加減な性格をしており、そのポジティブな姿や

キャラクター達の距離感に親しみを感じます。

 

それだけに、どこか歯車がずれると

今まで感じさせなかった、不快感が物語に角を立てます。

もっとも日常をモチーフとしたアニメですので

そこまで酷い展開はないのですが

主人公のマチに感情が移入すれば、移入するほど

彼女の被害者気質が可愛そうに見え

どこか執拗で陰湿なイジメを見ているようですし

無理矢理ギャグで丸めている雰囲気も

前半と比べ、ギクシャクしている感は否めません。

 

ですが、通して見れば

やはりこのアニメはギャグアニメとして

そこそこ楽しい時間を与えてくれるはずです

 

マチと言うキャラクターが持つ魅力は大きく

純粋に可愛いキャラクターが出てくるアニメを見たい人に

おススメしたいです。

 

総合評価

★★☆☆☆ 2点