彼岸花を見て、思い出すことがあります。
小学校5年生の時、
自然が残る土地に、引っ越しをして
土手に咲く、赤い彼岸花の群生が
あまりにもきれいで
この花を持って帰ったら
花が好きな母が、絶対に喜ぶだろうと思い
花を摘み、花束のようにして抱えて
帰宅しました。
喜ぶどころか
縁起が悪い!
そんなもの、捨ててきなさい!と
母に怒られました。
お母さんを
喜ばせようと、しただけなのに・・
ショックで震えながら
元の場所へ、花を戻しに行きました。
こうやって、いつも、いつも
母を喜ばせようとしていた
子どもの頃を、思い出します。
子どもながらに、母を喜ばせたくて
必死だったと思います。
子どもの頃、無意識にしていた行動を
今も、やっているなと気づいて
心が、チクりとするのだけど
今日は、その頃の小さな自分を
抱きしめてあげようと思います。
まゆみ