商品化したくなる学校給食って羨ましいので「たこぺったん」買いに行った | コン美味食文化論2

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時に風味舌禍な「いけずな京女」のブログです。

 

突然ですが、イトーヨーカ堂大森店(東京都大田区)です。
こちらに、
大田区発祥の給食メニューがお惣菜として売られていると聞き、やってまいりました。
その名も
「たこぺったん」

 



栄養バランスや調理のしやすさを考えて、たこ焼きをかき揚げ風にアレンジしたもちもち食感のメニュー。
たこだけではなく、栄養豊富な大豆、人参、トウモロコシなどの野菜も使用。

(イトーヨーカ堂のニュースリリースより)

 


そもそもは1995年頃、大田区内の中学校に勤務していた栄養士さんが「たこ焼きを食べたい」という中学生の希望をなんとかかなえたいと考案したそうです。

 

考案した栄養士さんのコメントあり


生地を油で揚げ、火の通りを良くするため、手で少し押して「ぺったんこ」にしたことから、この名前がつけられました。
給食でたこ焼きを焼いてる余裕はないので、調理の効率化とおいしさを両立したメニューと言えるでしょう。

 


さて、「地域と連携した商品開発を推進」を掲げるイトーヨーカ堂は、「たこぺったん」の惣菜商品化を起案。
大田区立志茂田小学校6年生(令和5年度卒業生)の児童47名と共同で、商品化をすすめてきました。
そして今年の4月、ついに大森店の定番商品として販売開始!

 


何回もくどくど書いてますけど、学校給食には恨みしかありませんですいけずな京女です。
(献立を考えてくれた栄養士さんや、毎日調理してくれた調理員さんたちには感謝してますが)
スーパーの総菜として商品化して、いずれは全国に広げたいっていうほど愛されてるメニューなんて、羨ましいやないの~。

 



とちょっぴり僻みつつ、食べてみました
「たこぺったん」
「あ、たこ焼の味や」
揚げ物ではあるけどそんなに油っぽくはなく、
外はサクサク、中はふわふわの食感もええ感じ。

もちろん、たこもしっかり存在を主張しております。

 


そのまま食べても十分美味しいし、ソースをかけるとさらにたこ焼感がアップしました。

 


連日売り切れるほど人気なんですって


これぞまさにソウルフード、ご当地グルメの発掘ですね。
観光客目当てに作らた“自称ご当地グルメ”には必ずどこかに無理があり、たいがい尻すぼみになりますけど。
「たこぺったん」はきっと、全国で注目を集める存在になると思います。