【GLP-1】
グルカゴン様ペプチド1のことで元々体内に存在するホルモンの一種。
血糖が高くなった場合のみインシュリンの分泌を促し、逆に血糖が低くなると下がり過ぎないように調整してくれる作用を持つ。
満腹感を持続させる作用があり、太りにくい人ほど分泌量が多いことがわかっているのだそう。

☑痩せ型
GLP-1が多く適正な食事量で満足するため太りにくい

☑太りやすい
GLP-1が少ないため食欲を抑えることが難しく、食べ過ぎてしまい太りやすい





《期待できるダイエット効果》

◎食欲抑制
食欲中枢に作用して食欲を抑制するため体重管理がしやすくなるといわれている

◎満腹感の向上
胃の動きを緩やかにして胃からの食物の排出を遅らせることで、消化にかかる時間が長くなり、食後の満腹感を長く保持し無駄な間食を防ぐとされる。

◎血糖値のコントロールとインスリン分泌の改善
血糖の上昇を緩やかにして血糖値の急上昇を抑えることで食後の過剰なインスリン分泌が抑えられ、体脂肪の蓄積を防ぎ内臓脂肪の減少促進につながる。





《GLP-1の分泌を増やす食材》

GLP-1の分泌量は体内の生理的状態(体内でどれだけGLP-1が生成されているか)や生活習慣、遺伝的要因によって異なるとされています。
但し、分泌を増やす作用を持つ食材があるため意識して摂取することで痩せやすくなる体質に近づくことができるといいます。
食物繊維が豊富なもの、良質な脂肪、タンパク質が多いものが特に効果的なのだそう。





例えば。。。

◎全粒穀物
全粒小麦、オートミール、キヌア etc

◎ナッツ類
アーモンド、ピーナッツ、胡桃 etc

◎豆類
ひよこ豆、レンズ豆、黒豆 etc

◎食物繊維
ケール、ほんれん草、ブロッコリー etc

◎プロバイオティクス(※)を含む発酵食品
ヨーグルト、納豆、キムチ etc
※プロバイオティクス 
ビフィズス菌や乳酸菌などヒトの腸に存在する善玉菌のこと。

◎たんぱく質が豊富な食品
さかな、肉、卵、大豆製品 etc

◎EPAを含む良質の脂
サバ、イワシ、アジなどの青魚
※EPA
エイコサペンタエン酸。青魚に含まれるオメガ3必須脂肪酸。





今回は痩せホルモン【GLP-1】についてご紹介しました。
あくまでもGLP-1の自然な分泌を〝助ける〟食材ということなので、これらを摂れば痩せるというわけではありません。
ダイエットを成就させるためには、食事のバランス、質や量・睡眠時間やその質・ストレスの有無・アルコールを控えるなど生活習慣を意識しながら無理のないように体質改善をしていきましょう。