今日も天使の喜ぶ生き方を！
Rayです。
読んでくれてありがとう。
もうすぐ逝ってしまうのだな。
昨日それを覚悟した。
火曜日はまだおしゃべりもできて、
ファミマのプチシューを
美味しそうに食べていたのだけれど、
昨日は拒否された。
もう食べたくないのだそう。
本人も、もう死を覚悟していて、
何もやり残したことはないのだと言う。
やり残しているのは、
残される側なのだろう。
自宅介護を始めてから２ヶ月。
肉体がないとできないことで、
私が母としたいことをさせてもらってきた。
抱きしめあって、
讃えあって、
語りあって、
笑いあって、
キスをして、
頭をなでて、
愛しているよと声に出して言う。
火曜日に、母の大好きな讃美歌を弾いてあげた。
鼻歌で歌って幸せそうだった。
昨日は楽譜持参で意気揚々と
母のところへ出向いたのだけど、
もう歌う元気はなかったみたい。
ちょっと寂しくなったけれど、
それでも喜んでいるのがわかると、
母をみていた弟が教えてくれた。
穏やかなひと時だった。
私は子ども時代、
母に好かれるために音楽をやっていた。
そのことに気づいた時、
自分を情けなく思い、母を逆恨みした。
でも、ピアノが弾けることで、
母の終末期に母を楽しませられるなら、
私の音楽人生は無駄じゃなかったと思えた。
やっててよかったじゃん！って思った。
私自身何度となくバッハやショパンに救われた。
弾いていると現実から抜け出せたし、
自分の世界を優雅に彩ることができた。
その世界に連れ出してくれたのも母なのだ。
音楽に対しては、
母にコントロールされていた部分が否めず、
実はまだ、わだかまりがあった。
でも、昨日、それが感謝に変わりました。
こうやって人生は伏線回収していくんだよね。
ほんとうに完璧。
音楽をやっていた自分ありがとう！
母の好みを優先してくれてありがとう！
それがたとえ母に好かれるための自己犠牲だったとしても、
その見返りはちゃんとあった。
最後の最後に残されていた。
そういえば、
火曜日に母が言ってくれたの。
「娘がいるっていいね〜」
弟の自慢話ばかり聞かされていた私が、
子供の頃からずっと聞きたかった言葉。
私たち親子は、親子をやりきった。
そう思えた。
娘のことがなかったら、
私は母とこんな関係になっていない。
人間の最高の生き方を
娘の死を通して学ばせてもらったんだなって思う。
そしてそれを体験できている私と母は、
とても恵まれて愛されているなって思うのです。
あと数日かもしれないし、
まだこの先も命を続けるかもしれません。
でもどこで母が肉体を脱いでも、
私に悔いはないです。
感謝の涙が流れることしかない。
母自身は小さい頃から恵まれていて
結婚してからも好き放題生きたので、
母の人生に悔いがないであろうことは想像に易しいw
あとは死も最高の死にしてあげたいですね。
それだけです。
あとは他の家族が母とやり残したことをやるだけ。
父も弟も悔いが残らないようにしてほしいな。
余命宣告って残酷に捉えることもできるけど、
しっかりと死に向き合い、
悔いのない関係構築をできる精神力があるなら、
とても有意義な選択だと思う。
幸せを謳歌した母らしい死を迎えられますように。
そして母が残していく私が幸せに生きる姿を
残りの時間全てで表現していけますように。
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自分で自分を癒し、自分を整えると、
そこには感謝だけの世界が広がるよ
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