黒木 秀子のブログ -2ページ目

ベエル・シェバ

 8月3日、ベエル・シェバへ遠足に出かける。

 エルサレムのセントラル・バス・ステーションからベエル・シェバ行き長距離バスに乗って約1時間半。


 着いたベエル・シェバのバス駅は、ぎらぎらとした砂漠の暑さの真ん中にしつらえられた縁日みたい。水を買い、アイスクリームを食べる。

 バス車中から見てきたネゲブの砂漠は、うすラクダ色単色の世界。きょうはこれから、創世記20章21章に書かれているアブラハムがゲラルの王アビメレクと結んだ誓いの井戸(アブラハムの井戸)を見て、それからベドウィン族の生活を紹介するベドウィン博物館にも行きたい。

エルサレム

 8月1日昼前に成田を出発して、こちらの時間で2日未明にエルサレムの宿舎に着いた。約20時間の旅。

 少し眠ってから、徒歩でエルサレム旧市街の散策へ出た。


 聖墳墓教会へ行くのが目的なので、迷路のような旧市街中で迷子にならないように、ダマスカス門を行きすぎて、去年行き知った新門から入ることにした。

 暑い。ダマスカス門近くにチエ・ゲバラの顔を看板にした飲料売店があった。水を買わなきゃ。

 店主のアラブ人のおじさんに聞いてみた。「どうしてお店の名前をゲバラにしrたの?」

 答えは「I like him , I love him ! 」とのこと。人気あるんだー、ゲバラ。映画になったのは去年の春先だったと思う。チエ、25歳の革命。

 同時に、昨夏このあたりへ来た時には、やたらオバマの顔の付いたTシャツを売っていたことを思い出した。オバマ当選は一昨年の11月だっけ? 人気あるんだなーと去年も思ったものだった。ずらりと並んでぶらぶら揺れているオバマTシャツを眺めた時に私は脈絡もなく「オバマって三島由紀夫に似てるなー」と思ったのだっけ。


 午前中、旧市街を歩き、午後は新市街ベン・イェフダ通りを散策。

 帰途、思いがけない火事を見た。観光バスがひっそりと燃えていた。「え??うそ・・・」誰も騒いでいる様子もなくて、半信半疑ながら炎上するバスの方向へ歩くうちに、燃えていたバスのまわりに人だかりができてきた。消防車が到着するまでの時間、淡々と燃えているバスを見詰めて、エルサレム初日の夜は更けていったのだった。

旅日記

 名古屋から東京へ向かう新幹線車中で、久しぶりのブログ更新をしようと思ったが、なんだかインターネット接続が不安定で、遠州灘通過中にそれまで書いたものがパッツンと すべて消えたりして、幾度もやり直す内に意欲がめげてしまった。

 というわけで帰宅してから書いている。

 きょうは愛知県丹羽郡にある大口南小学校へ伺った。ご縁があり、お声をかけていただいてお伺いするのも今年で3年目? 毎年夏休みの猛暑の頃におたずねしているので、印象も「熱い熱い」となってしまっている。きょうも厚かった。でも、先生方の読書教育へのお」志も熱かった。平成24年度には、学校図書館を建物の中心に置いた新校舎が建設されるとのこと。それを見据えて、ハード面、そふと面ともに、子供が読書を「当たり前のように」ものする環境づくりへの関心の大きさに感動した。