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以前、

❝オナ禁❞って女性にも効果あるの?

 

という記事を書かせて頂きましたが、非常に多くの皆様に読んで頂き、また、女性の皆様からもand you?のショップへ感想をたくさん頂戴致しました。

 

頂いた感想の中には,

 

「パートナーがオナ禁を実践していて、何だか最近イライラしているような気がするんだけど、正しい知識を持ってもらうにはどうしたらいいの?」

 

「そもそもオナ禁の考えって、どこから来ているの?」

 

など、パートナーの体調を心配されている女性も…。

 

そこで本日は、オナ禁神話とはいつ頃、どこから来たのか?について深堀してみようと思います。

オナ禁集団「NoFap」って?

オナ禁を調べていくうちに、アメリカのオナ禁オンラインコミュニティ

 

「No Fap」

 

のサイトにたどり着きました。

 

No Fapは、ピッツバーグのウェブ開発者アレクサンダー ローズによって 2011 年 6 月に設立されたコミュニティであり、団体名の「ノーファップ」はそのまま「オナ禁」を意味します。

2024 年の時点で、NoFap オンライン コミュニティには 350,000 人以上の登録メンバーがいるとされていますが、そのうちの5%は女性なのだとか。

 

No Fap Wikipedia

 

No Fap 公式サイト

 

公式サイトを閲覧してみると、オナ禁による精神性の向上や、ポルノ依存者の救済を活動の軸にしている様子が伺えます。

 

オナ禁の有効性を示す科学的根拠として、団体は「オナ禁によるテストステロン(男性ホルモン)レベルの上昇」などを挙げていますが、and you?の過去記事

❝オナ禁❞って女性にも効果があるの?

でも書かせて頂いたように、

 

オナ禁すると7日目にテストステロン値が一時的に上昇し8日目には元に戻るが、それ以上オナ禁を続けても再度上がることはないようです。

 

さらに過度なオナ禁は、前立腺がんのリスクも高まるとの研究結果もあるのですが、アメリカではなぜここまでオナ禁がブーム化してしまったのでしょう?

 

そこには、単なる科学的根拠を越えた理由がありそうです…。

オナ禁の起源は宗教的思想?

そもそも、日本には「オナ禁」という概念が古くから定着していたのでしょうか?

 

江戸時代、日本には「入り込み湯」という男女混浴銭湯がありました。

 

さらに農村部では「夜這い」の風習が根付いていたり、武士の間では「衆道」と呼ばれる男性同士の性愛文化があったり…。

 

どちらかというと日本は、昔から性的志向には寛容な文化圏であったと言えるでしょう。

女人禁制という仏教や修験道の掟も見られましたが、それは女性の経血や出産に伴う出血などの血液を穢れとする理由からであり、一部の霊山などに限られたものでした。

 

では、No Fapの拠点がある、アメリカではどうでしょうか?

 

アメリカはクリスチャンが多い国ですが、キリスト教文化圏では古くから「禁欲」を強いるような教義が確認できます。

 

例えば、キリスト教の前身であるユダヤ教の黙示文学では、現在の悪が支配する地上にやがて訪れる「来るべき世」の審判に備えて禁欲を求めています。

 

また、エッセネ派のように聖性を熱心に追求するユダヤ教徒は禁欲的生活を実践していました。

紀元1世紀のユダヤ人著述家フィロンは、人里離れた場所で観想を目的とした禁欲的な共同生活を送るテラペウタイというユダヤ人コミュニティについて記録しています。

 

テラペウタイの在り様は後のキリスト教修道院制度に大きな影響を与えたとされていることから、現在でも熱心なクリスチャンは性行為や自慰に関して、どこか罪悪感を感じる方も少なくないようです。

 

これはあくまで様々なデータを見た上での感想ですが、そんな宗教的アイデンティティから派生した「罪悪感」が人々をオナ禁に注目させ、いつしか精神鍛錬の場としてコミュニティ化したのではないでしょうか。

 

まとめ:気持ちの切り替えとしてオナ禁は有益?

オナ禁には、これといった科学的効果は実証されていないようですが、それでも「1週間継続したら、気持ちに変化があるかも…」とチャレンジされる分には、全く無意味なことでもないかと思います。

 

チャレンジした人の中には「やってみたら気持ちの切り替えができてリフレッシュした気がする」と、何らかの気分的な変化がもたらされた方もいらっしゃるかも知れません。

 

ただ、人によっては「オナ禁を無理に継続してイライラが溜まってしまった…」という声も聞きますので、あまり無理をせずに試されると良いかと思いました。

 

本日は、オナ禁に関して深掘りしてみましたが、どうだったでしょうか?

本日もand you?の記事を最後までお読み下さり、誠にありがとうございました!