MDR-1Aバランスケーブルを自作 | angsyally1112のブログ

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人生残り少ない暗愚舎利の日々の思いを綴ってゆきます。



半田付けに必要と思われる機器を一揃い準備して、K601断線修理の後、今度は、バランスケーブル自作への挑戦です。


以前、T-1をバランス化して貰った時は、送料を含めれば1万円近く掛かった記憶があります。今後は、自分で作ろうと考えています。



先ず手始めにSONY MDR-1AのXLR4ピンバランスケーブルの製作に挑戦しました。


(今までは、SONY純正ケーブルにトモカの変換プラグを付けて聴いていました。)


その為に、オヤイデ電気よりMDR-1A用4極3.5mmピン(このピンでないとうまく接続できないとの事)、ノイトリック4ピンXlrプラグ、4芯のモガミ2893を3.0mを購入して、ネットの記事を参照しながら、恐る恐る作業にかかりました。







最初は、失敗しました。3.5mmピン内部で線のショートがあった様で、もう一度作り直しました。
今度は、上手くいった様で、早速ヘッドホンに取り付けて聴いて見ると、何故か左右逆転しています。
Xlrピンで反対に接続したのですね。
又々、今度はXlrピンを分解して接続し直しました。
今度は、無事に成功したようです。

結局、完成に半日かかりました。




ベテランなら30分もあればできるのでしょうね。

下手くそな工作ですが、何とかなるものですね。70才過ぎてからの初めての半田付けです。

完成したバランスケーブルをMDR-1Aに装着して、今ブルックナーの交響曲第8番を聴いています。(ニコラス・ミルトン盤)

ケーブルが変わって純正ケーブルより解像度が上がった訳ではないです。相変わらず低音域は強めです。只何となくスッキリしたような音質で、音量を上げると迫力のあるとても聴きやすいサウンドになりました。

更に2~3時間聴いていると誠にクリアで音量も上がった様に感じます。まるで血の流れが良くなった印象です。自作のケーブルでもエージングがあるのでしょうね。

バランス接続で音の分離は良く音場も広目です。SW-HP300バランス接続に比べても遜色なく、私の『交響的組曲』にとても良く合っています。重低音が弾む様に心地好く響いてくれます。


今度は、
SONY MUC-S20BL1の3.5mm×2のプラグをトモカの変換プラグを使わない様に直接XLRプラグに接続して見ようと、思い切ってプラグを切断しました。(SONYにメールを送って相談しましたが、推奨しない旨告げられました。余りお勧めできる行為ではない様です。)


最初は、3ピンXLR×2プラグを接続するつもりでノイトリックの3ピンXLRを2個用意したのですが、切断箇所が悪くて(プラグの根元で切るべきだった。)接続不可能と知り、急遽4ピンXLRプラグに変更しました。
(プラグは、以前に購入したXLR 4極 バランスケーブル フォステクス ET-RPXLRのノイトリックプラグを分解して使いました。)
無事、半田付けも終わり、聴き比べると、正直余り違いがわからない。純正ケーブルの方がドンシャリ感が強く、一見クリアな様にも聴こえるのですが、その代わりモガミケーブルの方は低音の締まりが感じられます。私の好みは、モガミ2893の方ですね。


今、ブロムシュテット/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の『ブラームス:交響曲第1番を』バランス接続のMDR-1Aで聴いています。この偉容のあるスケールの大きな演奏を深い低音に支えられて雄大に聴かせてくれます。



(紫のカラーリングは、トモカから取り寄せました。)