【グレープフルーツ】
東洋医学的特徴
①甘味・酸味・苦味 ②寒性
甘味+酸味➡️酸甘化陰で潤いを生み出す
苦味+寒性➡️こもった熱を冷まし興奮を鎮める

グレープフルーツは1個で1日分を賄えるといわれるほどビタミンCが豊富で強い抗酸化作用が期待できる。疲労回復や風邪予防に効果的。
身体を潤し、気を降ろす性質を持つ。 

②寒性で気を降ろす性質があることから、熱っぽく気が昇っている〝肝陽亢盛〟で高血圧の方にオススメ。

⚠控えめにした方が良いケース(冷えを助長)
・陽虚(温める力が弱い)で冷え性
・胃腸が弱い方、高齢者の方
・小児や妊婦(冷えで成長発育を妨げる)
・腎機能が弱い





《グレープフルーツの効能》

・行気和胃(果肉)
気の巡りを良くして食欲不振や胃もたれを改善

・解毒、解酒(果肉)
アルコールの分解を促進して二日酔いを解消

・化痰(皮)
痰を取り除く

・下気消食(皮)
気の巡りを良くして消化を助ける





グレープフルーツは潤いを補うことでこもった熱を冷ましたり鎮静したりする働きが期待できるため、

・イライラして興奮気味
・熱っぽくカッとなる
・ストレスで食欲が落ちている

といった際にぜひ摂りたい食材です。
ただ、嬉しい効能がたくさんあるとはいえ皮を剥いて食べるのが大変なのがやや残念な点。
そんな時に便利なのがストレートのグレープフルーツジュースです。イライラする時などにさっと手軽に飲めるのでオススメです。





グレープフルーツは身体の渇きだけでなく心の渇きも補ってくれる優秀な食材です。
熱がこもったり、イライラしたり、胃腸の不調を感じたりする場合にはグレープフルーツやストレートのジュースを活用して気の巡りを改善し 、心と身体の潤いを取り戻す手立てにしてはいかがでしょうか?





《グレープフルーツとミントのジュース》

①グレープフルーツを生搾りする
②ミントの葉を洗い、手のひらでパンッと叩いて香りを立たせ①に加える

グレープフルーツ、ミントとも気の巡りを良くする食材なので相乗効果が期待できます。