気がついたのですが、、、
言い続けると本当になると、
固く信じていたのは母でした。
まりあも、
もし娘を産んでいたなら、
蝶よ花よと育ててきたことでしょう。母がまりあにしてきたように。
余りにブサイクな、、、
まりあの幼少期。
大人になったら悩むだろうにね、
と、祖母と母は未来のまりあを憐れみ、
心配し、
よし、雰囲気美人にしよう!!!!
と、決めたそうです。
とにかく、
可愛い箙を着せて、
可愛い、可愛い、と、言い続けたのです。
すると、、
赤ちゃんの頃はお世辞にも!
誰も!!!!
可愛いと言わなかったのが、、、
可愛いお嬢さんですね、
と、言われるまでに、、、
とにかく、
可愛い、可愛い、と、周りも言い出し、
知らない人までも言い出したのです。
当の本人、まりあは、、、
本当に可愛い女の子を知っていたので、、、
は?
でした。
嬉しいよりも、
なぁ〜んにも!!!!
感じなくて、
意識にすらものぼらせなくて、
気にもとめませんでした。
可愛くないんだ、、、
のコンプレックスを持たせない!
それで悩ませない!
の、祖母と母の強い決意のおかげで、、
可愛いのか、そうなのかさえも、
超越していました。
祖母も母も幼い頃、
目がくりっとしていて、、、
凄く!!!!
可愛かったのです。
可愛い、可愛い、と言われてきたわけです。
ちやほや、です。
ですから、
がーん!!!!と、来て、、、
これはいけない!!!!
と、顔色変えたわけです。
改めて、
祖母と母に感謝です。
でも、祖母と母も、
本当は可愛い顔なわけではないことを、
百も承知で!!!!
思いは現実化させたわけです。
さらに、
まりあは、、、
首をひねって、、、
私?可愛いかなぁ、、、
ま、いいや、
幼い頃からむしろ、不思議だったので、、
母に聞いたら、、、
確かにどこかどうなのかは説明してくれました。
目がくりっとしてないし、
とかね。
なので、、、
いいなぁ、、、
目がくりっとしている子って、、、
可愛い、、、
とは思って、憧れてきたんですよ。
ですが、、、
その、目がくりっとしていてて、
可愛いと言われた子が、
少し成長したり、
次第に大きくなると、、、
まりあを、、、
可愛い、、、
人間と言うよりも、、、
お人形さんみたい、
と、言って憧れて、
近づいてきたのです。
は?
でした。
ね?
娘には
蝶よ花よと育てなさい。
花を見るときのように
輝いた目で
娘を見つめなさい。
花をつけてあげなさい。
可愛い服を着せなさい。
いつまでも
いくつになっても
永遠に。
現実?
この子には、似合わないって?
プリンセスには、
その言葉はありません!
周りもみんな、可愛いと言ってくれるよ。
その、オーラに。
まりあ