祖母は私が10代の頃
おぼこいうぶな顔が
いいわぁー
とよく、目を
細めたものだった。
シニカル
暗い顔
も多かった祖母が
決して朗らかでもなかった
祖母が
ふうっと
顔をあげて
緩んだように微笑む。
若いっていいねえーーー。
と。
今なら
その境地がよくわかる。
野良猫にご飯をあげている
自分
若い人たちを見る
自分が
その、
優しい目で
優しい気持ちで
愛でる
そんなー
時
特に
そんなー
私が好きです。
どんな時の自分が
一番好き?
に
速攻で
コノトキ
と答えます。
老いないと
この感覚は
わかりませんでした。
歳を取ることに
いいことばかりではないですが
(水分保持が足りなくなって、ハンドクリームが欠かせなくなったなど、)
この境地になれたことが
とてもとても
幸せです。
自分の中から
湧き出る
愛を
実感できるから。
まりあ