いつになったら読み終えるのやら | そっとカカトを上げてみる ~ こっそり背伸びする横浜暮らし

そっとカカトを上げてみる ~ こっそり背伸びする横浜暮らし

大きな挑戦なんてとてもとても。
夢や志がなくても
そっと挑む暮らしの中の小さな背伸び。
表紙の手ざわりていどの本の紹介も。

相互読者登録のご期待にはそいかねますのでご了承ください。

 昨年、思い切って持っている本を原則手放す決心をしました。(その時の経緯は「本の再出発」ご参照)
まだ手放す手配が残っていますが、てもとに残す本がほぼ決まりました。

電子書籍以外に残す本を選ぶ基準は、これから読む本です。
たまたま現時点で未読と読書中の3冊と、
すでに読んで再読しようと考えている本です。


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当然のことながら、まず好みの作家の本一部を手元に残します。
名をあげれば、堀江敏幸、ポール・オースター、村上春樹、須賀敦子、幸田文、島田雅彦、佐藤正午、安部公房といったところ。
作家をキーにすると、長編小説・短篇集・エッセイといった文学系ばかりです。


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そのほか、名指しして残した本は主にこんな作品です。
そのほとんどは既に再読したことがあります。
特徴的な傾向のないとりとめのなさに、私の読書らしさが現れているかもしれません。

「傷を愛せるか」(宮地尚子)
「これは水です」(デヴット・フォスター・ウォレス、阿部重夫)
「鶴屋南北の恋」(領家高子)
「センセイの鞄」(川上弘美)
「時雨の記」(中里恒子)
「キャッチャー・イン・ザ・ライ」(J.D.サリンジャー/村上春樹訳)
「パロール・ジュレと魔法の冒険」(吉田篤弘)
「旅のラゴス」(筒井康隆)
「停電の夜に」(ジュンパ・ラヒリ/小川高義訳)
「海辺の光景」(安岡章太郎)
「星の王子様」(サンテグジュベリ、池澤夏樹訳)
「アライバル」(ジョーン・ダン)
「ローマ人の物語」(全48巻)(塩野七生)
「アースダイバー」(中沢新一)
「都市再生」(ロバータ・B・グラッツ)
「チャリング・クロス街84番地」(ヘレーン・ハンフ/江藤淳訳)
「モンテレッジオ 小さな村の旅する本屋の物語」(内田洋子)
「戦争は女の顔をしていない」(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、三浦みどり訳)
「暇と退屈の倫理学」(國分功一郎)
「雨の日はソファで散歩」(種村季弘)

他に連城三紀彦、庄野潤三、竹西寛子、乙川優三郎らの短篇集、
橋本治、熊谷達也、カポーティ、ベルンハルト・シュリンク、リュドミラ・ウリツカヤらの長編、そして
寺田寅彦、向田邦子、沢木耕太郎、多田富雄、辛永清、佐藤忠良、小林秀雄らのエッセイを残します。

 

こうしてみると、私は短篇好きですね。

これからの再読も、一冊を読み切るというより、

酒かコーヒーをのみながら、気ままにページをめくって

短篇やエッセイの一篇をひろい読んですごそうと思います。

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 スペース縮小が目的の、今回の整理を手助けしたのは、残しても空間不要の電子書籍です。

上記では挙げられていなくても、これらのお気に入りは電子書籍で残ります。(下のもの以外のさほどお気に入りではなくても残します)

「日の名残り」(カズオ・イシグロ)
「スウィングしなけりゃ意味がない」(佐藤亜紀)
「悲しみの秘儀」(若松英輔)
「六条御息所 源氏がたり」(林真理子)
「ジヴェルニーの食卓」(原田マハ)
「ハーモニー」(伊藤計劃)
「サピエンス全史」(ユヴァル・ノア・ハラリ)
その他、なぜかふいに読もうという気になる太宰治、芥川龍之介は、主な作品を電子書籍で保管することにしました。


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こうして挙げた残した本の再読に、
読みたい本/読むべき本のリストの約80冊を加えると、
私の読書ペースでは、それだけで今年1年かけてもとうてい読み終える量ではありません。

それに、今年出る本・最近出た本が徐々に加わると考えたら、
いつになったら読み終わることやら。

まだまだしばらく、元気でいなきゃなりません。

読み終えなかったら、あちらでも読み続けることにしましょう。


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