〝健康診断でメタボを指摘された〟〝コロナ禍で運動不足に陥って増量してしまった〟〝若い頃はいっぱい食べても太らなかった〟という声を耳にする機会が結構あります。〝万年ダイエッター〟という言葉を聴いたこともあります。
そこでいざダイエットしよう!!となった際に、運動・食事の調整に加えて、代謝がUPするというある飲みものがあるといいます。
それが【緑茶レモン】なのだとか。





まずは、緑茶とレモンの健康効果や効能についてご紹介したいと思います。
緑茶・レモンとも高い健康効果やダイエット効果のある成分を含むことが研究によりわかっているのだそうです。

🔘緑茶

□茶カテキン

脂質代謝を活発にする働き。
摂取し続けることで善玉菌が増加し、悪玉菌が減少して腸内環境が整うことで痩せやすい身体に。

□テアニン

リラックス効果。
加えて、ストレスによる自律神経系の過活動を抑えたり、ストレスを受けた脳神経系の活動を正常化する働きがある。
テアニンのリラックス効果やストレス耐性によりストレスによる過食の予防が期待できる。

☑日本のお茶処である静岡県では、【①メタボ該当者が特定健康診査によると全国最低水準】【②2015~2016年の都道府県別健康寿命ランキングで男性が全国3位、女性が全国2位】という結果が出ていて、緑茶を多く飲む習慣のある静岡県の方々はメタボが少ないことから、健康的で長生きであることが推測できるとのこと。



🔘レモン

□アディポネクチン

脂肪細胞から分泌され、〝痩せホルモン〟といわれている。このホルモンの分泌量が多い場合、運動時と同様の脂肪燃焼効果が得られるとのこと。

☑日本一のレモンの産地である広島県で行われた調査ではレモンの摂取量が多いほど血中のアディポネクチン濃度が高いことがわかったのだそう。





《緑茶レモンの作り方》

♯1 カップにレモン果汁大さじ1を入れる
♯2 急須に緑茶の茶葉小さじ1に対してお湯150mlを注いで2~3分蒸らす
♯3 1に2を注いで混ぜる

※レモンは市販のレモン果汁(果汁100%)でも生のレモンでもOK。緑茶は急須を使って茶葉から淹れてもペットボトルの緑茶でもOK。





《緑茶レモンを飲むタイミング・飲む量》

痩せる効果を引き出す場合、毎食食前の20~30分前を目安に1杯飲むのがポイント。
これは満腹中枢が作用するのに食後20分とされているため。食前20~30分前に緑茶レモンを飲んでおくことで緑茶・レモンの香りや刺激により交感神経が高まり、満腹中枢に働きかけ空腹ホルモン〝グレリン〟を抑制して、満腹ホルモン〝レプチン〟の分泌を促進するというメカニズムです。
結果、食べ過ぎを抑える上、代謝UPも期待できるのだとか。
カップ1杯150mlとして1日の摂取量の目安は450ml程度。特に摂取量の上限はないものの、常識の範囲内の量を摂るようにしましょう。





余談ですが。。。

ビタミンCは水溶性ビタミンで、消化器官から吸収する量が減ったり、尿中に排泄するといった調整機能があるため、摂り過ぎてしまっても健康な状態であれば問題ないとのこと。ですから、多く摂れば摂った分だけ効果が得られるというわけではないようです。
但し、サプリメントでビタミンCを過剰摂取すると腹痛・吐き気・下痢といった症状が起こることも。また、腎臓疾患をもつ場合には過剰摂取で結石のリスクがあるようです。





今回は〝緑茶レモン〟についてご紹介しました。
作り方も簡単で、飲むタイミングや量を守れば効果的に痩せやすい身体に近づくことのできる魅力的な飲みものです。
1度試してみてはいかがでしょうか?
但し、やはり軽い運動を取り入れたり、食事のバランスなども考慮して緑茶レモンのみに頼りすぎないようにしましょう。