気まぐれに書き始めたアニメ『烈火澆愁』
第三話を録画できなかった時点で、話数ごとのネタバレツッコミを書くことはあきらめたのだけれども…。
諸事情により、時間にちょっとした余裕ができたので、切り抜きしている
(ΦωΦ)フフフ…
四連休万歳!
「春節休み」とでも言ってくれ、とか
前回のこちら…
第六話の棺から現れる陛下同様…。
原作を読んでいて、楽しみにしていた場面は他にもあったのだけれども。
そのひとつが――
画像引用元:©bilibili
陛下が宣璣の本命剣に入り込んで、意識を共有するところ
そのとき、足音が近づいてきて、誰かが彼を起こしてくれた。祭文の凌遅で皮膚が痛んでいるので、彼は感覚が混乱していた。しばらくしてから、やっと気づいた。その人は何かの布を持ってきて、彼の身体を適当に拭いている。
何者だ……こんなに大胆不敵なのは?
盛霊淵は突然「目」を開けた。目の前にはとても近づいた顔があった。相手の鼻先は彼の身体に触れそうで、まつ毛は一本一本はっきりと見えて、美しい瞳をしていた。盛霊淵は驚いて、その人が彼の身体に息を吹きかけて、ぐちゃぐちゃと拭いているのを見た。そして、不満そうにつぶやいた。
「なんだこのモノ、拭いてもきれいにならないのか?」
『烈火澆愁』第十四章より翻訳引用
アニメではさらっと流された、剣の中で目覚めた陛下の思考…。
原作では結構な尺で、剣の中から、古代とは変わり果てた現代世界を見回していたりする。
ちなみに原作では、病院ではなく、宣璣の部屋で事は進行していて…。
訪ねて来た肖パパはこんなに弱気な態度を見せたりしない(笑)
ミネラルウォーターも渡すのは肖パパではなく、客を部屋に迎え入れた宣璣が冷蔵庫からペットボトルを取り出して放っている。
なんなら…。
原作では【ナッツ】を割って食べ続けながら、適当なことを話す宣璣に向かって…
「何を言ってるんだ? まともなことを言えよ!」
肖征は机を叩いて立ち上がり、彼のナッツの皿を奪った。
「何を食べてるんだ! オウムかお前は!」
『烈火澆愁』第十四章より翻訳引用
ここを読んだ時にはまだ、『烈火澆愁』の世界観に慣れてなかったので何とも思わなかったけれど…。
今、読み返したら――
「オウムかお前は!」
…の肖征の言葉にちょっとウケてしまった…
(≧∀≦)ゞ
だって彼、【鳥】だから
残念ながら――
陛下が本命剣の中でいろいろと考えている部分は、アニメでは全く知ることができなかった…。
意外と剣の中の居心地がいいことに疑念を抱いているところとかも全く説明はない。
まあ、仕方がない。
まさか、原作第十四章あたりからの陛下の思考を全て記すわけにもいかないので、盛霊淵と言う人を少し書き表している部分を拾ってきた。
盛霊渊はあまりに美しいものを見るのが嫌いだった。
理由は簡単だ。人が何かを得ようと思ったら、代償を払わなければならない。「代償」というのはもちろん苦痛のことだ。逆に、他人が彼から何かを得ようと思ったら、まずは機嫌を取ったり、誘惑したりするだろう。
苦痛をもたらさない、むしろ快適にさせるようなものは、彼にとっては警戒心を起こさせる。なぜなら、相手には何か目的があるに違いないからだ。
盛霊渊は少し変わった性格だった。彼は生前、陰謀に満ちた環境で育ったのかもしれない。だから、偶然や運命を信じなかった。もし何かがとても都合が良かったら、彼の目には、その裏では誰かが仕掛けていると思えた。
『烈火澆愁』第十五章より翻訳引用
うおう(ノД`)・゜・。
そんなひねくれた(おいっ)
あなたが好き
(ΦωΦ)フフフ…
もう、陛下の全てを許容す
さすが耽美な原作ゆえ…
アニメではケース内に収められていた本命剣…。
原作では【人面蝶】の生殖について語りながら、宣璣は剣を撫でまわしていたりする。
その表現も特別妖しい感じだけれど、今回はちょっとおいといて(笑)
彼は自分が血を飲みたいと思っていることに気づいた。
盛霊渊は心を落ち着かせた。記憶は形のないぼろ袋のようになっていたが、彼は自分が以前はこんな趣味はなかったような気がした。彼は自分が単に血を飲みたいのか、それともこの小妖の血にだけ興味があるのか判断できなかった。ほのかに感じる焦燥感を細かく味わってみると、彼はそれが新鮮だと感じた。
『烈火澆愁』第十六章より翻訳引用
ちなみにこのエピソードの本来の場所は、飛行機の中だったりする。
もちろん一緒に乗り込んでいるのは、善後班のメンバー。
でも…。
宣璣の腕に刺さった剣を見て、羅翠翠は騒ぐだけ(笑)、平倩如はシートベルトを外し忘れて駆け寄れず、楊潮はトイレに隠れる始末
(ΦωΦ)フフフ…
愛すべき善後班
ところで私、アニメのここ
何回見ても、宣璣の一人芝居が笑えるんだけど。
←一人芝居言うなってか。
意識を共有していた時間が短すぎて、ちょっと残念だ。
ああ、いや…。
剣から出た後もしばらく共有しているはずなので、これからのアニメの展開に期待しよう。
ああ…。
そう言えば、第一話の冒頭に関して、言いたいことがあったんだった…。
このままでは、遡っていくことになってしまう(笑)
いっそ、順番にちゃんと書けよ! ってな。