低気圧は身体の表面にかかる圧力が低下した状態です。
低気圧が身体にどのような状態を生み出すかというと、ごく僅かではあるものの身体が膨張してむくんだ状態になります。
そのむくみが正常に保たれているはずの細胞を圧迫することで、身体の重だるさを感じさせたり、痛みを感じさせたりすることもあります。





例えば、そのむくみが脳内で起これば頭痛、耳の内部で起こればめまい、肩で起これば肩の痛み、気管で起これば喘息が起こる可能性が。
ただ、低気圧が近づいているとしても影響されない場合もあり、そういった場合は東洋医学における代表のバリアである〝衛気(えき)〟が保たれている、もしくはむくみを起こすような余分な水分が体内に滞らないタイプなのかもしれません。





低気圧に影響されないために〝衛気(えき)〟を補う必要があります。
衛気(えき)が弱っていると、風邪をひきやすい・アレルギー体質である・汗をダラダラとかいて止まらないといった症状がみられます。

《気を補う食材》

米、もち米、きのこ類、じゃがいも、山芋、さつまいも、かぼちゃ、キャベツ、豆類、種実類(栗、ナツメ、クコの実etc.)、肉類、魚類(鮭、サバ、カツオ、ブリetc.)、紫蘇、生姜、パクチー、陳皮(ちんぴ→みかんの皮を乾燥させたもの)etc.





また、むくみを起こさないようにするために水分のコントロールも必要です。
水分摂取過多にならないようにすることも大切なのですが、水分を〝発散〟できているかも重要とされています。
入浴せずシャワーで済ませてしまっていると汗をかくことがなく、体内に余計な水分が留まっている状態になってしまい冷えやむくみにつながります。





欲をいえば、適度に運動・宅トレなどできるとなお良いですね。
長時間でなくても構わないので是非〝発散〟の時間を取っていただきたいです。
6月に入ると雨や台風の季節がやってきます。
まだ5月だからと油断してはいけません。





気候や気圧の変化に敏感な場合は特にその季節が訪れる前に早めに準備することが大切です。
冷たいものの飲食や過度の水分摂取を控えたり、身体を動かす習慣を取り入れたり(まずはストレッチでもOK)、低気圧が原因の不調に適応する環境づくり・身体作りをオススメします。