トンボが逃げないのです。
すぐにつかまえることができる距離であっても。
波動を合わせていきますと。
人であることを抜けて
木になりきると。
それから数日経ち
赤トンボが
蜘蛛の古い固まった糸に絡んで
飛べなくなっていたのが
目の前に居ました。
羽根の両端にしっかりついてしまっています。
もがいてはぐったり。
また、もがいてはぐったり。。
これは大変！
下手に引っ張りますと
羽根も切れてしまいます。
どうしたものかな！
咄嗟に、ボールペンの先で、
羽根から羽根にかけて
くっついていた蜘蛛の糸の固まりを外そうとしました。
それがまた、難儀します。
なかなか、切れないのです！
しかも、トンボは
暴れるのです。
片方はやっと切りました。
あともう片方！
しかしあちこち行き、暴れるのです。
懸命に祈りました。
お願い！お願い！
ミカエル、ラファエル、助けて！
お願い！動かないで！
頼むから、助けるから！
その時に
私は神だから
と呟きました。
神だから
抵抗しなくていいんだよ
すると
委ねてくれて
やっと成功した途端に
飛び立っていきました。
あゝ、やれやれ…
ほっとしました。
あゝ、良かった…
涙が出そうになりました。
トンボが逃げない波動にする。
とは、
神に染まる、
とでも言いましょうか。
まりあは
私は神だからと言っても
内心、いつも、自信はありません。
敬愛してくださる方々がおられますが
もちろん、まりあもまた、
その方々を敬愛しておりますが
内心、どこか自信がないのです。
私は素晴らしい
と思えるよりも
むしろ
虫達に
あなたは素晴らしい
と言ってくださっている気がします。
蝶を助け
カマキリを助け
あなたは素晴らしいね
と言ってくださっている
私を慰めてくださっている
気がしてならないのです。
あなたも私も神なんだよ
と教えていただいています。
まりあにとっての
ヒーリングの基本姿勢です。
苦しいことに鳩や猫や…
助けられなかった辛い想いもたくさんしてきました。
それも人間のせいで犠牲になっていました。
しかも
万物に哀しくて
憂鬱な気持ちになっていた時期に
そんな場面ばかり出くわしたので
気がつきました。
あゝ、私がこの哀しい現実を引き寄せている…
ですから、余りに辛いので
もう、NOと言ってからは
地球を悲観していくのは止めてから
目の前に見ることがなくなりました。
虫達…
彼らは人間と異なり
欲が少なくて、
シンプルに生きています。
そしていつも感じるのが
恩返しが素晴らしいのです。
また、会いに来てくれるのです。
胸打たれます。
それにしても
目の前に
飛べないトンボが居た、
引き寄せた現実そのものが
不思議なものです。
あなたは助けることができるんだよ
そう言ってもらって
挑戦させられているかのようでした。
地球に未来、そして希望のために…
まりあ