あらき鍼灸接骨院 スタッフ さとう の店頭ブラックボードの更新です。


【桃】
生薬名:桃仁(とうにん)
◎東洋医学的特徴 ①甘味、酸味 ②温性
◎薬膳的特徴
・体液を生み出す 
・元気と血(けつ)を補う(疲労回復)
・血の巡りを改善(月経痛、更年期障害に)
・腸を潤す(便秘改善)  など。。。
中国では不老不死の果実として神話にも登場し3000年以上前から食用とされてきた。〘長生の実〙〘仙果〙とも呼ばれる。
夏季の果物には珍しく身体を温める作用のある食材。





《桃・桃仁 あれこれ》

・潤腸効果で便秘解消、肌荒れ改善、肌への潤い補給が期待できる。

・乾燥させた桃の葉を湯船に浮かべて入浴することであせもや湿疹、かぶれに効果的。

・桃仁に含まれるアミグダリンは多量に摂取すると悪心、嘔吐の症状が現れることも。早流産のリスクもあるため妊娠中は控えること。

・桃の花や蕾は便秘の緩下剤として用いられるが作用が強いため虚弱体質であったり妊娠中は要注意。

・中国では桃の花の咲き乱れる桃源郷を理想とすることや桃が強い生命力を持つことから邪気を払う魔除けの作用があるとされた。日本でも桃の節句に花を飾り、魔除けに桃酒を飲む習慣がある。