先日は思いきりバカバカしいことをしてみるべく、桜の花を追いかけるだけの、東京から長野へとても楽しく日帰り470kmのドライブをしたのですが、


(この美しさですもの、楽しいですよねおねがい)



私がドライブの行先として提案したのは、ネットのお花見サイトの中から、咲いていそうな場所を友達に選んで貰う事で、


行き先を小諸城に決めたのは、友達でした。







私のGoogleマップに小諸城に旗を立てようと見てみましたら、小諸城の他にほぼ記憶の無い行きたい場所の旗が🚩立っていまして、






何だろう?


と思い拡大してみましたら、







行基菩薩ルートで印を付けた、布引山釈尊寺でした。


(今調べましたら、たぶん去年の秋くらいに印をつけたみたいです。)



ここ良いのだろうなー行きたいなーと思った場所でも、往復470kmコースですから自分の運転では一生行く事もないだろうと思っていた場所なので、すっかり忘れておりましたが、

お参りのチャンスが突然にやってきました🙏




小諸城から車で🚗10分程の距離でした。













名称布引観世音

むかし、信仰心のうすい老婆が住んでおりました。この老婆が千曲川で布を晒しておりますと、どこからともなく一頭の牛が現れ、その布を角にかけて走り出しました。

老婆は、驚いて、野を超え、山越え、牛の後を追いかけましたが、ふと気がついてみますと善光寺の境内まで来ておりました。老婆は、やっとのことで牛に追いついたのかと思ったのもつかの間、牛は金堂のあたりで、突然姿をけし

てしまったのではありませんか。

驚きと悲しみに疲れ果てた老婆は、あっけにとられてその場にたたずんでしまいました。

日も暮れる頃、どこからともなく一条の光明がさし、その霊光の尊さに思わずひざまずいて、菩提心を起こし一夜を金堂にこもって罪悪を詫び、家に帰ってまいりました。

ある日の事、ふと布引山を仰ぎ見ますと、岩角にあの布が吹き付けられてい

るではありませんか。

老婆は何とかして取り戻したいと思いましたが断崖絶壁の事で取るすべもありません。

一心不乱に念じているうち、布と共に石と化してしまったと云うことです。

この布引山の断崖には今も白く布の形をした岩肌が眺められます。

布引観世音菩薩が、牛に化して信心うすい老婆を、善光寺阿弥陀如来の許に導いて教化をしたのだそうです。

この話は、信濃四大伝説の一つとして、今に語り伝えられております。

小諸市





牛に引かれて善光寺の伝説のお寺さんです。



(善光寺の牛さん、布引から来たのですね。)







境内まで20分程登ります。








満開の桜咲く平日、信州の山は人もまばらで


20台程とまる駐車場には10台程とまっていましたが、

広い山の中ですれ違った方達はそのくらいの数で、


ほとんど人がいらっしゃらなかったです。








20分という距離は登るとはいっても、絶望を感じずに、登り始められました。





木々のささやきと、せせらぎの音


切り立った巨岩



私の大好きな雰囲気が詰まっているお山でした。
























左側に電線が見えますように、お寺さんには電気が来ています。





実は、ここを登らなくても社務所まで車で行かれる様なのですが、車がすれ違えない細い道だそうで小諸市役所の観光案内では、危ないのでこちらの駐車場を推奨する注意書きがありました。






こんなに気持ちの良い場所を歩かないのはもったいないですもの。






信徒さんが奉納されたお地蔵様が見守って下さる山道を歩きます。















牛岩です。







牛さん、おりますでしょう?



布を奪われたくない、おばあちゃんが、おおあわてで付いていく様子が目に浮かびます。





善光寺穴



昔、善光寺が大火事になった時に、この穴から煙が出たと伝わります。




どの穴?




この穴?





こっち?


わからなかったですが…💧


繋がっているのは善光寺なのですね。












あ!




何か見えました!!










…が、行き止まりです。





仁王門








中には仁王様と、

10年毎に奉納されている大きな草鞋がありました。







昔は、この仁王門からも登れたようです。






現在は、木に覆い尽くされたようでした。





山道に再び戻りまして











もうすぐ境内です。





続きます。




お読みくださいましてありがとうございました。

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