スターバックス精神とは | こうぼうのブログ

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「スターバックス再生物語」
つながりを育む経営
ハワード・シュルツ+ジョアンヌ・ゴードン著
徳間書店 新刊





こんにちは。







2008年のある火曜日の午後、米国スターバックスは、
国内にある7,100店舗全部を一時的に閉鎖した。
7,100の入り口のドアには鍵がかけられ、
次のような知らせが貼られた。






完璧なエスプレッソを作るための研修です。
セスプレッソを作るには訓練が必要です。
わたしたちはそのための技術を磨いています。






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こんな書き出しから始まる本ですが、
伸ばし続けている店舗の急増と順調な業績の裏で、
拡大にともなって徐々に失われていく創業精神との
葛藤を描く、奥の深い内容となっています。






株価の価値はスターバックスの方向性を決める要素なのか。





お客さまへの対応をより良いものにするにはどうしたらいいか。





金銭的な成功によって大事なことを忘れてはいないか。





財務面でうまくいっているとき、わたしたちはいかに近視眼的
になったのか。





未来が不確かだからといって、確かなことを考えるのをやめて
いいのか。





拡大意欲を保ちつつ、いかに正しい経営判断をするか。





スターバックスについて話し合いたいときにはどうすればいいか。





中核となる精神を失わずに成長を続けるにはどうしたらいいか、
成長を続けつつ、巨大企業にならずにいられるか。





スターバックスの精神とはなにか。 






急激な成長拡大をすると、「量にこだわり、質に妥協する」こと
への警告をした点で大変すぐれた本となっています。







スターバックスの使命
人々の心を豊かで活力あるものにするために、ひとりのお客さま、
一杯のコーヒー、そして一つのコミュニティから。




私たちのコーヒー
私たちは常に最高級の品質を求めています。最高のコーヒー豆を
倫理的に仕入れ、心を込めて焙煎し、そしてコーヒー生産者の
生活をより良いものにすることに情熱を傾けています。
これらすべてにこだわりを持ち、追究には終わりがありません。




私たちのパートナー
情熱をもって仕事をする仲間を、私たちは「パートナー」と
呼んでいます。
多様性を受け入れることで、一人ひとりが輝き、働きやすい
環境をつくり出します。
常にお互いに尊敬と威厳をもって接します。そして、この基準を
守っていくことを約束します。




私たちのお客さま
心から接すれば、ほんの一瞬であってもお客さまとつながり、
笑顔を交わし、感動体験をもたらすことができます。
完璧なコーヒーの提供はもちろん、それ以上に人と人とのつながり
を大切にします。




私たちの店
自分の居場所のように感じてもらえば、そこはお客さまにとって、
くつろぎの空間になります。
ゆったりと、ときにはスピーディーに、思い思いの時間を楽しんで
もらいましょう。




私たちのコミュニティ
常に歓迎されるスターバックスであるために、すべての店舗が
コミュニティの一員として責任を果たさなければなりません。
そのために、パートナー、お客さま、そしてコミュニティが
ひとつになれるよう日々貢献していきます。
私たちの責任と可能性はこれまでにも増して大きくなっています。
私たちに期待されていることは、これらすべてをリードしていく
ことです。




私たちの株主
これらすべての事柄を実現することにより、ともに成功を分かち
合えるはずです。
私たちは一つひとつを正しく行い、スターバックスとともに歩む
すべての人々の繁栄を目指していきます。