◆銀のエンゼル | シネマと書店とライブハウス ~ 映画と本と音楽と少し旅 ~

シネマと書店とライブハウス ~ 映画と本と音楽と少し旅 ~

好きな映画、書籍、音楽と旅の記録を体系的に、まとめる感じで適当に書いてます。索引、映画一覧、製作国別一覧、ジャンル別ランキングなどチェックしてみて下さい。

銀のエンゼル [DVD]/小日向文世,佐藤めぐみ,山口もえ
¥4,179 Amazon.co.jp

まだまだ、6月なのに

結構暑い気がするのは気のせいなのだろうか。


8月を想像するだけで気が滅入る。

夏は好きだけれど、蒸し暑さは苦手。


そんなわけで、涼しい場所が舞台の映画。


北の大地、北海道。

道東にある小さな町の国道沿い。


ぽつんとある一軒のコンビニ。


経営者一家。

バイトの店員

配送トラックの運ちゃん。

毎日やってくる女性客など。


そこに集まる人々の群像劇。


経営者一家の主は、小日向文世。

めっちゃイイ味を出して、ちょっと頼りない父親役を。


母親役には、浅田美代子。

普遍的なお母さんの雰囲気がバッチリと出てます。


トラックの運ちゃんには

『水曜どうでしょう』で全国に知れ渡った、大泉洋。


監督は、先述の番組でも

お馴染みのミスターこと、鈴井貴之。


これで三作目の映画になるみたい。

たしか映画の勉強のために韓国に行ったとか。


そんなわけで、多くの北海道出身者が携わって

制作された、北海道を舞台にした、物語なのです。


毎日チョコボールをひと箱購入していく

女性客役の山口もえが、かなり光ってました。


ちょっと驚き。


西島秀俊の演じる謎に包まれた

バイトの店員さんも、すごく良かった。


しかも、キーパーソン。


何気ない日常にある、ちょっとしたスレ違いや衝突。

そこに浮かび上がる、それぞれの愛情や感情。


そういったものを自然と掬い取った

清涼感のある小さな幸福の詰まった映画。


相変わらず、大泉洋はいいキャラしてました。

『水曜どうでしょう』&小日向文世ファンは必見です。



今日の音楽の箴言


みんな 跳べない エンジェル


by 中村あゆみ