目を使ってものを見る
➡️東洋医学において肝血と腎精の充足度と関連

身体の特徴や変調を表す五行色体表を参考にすると、
[五臓] 肝 心 脾 肺 腎
[五官] 目 舌 口 鼻 耳
[五色] 青 赤 黄 白 黒
から、
肝と目の関係性や腎と黒色の関係性から腎を養う上で老化防止のために黒色の食材を摂ると良いなど様々な事が読み取れます。





《目の老化を防ぐには。。。》

☑肝血と腎精を補う
赤や紫、黒の食材で肝血と腎精をチャージ。
にんじん( ※β-カロテン)、ビーツ、紫キャベツ、クコの実、なつめ、ブルーベリー、黒豆、黒ごま、ひじき、黒きくらげ etc. がオススメ。
※ β-カロテン
目の粘膜を正常な状態に維持して視力の低下を予防する。

☑肝熱(かんねつ)を取る
東洋医学において体内が肝熱を帯びると目は充血しやすくなるとされています。オススメは菊花茶。目の充血解消に効果のある食材の1つが食用菊なのだそう。
肝熱を取ることで目の症状だけでなく、それに伴う頭痛やめまい・のぼせなども緩和することができるのだとか。

🔘菊花とクコの実を合わせたお茶
ガクを取り除いた菊花3個、クコの実大さじ1、緑茶(or中国茶)大さじ1を急須に入れて熱湯を300~400mlを注ぐ。
1~2分蒸らしてからカップに注いでいただく。


☑血(けつ)をきれいにする
血(けつ)の停滞と汚れが目の汚れにつながるとされています。
血行を促進し、浄血効果のある食材を摂るように意識しましょう。

Ex)きくらげ、黒豆(の煮汁)、パセリ、セロリ、ケール、玉ねぎ、菜の花、ブロッコリー、かぼちゃ、田七人参(※1)、きのこ類、海藻類、梅干し(※2)、納豆、鯖、鮭、緑茶、ココア、コーヒー、赤ワイン、黒酢 etc.

※1 田七(でんしち)人参
止血作用にすぐれ、肝臓の血液循環を良くする。世界四大薬用人参の1つ。

※2 梅干し
アルカリ性(体液は弱アルカリ性である必要がある)。酸味があるため〝酸性〟と思われがちだけれども正しくはクエン酸によるもの。クエン酸はドロドロ血液の原因である酸性を中和させ血液をサラサラにする。ドロドロ血液はコレステロール値や中性脂肪値が高い状態。血流が悪くなることで血管に負担がかかり、動脈硬化や血栓を招くとされる。
 余談:牛肉(酸性)100gを中和させるのに、きゅうり(アルカリ性)900gに対して梅(アルカリ性)は僅か5gでまかなえるのだとか。





今回は目の老化を防ぐポイントについてご紹介しました。
私たちは日頃様々な方法で情報を得ていますが、目からの情報はかなりの割合を占めるかもしれません。
状況を判断したり、ものを見たり、仕事においてもプライベートにおいてもかなり酷使しています。
日頃から目を労って、最小限の負担や老化にとどめて日常生活を楽しみたいですね。