《コロナうつ》
・マスクなどの身体的ストレス
・先が見えない不安
・経済的ダメージ
などのストレッサーが元になり発症


《コロナ禍の弊害》
・リモートワークやプライベートにおける外出を控える動きなどで運動不足になり、筋力の低下、体重の増加、エコノミークラス症候群などがみられるようになった
・気持ちの落ち込み
・イライラや強い不安感        etc.

※エコノミークラス症候群
①食事や水分の不足、運動量の減少で血流が悪くなり血の塊ができる
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②血の塊が血管に詰まる(深部静脈血栓症)
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③血の塊が肺の血管に詰まる(肺塞栓症)

症状として呼吸困難、胸の痛み、片足のむくみ・腫れ・痛みなどがみられる。


ずっと同じ場所・同じ姿勢で動かずにいると物理的な視野だけでなく〝心の視野〟も狭くなってしまうと専門家は警鐘を鳴らしています。
心の視野が狭くなることで今まで気にならなかった些細なことが気になったり、ちょっしたことでイライラしたりすることも。





運動不足といっても一般の方にはハードな運動は必要ないですし、長続きもしないものです。そういった運動よりも、短時間でかつ負担の少ない運動を継続することの方が大切であると専門家は推奨しています。





そこでオススメなのが【エア縄跳び】なのだそう。
縄を使用せずその場で縄跳びをするようにジャンプするものです。エアなので場所も取らない上、道具も必要としません。通常の縄跳びでは足が引っ掛かるなど危険な場合もありますが縄を使わないので安心です。
ですが、縄跳びと同等の運動効果が得られるのでメリットといえます。





《Point》

・最初は10回を目安に。休憩をはさんでさらに10回というふうに徐々に増やしていく。

・ジャンプ➡️着地ではバランスをとるために思っているよりも筋力を使ったり衝撃を感じたりするため、手首・足首・首などを事前に動かしてから行うと安心安全。

・高く跳ぶ必要はなく、慣れてきたら高さよりも回数を増やすことを意識して行うようにする。

・テレビを観ながら。。。 家事の合間。。。仕事や勉強の合間など朝昼晩1日3回を目安に無理のない範囲で行うようにする。





《エア縄跳びのメリット》

・エア縄跳びは有酸素運動。呼吸を意識しつつ行うことで心肺機能が高まり血行も良好に。
うつ症状は脳の血流、特に前頭葉の血流が低下することで起こるとされており、全身の血流が良くなれば脳の血流の増加も期待できるため、うつ症状の予防・改善につながる。
その他、エコノミークラス症候群にも有効。脳の血流が良くなり活性化すると幸せホルモン〝セロトニン〟が分泌され、〝BDNF〟と呼ばれる神経栄養因子も増加するのだとか。
神経栄養因子〝BDNF〟は神経細胞の成長や維持・再生を促すもので加齢とともに減少するといわれており、BDNFを増加させることが認知症やうつの予防・改善につながるという。



・ジャンプすると三半規管が刺激され平衡感覚が鍛えられるとされており、三半規管に関連するめまいやふらつきの予防・改善が期待できるのだそう。



・ジャンプすることで腸が動き、横に広がっていた腸の位置が整い、飲食物が上部から下部へとスムーズに運ばれやすくなることにより便秘の改善に効果的。





(エア縄跳びの代替運動)
※めまいやふらつきが強かったり、立位で動作するのが不安な場合に座って行う運動。
下半身・上半身セットで1日に数回行うのがオススメ。

・下半身
椅子に座り、座面のサイドをつかむなどして太ももを出来る限り高く上げる。左右の足を交互に10回を目安に。慣れたら回数を増やしてOK。

・上半身
肘を伸びして両手を前に出して手首を10秒ブラブラさせる。





今回はうつ症状・不安やイライラを引き起こす血行不良の改善に効果的な〝エア縄跳び〟についてご紹介しました。
先述したように〝エア縄跳び〟はエアの動きなので広い場所や道具を必要としませんし、比較的シンプルなジャンプの動きです。
ご自身のタイミングや作業の合間に取り入れてみてはいかがでしょうか?