義理の父から、立派な蕎麦打ちセットをいただきました。
桶の中で蕎麦粉をこね、大きな板の上で麺棒を使って伸ばす。それを畳んで包丁で切り、最後に茹でるという本格的なものです。
せっかくいただいたのだから、おいしい蕎麦を作って義理の父に食べてもらいたい。そう思い、YouTubeを見ながら何度も挑戦しました。
何度やっても短い蕎麦になってしまう
動画を見ると、蕎麦職人の方は生地をきれいに伸ばし、手際よく畳んで、細く長い蕎麦に切っています。
見ていると、自分にもできそうな気がしてきます。
ところが、実際にやってみると全くうまくいきません。
生地を伸ばして畳み、包丁で切ろうとする段階で割れてしまいます。何とか切ることができても、茹で上がったのは短く切れた蕎麦ばかりでした。
水の量が悪いのか、こね方が足りないのか、それとも十割蕎麦だから難しいのか。
いろいろ試してみましたが、素人の私には原因を解決できず、結局、一度も満足できる手打ち蕎麦を作れませんでした。
発想を変えて、モンブラン絞り機を使ってみた
そこで、きれいに伸ばして切ることを諦め、別の方法を考えることにしました。
使ってみたのが、こちらのモンブラン絞り機です。
本来は、栗のペーストなどを細く絞り出すための道具です。
蕎麦の団子を筒の中に入れて押し出せば、麺の形になるのではないか。そう考え、沸騰したお湯の中へ直接絞り出してみました。
伝統的な蕎麦打ちとは全く違う方法ですが、これが思いのほかうまくいきました。
100%のおいしい蕎麦が完成
出来上がったのが、こちらです。
一般的な蕎麦より少し太めで、太さも完全にはそろっていません。それでも、これまでのように短くバラバラになることはなく、しっかりと麺の形になりました。
しかも、蕎麦粉100%の十割蕎麦です。
見た目は少し不ぞろいですが、蕎麦の風味をしっかり感じられて、とてもおいしくできました。
義理の父もこの蕎麦をとても気に入ってくれています。いただいた蕎麦打ちセットを本来の方法では使いこなせませんでしたが、何とか自分なりの方法で蕎麦を作れるようになりました。
ざる蕎麦の次は、温かい蕎麦に挑戦
モンブラン絞り機のおかげで、ざる蕎麦はおいしく食べられるようになりました。
ただ、次の課題は温かい蕎麦です。
せっかくできた麺を短くしたり、食感を損なったりせず、温かいつゆでおいしく食べるにはどうすればよいのか。現在も研究中です。
本格的な手打ち蕎麦には失敗しましたが、そこで諦めず、違う道具を使ったことで十割蕎麦を楽しめるようになりました。
少し邪道かもしれませんが、おいしく食べられて、義理の父にも喜んでもらえたので、わが家ではこれが正解なのだと思っています。

