一部加筆、修正させていただきました。 (6月8日)
加筆部分は緑文字とさせていただいています。
前々回のブログ私の息子が児童相談所に拉致されました。(ある母親からの訴え)
へたこりんさんから以下のコメントをいただきました。
お母さん「うつ」との事ですが、周りからみて態度がおかしかったって事はないですか?
(児童相談所を擁護している訳ではありません)
うつの原因は重金属、化学物質、薬、食事などが原因だと思います。まず自分の体調をしっかりさせないと、どんな相手とも戦えません。
<5月5日記>
私、母が躁鬱病なので、違う親だったらよかったとずっと思ってきました。
食事もまともにつくれませんでしたよ。掃除、その他もろもろの家事もほとんどできませんでした。
たぶん母は重金属が蓄積しているんだと思います。それに加えて抗うつ剤、睡眠薬・・・良くなるはずありません。当時、それに気が付いていれば、デトックスして回復したかもしれませんね。
ご主人とお母さんの協力を得て、まずはうつを治さないと。お子さんを取り戻したかったら、そうする事が近道なのではないでしょうか?
<5月6日記>
の返信をしました。
1.虐待と判断し、保護(拉致)が必要と判断した理由は?
前々回紹介した母親のブログこうちゃんが居なくなってから には、下記のように書かれています。
これを読むと、母親は元々うつ病だったと思われます。
ブログから、児童相談所拉致までの経過をみますと
①母親の不注意で赤ちゃんの顔におもちゃが当たってしまい、痣ができてしまった。
↓
②予防接種に行った際、痣のことを聞かれ、説明した。
↓
③翌日、健康課と子供支援課の職員が家庭訪問して虐待の有無を確認した。その際、「お母さんは疲れているから、休んだ方がよい。・・・」と言われ、児童相談所に預けることを提案された。
母親は、「預けるなら自分の親に預けます。」と言い、拒否した。
↓
④その日の夕方、5~6人のおじさん、おばさんがいきなり来て、「赤ちゃんを連れて行きます。」と言い、児童相談所に拉致する。
この流れを病院、役所、児童相談所から見ていくとこうなります。
①予防接種に来た赤ちゃんの顔に痣があった。母親に確認したら、「自分の不注意でおもちゃが顔にあたってしまい、できたもの。」と言う。
↓
②母親の言葉と痣に不審があるので、虐待かもしれないので、役所に通報した。
↓
③健康課と子供支援課で自宅訪問した。母親から話しを聞いた。
↓
④話を聞いた健康課と子供支援課職員は、児童相談所に報告した。児童相談所は虐待であり、保護(拉致)が必要と判断し、赤ちゃんを児童相談所に保護(拉致)した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おもちゃがあたった程度の痣にはみえなかったかもしれませんし、赤ちゃんに虐待されていた兆候がみられていたかもしれません。
しかし、早急な保護が必要と判断した理由は何でしょう?
虐待されていた兆候があるなら、痣以外に何等かの身体の異変が赤ちゃんに見られてるかもしれません。
その辺りはきちんと診て判断したのでしょうか?
<児童虐待 イニシャルマネジメント p40 表1-20 緊急介入が必要な子供を危惧する状態 >
(文字が小さいため、下記に転記させていただきます。このケースが緊急に保護する必要があったのか検討していただけたら、と思います。)
・窒息する可能性のある暴力
・重度の頭部外傷/腹部外傷を起こす可能性のある暴力
・同じ部位に繰り返される暴力
・初回でも外傷の程度がひどく、入院や手術が必要となるような暴力
・重度の脱水/栄養不足のための衰弱
・性的虐待
・重度の慢性疾患や障害があるのに医療機関への受診がなく放置されている
・衝動的/爆発的な行動が強く自己コントロールが効かない養育者
・パラノイアや性行動の問題が重篤で人格障害が疑われる養育者
・親子心中/子供に殺害を考えている養育者
・過去に生命の危険がある虐待歴が兄弟を含み観察される養育者
・虐待の内容が徐々に重篤化し、虐待行為の間隔が狭くなってきているもの
・家から子どもを出さない養育者
・明らかな身体的・精神的疾患があり、子供の養育ができていない養育者
この母親は、シングルマザーではありません。
旦那さんがいます。
児童相談所に預けることを勧められた時、母親は「預けるなら自分の親に預けます。」と言っています。
赤ちゃんを預けられる親御さんがいらっしゃるのです。
早急に児童相談所に保護(拉致)する理由がわかりません。
担当職員の家庭訪問で様子を暫くみるという判断でよかったと思います。
では、何故早急に保護(拉致)したのでしょう?
穿ちすぎと言われるかもしれませんが、母親のうつ病が関係していると思われます。
うつ病で通院、服薬している⇒虐待する可能性がある、ということである程度行政が目をつけていたと思われます。
それで、予防接種した病院から「赤ちゃんの顔に痣がある」という通報を受け、事実と確認したら、すぐに保護(拉致)に至ったのでしょう。
<児童虐待イニシャルマネジメント p114 表4-2 虐待発生における加害者のリスク要因 の一部>
2.「うつは心の風邪」・・・・から始まった悲劇
昔は精神科受診の敷居は高かったです。
「うつ病」なんて言うと、やはり偏見の目がありました。
それが、「うつは心の風邪」というキャッチフレーズが出始めて、以下のように、変わってきました。
・うつ病は誰でもがなりうるもので、特別な病気ではない。
・うつ病を放置すると、自殺等重大なことが起こることがある。
・早期に病院に行き、服薬した方がよい。
ネットではうつ病チェックがあり、チェックして「うつ病」「うつ病の疑いあり」と判定が出ると、「病院にいきましょう。」とご丁寧にアドバイスまで出てきました。
「○○メンタルクリニック」「○○心療内科」と名のつくクリニックは増えました。
うつ病の患者数も増えました。
昔は、うつ病と診断されないものまで、「新型うつ病」の名の元、うつ病と診断されるようになりました。
同時に、「マタニティー鬱」「産褥鬱」も以前に比べたら、増えたのではないかと思います。
以前に、記事にさせていただきましたが、出産後の鬱で保健師の勧めで精神科を受診し、抗うつ剤を処方され、服用し、自殺にまで至った人がいます。
その薬、本当に安全ですか?④当事者の声 (Fさんを参照)
睡眠キャンペーン→うつ病早期発見が自殺予防につながるか? (「幸せ絶頂の娘が命絶つなんて」参照)
また、アナウンサーにも生後間もない赤ちゃんを残して自殺した人もいます。
報道はされていませんが、おそらく抗うつ剤を服用していたと思われます。
残念ながら私には経験ありませんが、お産後はホルモンの急激な変化の関係で、心身共にくたくたになります。
本来周囲の援助を受けながら、体を休めて心身状態を整えていく必要があるのですが、そうもできないお母さんが多くいます。
それが精神の不調になっていき、産褥鬱へとつながっていきます。
産褥鬱状態となれば、「うつは病院へ」と認識をもっている人は、精神科受診を勧めます。
本人も、今までの自分と違う自分や十分に育児ができないことに自分を責め、自分はおかしいと思い、精神科を受診します。
精神科を受診し、抗うつ剤を服用します。
抗うつ剤の影響で、育児が十分できなくなります。それがネグレクトと判断され、児童相談所に子供を拉致されたお母さんもいます。
私は、「産褥鬱」は精神科も薬もいらないと思います。
「産褥鬱」は正常な心身の反応だと思います。
周囲の援助と気遣いで回復すると思います。
保健師や周りの人は、精神科につなげるのではなく、お母さんへの援助や気遣いをして欲しいと思います。
マタニティー鬱も同じです。
ホルモンの関係でうつ状態になるのは、異常ではありません。
周囲の人の支えで、回復すると思います。
3.若い女性は、極力精神科受診はやめて!
精神科受診、服薬すると、虐待する可能性ありと目をつけられ、少しのことで子供が児童相談所に拉致される危険があります。
みなさんのブログ「ママ目線」 うつ病 を読んでいただきたいと思います。
片や精神科受診を勧め、片や精神疾患者は子供を虐待する可能性があると色眼鏡で見る・・・
って何なのでしょうね。
自分の身のため、子供のため、ママ、プレママ、プレプレママは極力精神科受診はさけた方がよいと思います。
<前々ブログでも紹介しましたが、某公民館でポスター2枚が並べて貼ってありました。>
4.子供のための本当の支援は?
たこりんさんのコメントにもありましたように、精神疾患の親御さんの元で辛い思いをしているお子さん達は多いと思います。
その子達が辛い思いをしないために、どうしたらよいでしょう?
児童相談所に子供を保護することではないはずです。
コメントありがとうございます。
次回ブログで、たこりんさんのコメントを紹介、コメントさせていただきたいと思います。