血液内科、ついに卒業。 | 愛と仕事とその後のワタシ

愛と仕事とその後のワタシ

仕事を続けながら、悪性リンパ腫を治療しました。
2010年7月に告知を受け、2011年4月に寛解。
病気のこと、仕事のこと、たまに絵日記、その後のあれこれ。
2019年12月、ついに経過観察も卒業。
全快を果たしました。

最後の記事からちょうど5年が経ちました。

悪性リンパ腫ステージⅢの宣告から9年ちょっと。

8回のR-CHOPの治療を経て完全寛解から8年半。

 

ここ数年は自分が血液がんだったことなどすっかり忘れ、

仕事やフツウの日常生活にまみれつつも

半年に一度の経過観察の通院は永遠に続くのかと思っていたら。

 

昨日、大学病院血液内科の主治医に

「もうこの病気の心配はないでしょう。

次の予約は要りません」といわれました。

 

「やった~!」という感慨もなく

「あ、そうですか」…というあっけなさでしたが。

 

ただ、もしかしたら

昔の闘病中のワタシのように

どなたかの参考になるかもしれないので、

データとしてここに報告しようと思いました。

 

 

そして、今さらですが、

このブログの中に書いてない

病気に関することも思い出したので

あらためて記しておきましょう。

 

ワタシは罹患がわかってすぐに

詳しい細胞の染色検査がありまして(結果がなかなかでないらしい)…

 

それまでワタシの病腫は

びまん性の悪性リンパ腫といわれていましたが。

そのだいぶ後になって(数年後)、

こちらから主治医に尋ねてわかった事実がありまして。

 

どうもワタシのリンパ腫のタイプは、

昔は「ゆっくり進行するタイプ」だったらしいです。

たぶん濾胞性?(確認してません)

その後、中程度の速度で病気が進行する

びまん性に変わったということで。

 

つまり「転化」というタイプの病種だったのです。

この場合、両方の病腫のエレメントを持っている、と言われたものの

意味がよくわからなかったので無視することにしたのでした。

家族にも話していません。

 

一応ネットで調べたら、転化の場合、予後が悪いとあったので、

ワタシらしく、なおさら無視することにしたのでした。

でも、血液内科を卒業の今となっては関係ないことです。

 

 

ちなみに今は…

最近、還暦に…60才になってしまいました。

 

おおむね元気ではありますが、年をとったせいか、

血圧が高かったり、腰痛が悪化したり、視力が落ちたりと

いろいろ不調はあります。

 

そうそう、何年も前にここでも紹介した

一人暮らしの自室で脳梗塞、心筋梗塞で倒れ、

10日間発見されずにいた、

それでも奇跡的に生きていた義弟ですが

 

「一生寝たきりかもしれない」と宣告されたにもかかわらず、

懸命のリハビリを乗り越え、自力で歩くまでに快復。

 

それどころか、入院していた病院の看護士さんと結婚

(ここまでは書いたかも)、

さらに子供も生まれました。

今は大きな会社の資料室で働いています。

 

ワタシはといえば、2年ほど前に

この病気やこのブログをテーマに初めて書いた長文が

「婦人公論」100周年記念の読者ノンフィクション大賞に選ばれる

といううれしい出来事も。

 

嫌なこともありましたが、

人生とは何が起こるかわからないものです。

なんていうか奇跡や、奇跡に近いことって

案外起こるものなんだと

前向きな心持ちで生きていけそうな気分にもなりました。

 

さて、おまけです。

今、ワタシの毎日を慰め、励ましてくれているネコ2匹の写真でも。

 

 

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