【白きくらげ】
東洋医学的特徴 ①甘味 ②平性

生薬名 銀耳(ぎんじ)
黒きくらげと同様に広葉樹の倒木や枯れ木に生息するきのこ。中国四大食用きのこ〝四珍〟の1つ。
白きくらげ+なつめ+クコの実をコトコト煮込んだ薬膳が有名で楊貴妃や西太后が愛した美肌食材ともいわれている。
[効能]
・体液を生み出す(肺、大腸を潤す)
・胃腸を元気にする





肌にハリや潤いを与えてくれる食材。白きくらげ多糖体という成分はヒアルロン酸をしのぐ保湿力があるといわれています。
呼吸器を強化するため虚弱体質で疲れやすく息切れするタイプにもオススメ。
また、東洋医学における肺と腎の働きを助け、水では補うことのできない深い渇きを癒して潤いを補う作用も期待できるといいます。
潤いを補う部位は多岐にわたり、皮膚や粘膜も潤すことからドライスキン・ドライマウス・空咳・免疫低下・呼吸器が弱い・鼻や喉から風邪をひきやすいといった症状にもオススメです。





加えて、滋養強壮にすぐれているためかつては不老長寿の食材として宮中でのみ使われていたのだとか。
現在では、高血圧・血管硬化・便秘・月経過多などにも効果が期待できる食材として重宝されているようです。
光沢があり肉厚のものを選ぶのがオススメで、日常使いすること上では下茹でしておくと料理やデザートにも使いやすいとのこと。
⚠黒きくらげ同様、生のきくらげは皮膚炎や痒みの原因になることがあるので必ず加熱して食べるようにしましょう。





今回は不老長寿の食材〝白きくらげ〟についてご紹介しました。
〝白きくらげ〟のほかに〝黒きくらげ〟がありますが、きくらげと名前はついていますがそもそも違う品種で、食感や味・効能に違いがあるとされています。
ご自身の体調や体質を見極めてそれに合ったものを取り入れてみてはいかがでしょうか?