7月7日、A型、晴れ。

7月7日、A型、晴れ。

青山で働きながら世界の絶景を旅する7Aの旅メモ帳

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2月末からずっと家にいる私は1ヶ月ごとにテーマを変えて過ごしてきました。

 

家があり

家族もいて

美味しい料理もあり

スマホ一つで寝ながら株などで収入を得ることもできるため

緊急事態宣言や東京アラート解除後も家から出る理由が見当たらず、去年80本以上飛行機に乗っていたエアポートおじさん生活から一転して引きこもり満喫人間に。

 

 

私の周りの統計上、どちらが良い悪いとかではなく、旅人度合いが上級者ほど次に世界の僻地へ飛ぶことを夢見て本気で引きこもる傾向ということがわかりました。

 


3月

まだ今年はしばらくしたらどこかに行けるんじゃないかと思ってひたすら航空券をチェックしては予約を繰り返す。

その間に行けない場所が国外国内とどんどん増えていき予約とキャンセルを繰り返した航空券は約40便。


4月

緊急事態宣言やらで各社株が暴落。

ベランダで日焼けしながらトレーダーを始める。

原油価格が大暴落したり航空会社の株価が大下落したりでまあまあ利益が出る。

 

世界のどこにも行けないことがわかったので世界遺産を勉強する。

2級までは持っているので1級の大辞典をひたすら読む。

物量が半端ない。

 

ベランダにColemanの雲の上の座り心地のチェア を購入し、

晴れている日中はほぼベランダで読書をして過ごす。

幸い2月に手術したのは臓器のため日焼けはOK。

引きこもりガングロ。

 


5月

世界遺産勉強に飽きたのか、突然膨大な洋服を色ごとにグラデーションに収納し始めたのを皮切りに断捨離大掃除を毎日毎日終日行う。

3部屋分の荷物全て1SKU毎にピカピカに拭いては要るか不要か精査し部屋から出るゴミの量が毎日半端ない。

収納家具も買い足し3部屋分の荷物をほぼ小部屋一部屋に納めて在宅ワーク場所を作る。

全ての物には定位置があるということを毎日忘れず明日使う物でもきちんと片付けることを徹底した。

 

家にある全てのCD(1,000枚以上)をiTunesに取込みパッケージを捨てる作業を開始。途中でMDという難易度高いアイテムも1,000枚くらい出てきてしまう。

 

 


3ヶ月以上の間で外出したのは4月に完全防備して慶應病院、5月末にニトリに収納家具を買いに行ったぐらい。

・買物はAmazonか食料品は生協宅配

・収入は株

・日焼けはベランダ

・運動は部屋で筋トレとパラパラ

・美容は自分でやる、または行かなくても死なない

・人に会わなくても死なない


よく自粛太りするというのが、むしろ今まで無駄に朝昼晩と特にお腹が空かなくても予定に合わせて食べていたのを今は極限までお腹が空いたときにだけ食べるので無駄な食事が減った分太らなくなった。

今までどれだけ惰性で食べていたことがわかりました。

引きこもりダイエット。

 

 

この数ヶ月で気付いたことは
私が家で出来ない用事は空を飛ぶことくらいなので、国境が解放されるのをひたすら待っていようと思います。

今まで観光地や街をブラブラする旅から今後はホテル敷地から一歩も出ないことが幸せな究極の巣ごもり旅を探していこうかな。

 

梅雨が明けて国内観光がOKになったらまずは静かな保養所あたりに越境したいな。

私はここ2ヶ月ほぼ家にいます。


最初の1ヵ月は術後の大量出血などでベッドから立てず
治ってきた頃に
次の1ヶ月は緊急事態宣言で家から出れず
今はさらに次の1ヶ月が始まっています。

私が最後に化粧をしてヒールを履いて

繁華街と呼ばれる場所へ外出したのは2/24でした。

最初の1ヶ月の頃は自分の治療に精一杯だったり
治ったらどこかに行こうと考えていましたが
次の1ヶ月目に入るとどこにも行けないことがわかり
また、外に出るたびに全てを消毒したり自分自身も丸洗いしたり何も誰にも触れたくない生活に全く外に出る気がしなくなってしまいました。
4月頭に病院に1度行ったきりほぼ家に引きこもり近所の散歩すら怖くてやめてしまいました。

私は自分の病気が再発してまた手術をしたこともショックでしたが、

それ以上に今の日々が恒常で悲観的になる理由がある日
香港在住の川島さんのメルマガを読んだ時にハッと気付きました。

 

(以下引用)
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すると、どうなるのかというと
人々が憧れるライフスタイルが変化していきます。

外食→自炊
オフィスワーク→在宅or屋外ワーク
共用スペース→専用スペース
タワマン→戸建て
都会→田舎
大人数居酒屋→少人数BBQ
旅行生活→地元生活
見せる服→実用的な服
公共交通機関→マイカー
夜更かし→早寝早起き
ショッピングモール→通信販売
不特定多数恋愛→家庭的に

なっていくと考えられます。
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川島さんメルマガ(https://kawashimamm.com/
コロナについても早いうちから様々な情報を配信されております。



これから理想とされるライフスタイルが
私が物心ついた時から思い描いていた理想と

ほぼ真逆に位置しているからです。

私の好きなこと・ものは全てハイリスクに分類される。

海外旅行
クルーズ旅行
ヨーロッパ
飛行機
客船
パーティ
日サロ

逆に言うとローリスクな趣味が全く無い。

急に今までブレずに貫いてきた人生の指針を変えないといけないと世界から言われている感、これが一番テンションが上がらない要因だと言うことに気がつきました。

 

理想生活に私の理想と現実が一つも当てはまらない。せめて戸建でよかったなぐらいしか。


私は都会のオフィスで働き、見せる服を着て海外旅行生活をして、都会で不特定多数恋愛をして何事も不自由無く生きてきました。

ところが今後は家、すなわち家庭単位で物事を完結する生活になって私のような生活をしている人は恐らく今後白い目で見られるのです。

(別に家族が嫌いなわけでは全くないですが)
そして今トレンドの自粛生活満喫SNSを見てもそこに羨ましい感情が全く湧いてきません。


自分なりに家で何をしたら楽しめるか考え

ベランダにビーチベッドを購入して日焼けしたり、

パラパラをひたすら踊ったり、

世界遺産を黙々と勉強したり。

ただそれらは日々の暇つぶしであってその先のゴールが無いのです。

 

日焼けした肌で着飾って行く場所、

世界遺産を勉強したら実際に目で見る場所、

その目的があるからこそ暇つぶしが準備となるのです。

その目的の矛先が今後近い未来にないのです。

意味のない暇つぶしはやがて無意味になってどうでもよくなってしまうのです。


つまり家の中にゴールがないと

家の中でやることが私にとっては無意味になってしまうのです。


暇さえあれば今週の明朝の航空券を買って、

全国全世界ひたすら飛んでいた生活はもう戻って来ないでしょう。

そして私だけかと思っていたら家族も同じ様な考えで、

毎日起きてはやることが無くひたすら寝る日々になりました。

起きる理由がさらに見当たらなくて家族でやることがないねと言ってはじゃあ寝ようかという日々です。

贅沢な悩みかもしれません。
なぜなら2.5月前は病院のベッドの上で管が外れて自由な身体になったことに幸せを感じていたのだから。自分でトイレに行けることですらこんなに嬉しいことなのだと思っていたのだから。

私はこれからの新しいライフスタイル案の中に自分の生き甲斐を見つけられる日が来るのかという不安で今年のGWは終わりました。 

 

人生で1番暗い連休だったのですが、そんなこともあったねと来年のGWはどこかの国で笑い飛ばしていられるように記録しておきます。

 

 

まずは短期目標として

自粛期間及び休職中に劣化しないよう身体を鍛え続けておくこと

過去の膨大な旅行写真の整理

を淡々と遂行しようと思います。

炭酸水に一錠のビタミン剤を入れた。
 
その瞬間にボトルから泡が吹き溢れあたりに滴った。
本やら体温計やら棚やら全部拭く。
 
あーあ、と思いつついつもならとっさに溢れた液体から物を避けたりするのだが、今の私にはその瞬発力がなくて、
ただ溢れる炭酸水をずっとずっと見ていた。
 
ただ、ただ、じーっと。
 
しばらくして、全てを拭かなきゃと思い棚から全てのアイテムを降ろして洗ったり乾かしたり。
その水が棚の前に寝そべっている大きな虎にも飛沫が飛んでいた。
 
そこで私はハッとした。
 
2001年の春に町田のドンキで買った虎のぬいぐるみ。
19年間私はこの虎を拭いたことがなかった。
 
いつもどんな時も部屋の真ん中にいて私の隣に居るのに。パッと見で汚れていなかったから。
 
その時私は初めて埃が溜まった虎の瞳をまじまじと覗き込んだ。
申し訳なくなって、濡れたタオルで拭きながらゴメンねという気持ちでいっぱいだった
 
 

 
 
町田の時代から今まで誰よりも私の全てを隣で見てきた虎。
ただのぬいぐるみだけど、
名前もないただの虎だけど。
私の人生の半分以上を見張ってきてくれた。
この虎に跨った人もいれば握手をした人もいれば
色々な人を見てきたはず。
 
 

 
炭酸水を零したことで、一番近くにいるものを一番大事に出来てなかったことに気が付いた
それはこの家に住む家族も含めてかもしれない。
 
毎日見てる風景の中の埃に気付かないくらい大事なものを見落としているのじゃないかって。
 
 

 
それと同時に、私はこの虎がいる部屋やそれ以外でも今まで色んな人に会ってきたけれど、今オンラインで繋げて話したい人、この自粛が終わったら少々のリスクを冒してでも会いたい人が思い浮かばなかった。
 
それどころかやりたい事も見つからなかった。
ずっと虎の瞳を見ていても誰も何も出てこなかった。
もしかして私の友達はこの虎くらいしか居ないんじゃないかって。
 
周りの人の生活を見ていると
部屋でお化粧をしたり
飲食店のお取り寄せやテイクアウトをしたり
オンライン飲み会をはしごしたり
とても忙しそう。
 
なんで私は興味がないのか考えた。
 
私は目的がない会合に興味がないのだと。
誰かに会う=次の行動の予定を立てたりゴール設定がないと会うモチベーションがないのだと。
だから今、目的が見えない中で特にコミュニケーションするテーマが見つからない。
目的がないと起きられない・行動しない・人に会わない人みたいな。
 
今後、何か目先の目標が見つかったらもしかすると急に誰かに連絡をするかもしれない。
 
という、この1ヵ月のもやもやした気分を虎の瞳を観ながら思った。
 
これからはこまめに虎の汗を拭いてあげないとと春の夜に誓った。