クリスマスクライシス | 東京瘋癲酔人日記

東京瘋癲酔人日記

夜の街で飲み歩く、私、安吾の日記。

キャバクラ、BAR、居酒屋などで見かけた様々な事柄を綴りながら、自作の小説も発表しています。

 誕生日前後にバタバタして、一時はなんとかなったが、結局独り身で迎えることになりそうなクリスマスである。

 今年は23日から三連休のクリスマスであり、店によって営業日にばらつきがある。もちろんプラザグループoffice365 など、事実上年中無休の店は関係ないだろうが、日曜・祝日が休みの店も23日の祝日は開けるようだ。銀座や六本木のキャバクラは土曜日休みの店が多いと聞くが、それらのエリアに行かない私は、今回の状況はわからない(歌舞伎町でもFUNNYが土曜日休みだった。思えばここが歌舞伎町でサラリーマンやゆっくり飲める最後の店だった気がする)。
 営業するのはいいが、キャストの出勤確保が大事であり、そのため「クリスマス出勤特別手当」を出したり、出勤総時間数である時間を超える(これがレギュラー週5日出勤の子がクリスマスも皆勤して届く時間に設定してある)と「ボーナス」を出す店もあるようだ。
 クリスマス、そしてこれに、誕生日当日、バレンタインデイを加えるこの三日間は「キャバクラで過ごすな!」というのが死んだばあちゃんの言いつけなので、守るようにしている。一緒に過ごす相手がいれば何の問題もないが、街が浮かれているクリスマスは、ココロの隙間にキャバクラが入り込んでくる。何の衒いもなく普通にキャバクラでクリスマスを過ごせるほど、悟ることができていない私である。吉行先生、私はまだまだ修行が足りないようです。
 では、キャストはどうなのか。若い子のトレンドでは、クリスマスはカレシよりみんなで騒ぐという流れになっているとも聞くが、本当にそうなのだろうか。「クリスマスに出勤している子は、カレシがいない子だから当日落とせる」と木村某がコラムに書いていたような気がするが、「みんなで騒ぐクリスマス」であれば、これも当てはまらない。また、クリスマスに出勤していてもカレシが男子スタッフやホストならなんの問題もないわけで、やはり「クリスマス出勤=カレシなし」という法則は成り立たないわけである。
 こういう営業している店のキャストや指名嬢がいる客にとっては「店に行くべきか否か」という命題があるが、営業していない店のキャストや客も違った命題を抱えることになる。「クリスマス店外」だ。キャストはカレシがいてもいなくても自分の意志で過ごしたいと思っているわけだが、客にとっては「腕試し」なのだ。使っても使っても減らない財布を持っている客なら「二泊三日、海外でクリスマスを過ごさないか」ぐらいの勝負をかけてくる(とはいえ、二泊三日じゃグアムや香港など日付変更線を超えない近場しか行けない)だろうし、そこまでいかなくとも「クリスマスになんとか店外を」と勢いづいている客も多いだろう。「この危機」をどうかわすか、というのがキャストにとって問題である。

 ばあちゃんの言いつけを破る危機を抱える私、クリスマス店外の危機を抱えるキャスト、、、
 それぞれのクリスマスイブまで、あと13日。