※この記事は前に書いた記事の続きです。
いきなり顔が赤く腫れてしまった原因が直接では無いけれど…
間接的な原因が食べ過ぎの蓄積で東洋医学でいう脾胃の疲労からだったという……トホホ(顔は既に回復しています)
今考えると痩せ気味の私は体温が低いので筋肉をつけて太りたいと考えていました。
意外と大食いなのに子供の頃から食べても太れない痩せっぽちタイプでして。
世間はダイエット情報は多いけれど健康的に太れる情報はとても少ないんだな。
脂っこいものや甘いもの、お菓子など多めに食べたら簡単に太れるかと思いきや…私の場合は腹痛からの下痢をしてやっぱり効果なし。
なので考えた末、夏の後半から食事を朝昼夜+間食2回の合計5回に分けて、ちょこちょこ少しずつ食べる方法に変えていたんです。
そもそも胃腸の働きが弱い私の胃に1日ずっと食べ続け消化し続ける事が限界になっていたんだと思う。
顔が真っ赤になって私に伝えてくれたお陰で気がついたこと。
それを予想していたかのように、顔に症状が出る前の9月にこんな本を図書館から借りて読んでいたんです。
「だまってすわれば」神坂次郎
節食とは
そもそもこの本を借りるきっかけになったのは「節食」という言葉。
節食とは
食事の量を適度に減らすこと
飲食物に贅沢をしないこと
美容や健康の為に食事の量を適度に減らすこと
などの意味があるらしい。
水野南北
水野南北って初めて聞いた名前だったのだけど「節食」と検索すると出てくる。
江戸時代に実在した観相鑑定師「水野南北」の一生を神坂さんが纏めて書いた本。
上の本には節食のことは詳しく書かれていなかったのだけど、南北さんの考え方や生き方が知れて面白かった本。
南北さんは幼少期から育った環境が不遇で、生活は悪党暮らしで、皆が怖がって近寄りがたいイカつい強面顔で。
ある日人相を見てもらうんです
「あんたの顔は死相がでてるからあと一年しか生きられないだろう。助かるとしたら禅の道に入るしか無い」と言われ、そんなはずあるかと信じるはずもなく。
ところが、南北さんが行くはずだった場所で、そこに自分が居たら亡くなっていたであろう事件が起こった!
命拾いした南北さんは、心を入れ替えて仏門に入ろうと決心するも「入りたければ麦と大豆のみの食事を1年間続けたら入門を許そう」と門前払いとなってしまう。
出来ないに違いないから2度と来ないだろうという断りだったのですが、南北さん麦と大豆のみの食事を本当に一年間続けるんです。
一年後同じ鑑定士に人相を見てもらうと「粗食が陰徳の行になって、徳を積み、死相が消えている」と驚かれたそうです。
南北さんはその鑑定士から人相を学び、無料で人相を見て経験を積む修行に出ます。
凄いのは、それだけではなく、賃金を貰わず働き始めることでした。
火葬場、床屋の手伝い、銭湯で背中を流し、賃金を貰わずに働きながら、様々な人のカラダと接していくんです。
顔、髪の生え方、身体つき、内臓と性格や人生や運の関係を
とことん研究していくのです。
顔だけで判断するのではなく全身を見て判断する観相師として有名になっていったのでした。
南北さんが最も大切にしていたことは、運命判断の基礎を「食」においたことでした。
粗食を心がけることが、禍を福に転ずる唯一の手段であると。
結果、凶相や悪運の人には食の指導をし、運命を変えていったのだそうです。
でね、私も顔が赤く変わった事で、気持ちや考え方がネガティブになっていくのを実際に感じていました。
そして
太る、冷え改善の前に自分の胃腸を元気にしなければならないことにやっと気がついていったのでした。
以前から食には気を遣っていた方だけど、分かっていたつもりになっていただけだったのよ。
太ることも、冷え改善も、持久力をつけるのも、集中力を保つのも、生気がみなぎるのも、自律神経を整えるのも、血液が作られるのも、胃と腸を元の力に戻さないと始まらないんだって。
食と人生や運は関係あるんだって。