冬の足音 | そっとカカトを上げてみる ~ こっそり背伸びする横浜暮らし

そっとカカトを上げてみる ~ こっそり背伸びする横浜暮らし

大きな挑戦なんてとてもとても。
夢や志がなくても
そっと挑む暮らしの中の小さな背伸び。
表紙の手ざわりていどの本の紹介も。

相互読者登録のご期待にはそいかねますのでご了承ください。

このところTVの天気予報で
「この秋いちばんの冷えこみ」というフレーズをよく聞くようになりました。

朝、目が覚めても、布団から出るのにすこしばかり勇気が必要です。
そう、冬の足音が聞こえてくる季節です。

    

ちょっと前までは、冷酒か冷やだったのに、
このところ、晩酌するときにお燗用に買っておいた酒に
自然と手が伸びる回数が増えました。

白和えを酒肴に、ぬるめの燗をちびりとやるうちに、
仕事帰りに北風にさらされた体が、徐々に内から温まってきます。

言葉を聞くまでもなく、冬が近いと感じる場面です。

    

平日は毎日、朝風呂にはいります。
湯気を抜くために、風呂場の窓を少し開けています。

その窓の隙間から寺の鐘の音が聞こえてくるようになりました。
午前6時の鐘です。

この鐘をつく寺は私の家から北の方角にあります。
北風が鐘の音を運んでくる時季になったんですね。

    

こうしたことが積み重なるうちに、暮らしの中で冬の足音を実感します。

あ、そうそう、もうひとつ、デジタルに感じる場面がありました。

朝起きてすぐ測ると、暖かだった頃に比べて、
ぽんと10くらい、血圧が上がっています。

風情とは縁遠く、容赦もありません。
でも、これも足音。

きょうあたり、君子蘭の鉢を家の中にいれなくては。


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