アネです。
探しものをしていて、引き出しの中に一冊のメモ帳が出てきて何気なく見ると11年前にがんで亡くなった父のものでした。
引き出し類はかなり断捨離や整理収納をしていたはずなのに何故このメモ帳の存在に今、気づいたのだろう。
おそるおそるめくってみると入院した日からメモを書いていたようです。
いつの間に?
その頃はまだまだ元気で東京在住の妹に電話で
父さん治るからな
そう言って医師や看護師、放射線技師の方々とのやり取りを前向きに治療に取り組んでいました。
○月○日放射線◎回目
担当●●さん
○月○日
朝採血、回診あり
着がえ 月水金
高エネ治療20回を目標
○月○日 ○○時浣腸
ほぼほぼ箇条書きです。
私や母がお見舞いに行く前に色々な検査をたくさんしていたことが判明。
その中で唯一
声のかすれは
そうカンタンには
良くならない
入院前から食事の時に飲み込むと咳き込むような感じで常に水を飲み、というよりも流し込むようにしていた。
早く病院行って検査して、と何度も何度も言ったのに。
当時の私がどれだけ言っても聞かなかったのをさらに思い出してしまう。
父のメモは高エネ治療21回目でそれ以降は何も書かれていなかったです。
それからしばらくして体調が悪化し、集中治療室で亡くなるまでいたのだから書けるはずもなく。
メモが見つかったのはきっと今読んでほしかったのかもしれません。