EQE SUVを購入した当初は、メルセデス・ベンツの急速充電を無料で利用できる期間がありました。
せっかく無料で使えるのだからと、急速充電器を積極的に利用していました。
ところが、実際に何度か使ってみると、充電器に表示されている最大出力と、車に実際に入る電力には、かなり差があることが分かりました。
表示された能力の8割出れば良い方だった
急速充電器には「50kW」や「90kW」などと表示されています。
最初は、その数字に近い出力で充電できるものだと思っていました。しかし、実際には表示された能力の8割いや7割程度出れば良い方でした。
充電開始時のバッテリー残量、バッテリーの温度、外気温、充電器の状態など、さまざまな条件によって実際の出力は変わるようです。
それでも、50kWと表示された充電器を利用して、実際には15kW前後しか出なかった時には、さすがに予想との違いを感じました。
当時の写真や詳しい記録は残していないため、あくまで私の記憶による数字です。しかし、表示された最大出力どおりに充電できることは少なかった、という印象は強く残っています。
30分では思ったほど充電できないことも
急速充電器は、1回30分で利用が終了するものがほとんどです。
出力が十分に出ていれば、30分でもある程度の電力を補充できます。しかし、実際の出力が低いと、30分待っても思ったほどバッテリー残量が増えません。
例えば、50kW器で8割にあたる40kWの出力が30分続けば、単純計算では約20kWh充電できます。
一方、15kWの出力では、30分で約7.5kWhです。実際には充電中も出力が変化しますが、同じ30分でも、充電できる量には大きな差が生じます。
「この充電器なら、30分でこれくらい充電できるだろう」と考えて立ち寄っても、予想より残量が増えず、その後の走行予定を考え直したこともありました。
メルセデス・ベンツの無料期間だったため、充電料金そのものを気にせず利用できたのは、とてもありがたいことでした。
しかし、無料であっても、30分待って思ったほど充電できないと、遠出の際にはだいぶ不安です。
最近は自宅での普通充電が中心
無料期間が終わったこともあり、最近は急速充電をほとんど利用しなくなりました。
現在は、帰宅した時に自宅の充電器へケーブルをつなぎ、料金の安い夜間に充電しています。
自宅の普通充電は、急速充電ほど出力が大きいわけではありません。しかし、充電中に車のそばで待つ必要がなく、寝ている間に必要な量を充電できます。
30分という時間制限もなく、その日の急速充電器の出力を気にする必要もありません。朝になれば必要な量が入っているので、普段の生活ではこちらの方がずっと楽です。
ガソリンスタンドへ行く必要もなく、急速充電器が空いているか、十分な出力が出るかを心配することもありません。
急速充電が不要になったわけではない
もちろん、急速充電そのものが不要になったわけではありません。
長距離を走る時には、急速充電器が必要です。自宅から離れた場所では、急速充電が大切な支えです。
ただし、充電器に表示された最大出力だけを見て、30分後の充電量を予想するのは難しいと感じています。
遠出の際には、予定より充電量が少なかった場合も考えて、余裕を持った計画が必要です。
無料期間に使ったからこそ分かったこと
メルセデス・ベンツの急速充電無料期間に、いろいろな充電器を利用できたことは、良い経験になりました。
表示された能力の8割程度出れば良い方で、時には50kW表記でも15kW前後しか出ないことがある。そして30分待っても、思ったとおりの充電量にならない場合があることを実際に経験しました。
その結果、普段は自宅で充電し、急速充電は長距離移動の時に利用するという現在の使い方に落ち着きました。
EVは「どこで、どのくらいの速さで充電できるか」も大切ですが、自宅で寝ている間に充電できることが、私にとって一番の便利さなのだと思います。