驚いたことに、”群像新人賞”というワードでgoogle検索してみると、僕の書いたブログが一ページ目に出てくる。

 

 群像新人賞へ向けた作品を練ってみようかと思い立って、応募規定を確認しに行った時に、たまたま見覚えのあるタイトルが目に入ったのだ。

 

 どうして僕の書いた「群像新人賞の一次選考に落ちちゃった件」が一ページ目に出てくるのか。

 

 それはひとえに、同じようなブログを書いている人が極端に少ないからだろう。

 

 文学賞は二千作品ほどが毎回、応募される。そのうち、ざっくり百作品が一次選考を通過する。僕はまだそこまでしか行ったことがない。

 その中でさらに、ブログを書いている人間は、、、と絞っていくと、確かにすごく少ない人数になるんじゃないかな。それにあからさまに一次落選を語る人間も少ないだろう、、、

 

 さて、そのことを僕はとても寂しい気持ちで眺めている。もう少し、小説を書く人間が多くいてくれると、そのことについて話せるのに、と。

 もちろん、何人か小説を書いている大学生に(場合によっては高校生に)会ったことはある。話したこともある。

 でも、どういうわけかみんなあくまで短編小説しか書いていない。

 

 僕はまだ、自分と同じくらいの年齢で、作家になれていなくて、それでも長編小説を書き続けているという人間に会ったことがない。そのことが少し寂しい。

 

 

 今はどうせ自粛で家の中に閉じこもっていないといけないんだから、長編小説を書いてみたらどうでしょう?と僕が提案してもいいものだろうか?