『氷艶hyoen2024 -十字星のキセキ-』の演出体制が変更になりました。
演出統括:尾上菊之丞 (*「振り付け・所作指導」から変更)
演技指導:福士誠治
演出原案:宮本亞門 (*「演出」から変更)
Xで発表されたのは5月16日でした。
菊之丞先生、福士誠治さん、開演まで時間がないなか、大変な重責を引き受けてくださってありがとうございます! 『氷艶』を知り尽くした菊之丞先生と、スケーターへの演技も役者さんへのスケートでの表現もどちらも指導できる福士さんの参加は、本当に心強いです。
理由は「制作上の都合」といしか発表されていないので、実際にどんな問題があったのか部外者にはわかりません。あくまでも推測ですが、主催者側と亞門さんの間で「解消できない意見の相違」があったのでしょう。出演者の「台本が何度も変わっている」という発言があって、進捗状況を心配していましたが、単に台本のFIXが遅れているというだけではなかったみたいですね。
初演まで3週間と少しという時期の大きな変更です(決定したのは公表より前だったとしても、そんなに時間は経ってないと思います)。もちろん驚きましたが、正直今回の『氷艶』には不安や違和感も感じていたので、なんとなくやっぱりそうなったのかという思いもあります。
『十字星のキセキ』の設定とメインキャストが発表になって最初に感じた違和感は、「そんなに舞台のミュージカルに寄せてどうするの? 氷の上で演じる意味があるの?」ということでした。そして、スケーターもセリフや歌がたくさんある、という情報でさらに不安になりました。セリフを言いながら/歌いながら滑るわけにはいかないので、セリフや歌が多ければそのぶんスケートの表現は削られます。せっかく氷の上で演じるのだから、言葉ではなくもっとスケートでどこまでストーリーを表現できるかを追求ししてほしい。「フィギュアスケートの氷上ならではの美しくしなやかな演技と感情表現を通じて、今までにない様な、日本文化を伝える艶やかな舞台を創っていきたい」というコンセプトから離れて行っているようにも感じられました(銀河鉄道でさまざまな惑星をめぐる設定なら、LUXEの方がコンセプトには合っているんじゃないでしょうか?)。
時間も限られているのでこれから大幅な変更はないでしょうが、私が感じていた違和感が少しは修正されるといいなと思います。
菊之丞先生は、『LUXE』での演出も素晴らしかったですよね(特に、大ちゃんと刑事くんで演じた「ナルシス」は傑作)。そして、『破沙羅』で大ちゃんが初めて日舞のお稽古に行ったときのメイキング動画で、大ちゃんのことを「なんか、もっといろいろとできそうですね、うふふっ」とおっしゃったことも忘れられません(すごい逸材を見つけて、いろいろやらせたくて、うずうずしている感じでした)。だから、今回の演出にも密かに期待してしまいます。
座長の大ちゃんにも大きな負荷がかかるでしょうが、時間がない中、さまざまなアクシデントを乗り越えた『滑走屋』の経験が役に立つかもしれません。氷艶チーム一丸となって『氷艶2024』を完成させてほしいですね。
無事、『氷艶2024』の幕が上がりますように!
脚本の坂口理子先生のお誕生日のを祝い。このところ、バースデイ・ケーキ配達人と化している大ちゃんなのでした。
いい雰囲気でなによりです。
雑誌掲載の記事も続々と!
『サンデー毎日』は表紙に登場。なんとグラビアとインタビュー記事は7ページあるそうです!
表紙と動画で表情が全く異なる大ちゃん!
『ノンノ』さんから。
NGテイクもありがとうございます(編集部さん、需要をわかってらっしゃる)。
ふたりとも、初夏らしいペールカラーもお似合い。
ちなみに、『婦人公論』は、グラビアの大ちゃんが美しすぎて、なかなか記事の内容が頭に入ってきませんでした。 あ、記事は大ちゃんの言葉で綴られていて、とても充実した内容でした。