転職先は人で選べ


メンターとして、一番相談されるケースは、転職相談です。とくに外資系の場合、優秀な人ほど、ヘッドハンターからの勧誘も多く、得てして隣の芝生が青く見えてしまう部分もあり、転職を通常的に考えている人がほとんだと思います。


そんな彼ら、彼女たちが相談してくるのは「複数の会社の面接を受けたが、どこにするか迷っている」というパターンで、なぜ迷っているかというと待遇面や仕事内容など、どちらかというと森と木でいうと木の部分の話が多いように思います。自分が行こうとしている業界の将来展望、その会社の競争力、事業戦略や、自分が入る部署の人達のことを重要視し、新しい環境で自分が何を学べ、どういう経験がつめるかという視点が抜け落ちているケースが多くみられます。転職を何度も何度も重ねることは、決していいことではありませんが、30年、40年という長いビジネスパーソンとしてのキャリアの中で、23度の転職は、経験や視野の幅を広げ、広くビジネスに関する理解を深くするという意味では、個人的には、必要な経験かと思っていますので、自分にとって、いままでにない経験が得られそうな環境を目指すという意味での転職であれば、そして、その目的意識が強ければ、その人の背中を押すようなアドヴァイスをするようにしています。


そして、ちゃんとそういう意味での目的意識がはっきりとしていたとしても、A社かB社か決めかねているというような場合は、「じゃあ、どっちの会社のほうが、面接で会った人達と一緒に仕事をしてみたい、その人達からいろいろ学びたいと思った?」というような質問をし、考えてもらうようにしています。


結局は、ビジネスについては、もちろん日々の業務や、座学から学ぶことも多いと思いますが、やはり一緒に仕事をする人たち、とくにその会社に入った場合に上司となる人達、先輩の人たちの考え方や、仕事に対する姿勢など、自分にとって、「その人から学びたい」という思いが強かったかがとても大切な要素だと考えてもらうようにしています。とくに30歳台の人にとっては、次に行こうとしている会社がキャリアの最後まで勤める会社かどうか、わからないわけで、より自分自身の成長の為の新しい経験を求めるという観点で、どんな人と一緒に仕事をするか、そして一緒に仕事をする人達からどんなことを学ぶことができるかを重視して、転職の判断をするようにアドヴァイスしています。



ちなみに、私個人の経験でも、3度の転職で常に、この「人」の部分が常に決定的な要素となり、迷いなく、転職先を決め、結果として、運がよかったこともありますが、それぞれの転職は自分にとって非常に有意義な、また、ビジネスパーソンとしての見識、自信を深める貴重な経験となりました。






 

     他の人と自分を比べるな

特に欧米人の人から相談を受ける時や、MBAなどの高学歴の人に多い傾向ですが、いわゆるFast Truckに自分が乗っていないことにあせりを感じ、MBAや大学時代の仲間や、同じ社内の同じような待遇からスタートした同僚にくらべて、自分の担当している仕事の内容や、社内の資格グレードが低く、自分だけが遅れているというような悩みの相談が多々ありました。

こういう人は、総じて、上昇志向が強い人なのですが、往々にしてあるのが、自分の強みは理解していても、自分の弱いところや、もっと努力しなければいけないところを見落としているケースが多いように思います。つまりは上や横ばかり見て、自分の足元を見ていないというわけです。

こういう人の場合、まず、「なぜあなたは他の人と自分を比べるのか?」と聞くようにします、そうすると大概の人がすぐには返答できません。上昇志向が強く、自分でも自分が優秀だと思っている人は、自分が認められて当たりまえ、自分が他のひとより認められてないことがおかしいと、まず、その部分を他人のせいにしていることが多いと思います。「自分はちゃんとできる、やっているのに、それを認めてくれていない」というような不満ですね。

こういう人には、まず、「今のあなたは、まず自分自身に投資する時期であり、自分を自分でよく理解し、足りない部分、知らないこと、まだ、身についていないスキルなどを身に着けることに努力する時期ではないか?」とアドヴァイスします。そして、人と自分を比べるより、今の自分とこうなりたいと思っている自分とのギャップをよく認識することをまずしなさい、そのためには自分の理想とするような先輩や、上司をまずは見つけ、その人の仕事に対するアプローチ、仕事における物の考えかた、仕切りかた、など、自分が「こうありたい」と思うような部分と、今の自分を比べて、どうすれば、あるいはどういう経験を積めば、その人のようになれるかを考えなさいとアドヴァイスします。つまり、もし、比べるとすると、それは、自分と同世代や同レベルの人と比べてもなにも得るものは、ないが、自分が目標とするような、ある意味完成されたビジネスパーソンと自分を比べ、自分の「今」を悟ることのほうがどれだけ意味があるかということをわかってもらうようにするということになります。

人には、確かに、相対的な優越感で、満足を得る部分があると思いますし、組織の中では、「競争」は常につきものです。当然出世の早さ、遅さが気にならない人はいないでしょう。ただ、ビジネスパーソンとしての競争は、いわばマラソンレースで、30年、40年というスパンでの競争です。単なる途中の結果である、3年、5年というスパンで優劣を考えてもなにもなりませんし、何が今の自分にとって大切かをアドヴァイスしてあげることが肝要と思います。

 


 

 


グローバル企業で人事の仕事をしていたこともあり、その際、本当にポテンシャルのある優秀な候補者の場合は、その人の採用が他社との競争になることもあり、私自ら、その候補者と何度も会い、当社に入社するよう「口説く」ことも多かったのですが、そういう採用時から「縁」のある人とは、入社後もその人のキャリアプランについて、またいろんな理由で迷っているときや、その後、また違う会社への転職時や転職後もメンターとしていろいろな相談に乗ってきました。人事の仕事では、グローバル企業日本法人の人事部長の他、中国、香港、台湾、韓国のそれぞれの法人の人事部を束ね、それぞれの国での採用や人材育成も、この5か国の人事を統括する立場で関与していましたので、メンターとしては、日本人だけではなく、中国人、ドイツ人、香港人、台湾人など、いろんな国籍の人達にアドヴァイスを与えてきました。もちろん、国籍によって、多少の価値観の違いなどはありましたが、それよりもそれぞれの人の個人としての価値観や性格という部分を勘案して、アドヴァイスを与えてきました。メンターとしてアドヴァイスを与えてきた人達、またその時期は、総じて彼ら、彼女たちが30歳代のことが多かったように思います。

今回は、そんな私のメンターとしての経験から、与えてきたアドヴァイスを、皆さんのご参考になればと思い、いくつかの項目に分けてまとめてみました。

     他の人と自分を比べるな

     転職先は人で選べ

     自分が何をやりたいかを考えよ

     30歳代は寝ないで勉強せよ

     自分の得意科目を明確にせよ

     周りから可愛がってもらえる人になれ

     あせるな、目盛りは大きく


次回以降、これらの項目に沿ってお話ししていきます。





 

「あいつはわかっている」と評価される、そういういい意味でのレッテルをはられるためには、要はかわいげがありかどうかが大切だと思いますし、それは人間的魅力という観点からも大切だと思います。

組織でのポジションがあがり、上になればなるほど、自分を否定したり、自分の意見をすぐに変更したりすることが難しくなり、ともすると常に自分を正当化する言動をとることが多くなります。

これは、ほんとうに気を付けなければならない部分。ある意味自信の裏返しだけれど、気をつけないと孤立しかねないと思います、ですからいつまでも、かわいがられる存在であることが肝要なのです。

はい、それでは、私のお話のまとめになります、今回お伝えしたかったことをまとめますと:

①自然体で長続きする自分のスタイルを作ること

②評価はすべて周りが決めること、めぐってくるチャンスを待つしかない

③謙虚に、そしていつも「知らないこと」に貪欲に

④あせらず、常に目盛りを大きく、目線を高く

ということになります。皆さんが、真のグローバルビジネスマンとして活躍されることをお祈りしています。

 

 


知的好奇心を高くというのは、自分の担当している業務の専門知識のみならず、やはり、経済のこと、業界のこと、ビジネス全般のことに対して常に興味をもって貪欲に知らないことを知ろうとしているかということだと思います。ところが現実にはこれが結構難しい。

一般的に、ビジネスマンの場合、とくに家庭がでて、お子さんができたりすると、土日は家庭サービスが中心になったり、

ストレス解消と運動不足解消のため、ゴルフしたり、スポーツしたり

それでおわっちゃう、平日は業務で忙しくて、業務以外の知識を広めようとする時間もない仕事のあとは、うさばらしを兼ねて居酒屋で上司の悪口、、とすれば、朝早く起きてでも時間を作るしかないけど、そんなことをしている人はほとんどいない。

だから、すれば差がつく。

ちなみに音楽、楽器というのは、絶対に練習しないとうまくなれない、練習にはすごく時間がかかる

反復練習だから、もちろん才能がないと練習してもうまくならないかもしれないけど、練習しなと絶対にうまくなれないから、一流のプロでも、毎日何時間も練習する、イチローや錦織や、スケーターもそう、すごい時間練習する。

ビジネスマンは10-15年とある程度経験を積んでくると、仕事になれ、その分野では知識も豊富となり、自信ができてきます。自信ができてくると、仕事はある適度とごまかせるので、練習しないでもすんでしまう。そうすると、どうなりますか、知識も、その人の思考能力や発想力というのは、成長がとまってしまい、その人の印象、評判も、「あいつは止まっちゃたね」というようなものになってしまいます。

こうなると、前述したように、自己肯定、守りというネガティブなパターンに入りかねませんので、要注意です。

そこで3つめのアドヴァイス、たとえ部下がたくさんでき、それなりの規模のチームを引っ張る立場になったとしても、部下にばかり仕事を任せず、必ず自らPyaing Managerとしてハンズオンで取り組むことです。たとえ、よりシニアーの立場になったとしても、仕事というのは、かなり細かい部分まで、まず、自分で全部やってみないと、よっぽど卓越した頭脳がないと、理解できないものです、ですから、まずは自分で業務を理解し、その上でその担当の人やチームを管理するというアプローチが大切になってきます。特に大きな組織での管理者の陥りやすい罠は、業務を部下に任せすぐて、詳細が理解できずに物事を判断するスタイルになってしまい、それが続くと、仕事の内容jが理解できなくても、「いまさらはずかしくて部下には聞けない、だから理解できてないが理解しているふりをしよう」という風になってしまいます。

こうなると、まさに、部下から「あの人はわかってない」という評価、評判をつけれられてしまいます。

人の上に立つということは、本来、下の人の何倍も努力する必要があるのですが、それが上に立つと楽をするように考えてしまう人が結構多いのが残念です。

ということで、向上心を持ってらっしゃるみなさんは、ちゃんと理解されておられると思いますが、ビジネスの世界では、成功し、認められ、組織の中で偉くなっても、残念ながら楽はできません。つまり、マラソンのように、長期戦で、ずっと、結構なスピードで走りつづけないと、ダメだということです。

経済、ビジネス、技術は進化しつづけますし、常に知識や理解という観点で追い求めていかないと、「あいつはとまちゃった」という評判になってしまいますきます。ですから、皆さんおようにまだまだ、若い方には可能性は十分です、まんがいち、いまあまりうまくいってなくても、焦ることはないのです・

どうも三十代後半から40歳前半にかけて、みんな焦るようです。それも、人と比べてどうかとか、自らが人より劣っているわけじゃないのに、出世や地位が劣っているとか、このままでは、チャンスがやってこないのではないか。。などなど。

気持ちはわかるが、焦ってもいいことはない、チャンスは必ずくる。私の商事の時の体験から言えるのは、不思議と20歳代で目立っていた人は失速し、30歳代から40歳代に伸びた人がその後もどんどん成長し役員になってるのが現実です。

 

 


 

これまで、組織の中での、印象、評判、評価ということを中心に、お話してきたわけですが、やはり、でビジネスはせんじ詰めればやはり、商売ですから、ものやサービスが売れてなんぼの世界です。そんな商売をしている組織ですから、その組織の中でより成長できる環境を得、よりチャレンジできる可能性を得るには、自分というある意味ひとつの商品がその組織なかで売れてなくてはなりません。ですからまわりから可愛がられることがとても重要であるということです。ぼ、そ上司からも、取引先からも、可愛がられる、一目おかれる、頼られるということはそのためには、やはり、仕事をよく、知ってる人であること、謙虚であること、そして、素直であること、おごらず、まわりの人の気持ち、相手の気持ちを考えることができることが大事だと、そう思え、そういう心掛けで仕事に取り組んでいれば、自然体に、「あいつはわかってる」といわれるようになると思います。




自分を組織の中で売り込んでいくにあったて、いくつかのアドヴァイスをお話ししましょう。

①一つ目はこれまでお話した、自分の評判につながるような自他ともに認める円門分野をもつこと、「そのことならあの人に聞いたらいい」という風に言われること。

②知的好奇心を強く持つこと

③ハンズオンで仕事すること  

次回で②と③についてもう少し詳しくご説明します。

 

 ここまで、上司との関係を中心に話してきましたが、その人の印象、評判、評価という部分は前述した私の若いころの人事異動の例にあるように、取引先であっても同じだと思います。そして、みなさんも経験があると思いますが、取引先からのその人に対する評価も、その組織における評価に大きく影響を与えるわけです。 

さて、今度は、わかっていない奴という評判になってしまう悪いパターンについて話しましょう。

印象、評判、評価というものは自然体でないと長続きしないですが、同時に、組織の中で自然に出来上がったまわりからの自分の印象、評判、評価というのは、なかなか自分からは変えようとしても変えられないものですが、やはり、時間とともに、仕事や勤務地も変わり、経験を積み重ねていくなかで、仕事に対する知識も、自信も深まりますし、その人の印象、評価も変わっていくものだと思いますので、その意味でも自然体でいくのが一番いいと思いますが、意外と多いのが、経験を積み重ね、自信を深めていくなかで、やはり、仕事がうまくいかないときや、まわりとの人間関係で苦労するときとか、逆風のときがあると思いますが、人間、そういう環境では、無意識に自分を正当化させようという言動が多くなるものです、つまり、

「自分は悪くない、環境のせいである」というキャンペーンをやってしまうような人が結構多いです。こうなると、謙虚に努力を続けるひとと、どんどん、印象、評価という部分で差がついてしまいます、そして、順調に好印象で、可愛がられる印象のままでいくか、弁解ばっかり、口ばっかり、実績が伴わないなどと、マイナスの印象、評価になっていくかは、より重要な仕事を任され、その人の実力、仕事に対する取組み姿勢がはっきりしてくる30歳になって差が出始めると思います。そして、40代になると、相当意識してやらないとマイナスイメージからの脱却は難しくなると思います。

組織というのは、得てして、本当の評価を本人にはフィードバックしないケースが多いようです。これは上司が部下のことをよく理解できてないケースもあるし、また、わかっていてもモチベーションを下げたくないので、マイナス面をちゃんとフィードバックしないというケースが多いのが原因だと思います、ですから、自分で自分を客観的に見れるようにしてないといけません。

ということで、仕事に自信ができてから、部下を持つような立場になってからがほんとうのチャレンジであり、それからの印象や、評価がその人をして、わかっている、わかっていないという形容のどちらになっていくかが決まってくるように思います。

いままでお話してきたように、わかってるとまわりから思われる人、そういう印象をもたれる人は、組織のなかで上に行っても、やはり、謙虚で、上手に上を使える、そして部下にも可愛がられる上司になれる人であるといえるでしょう。わかっている奴という評判を得られるか、その逆になってしまうから、その分かれ道はやはり、その人の意識、無意識のなかでの、ふるまいによるということだと思います。

ですから、大事なのは、やはり、自信がついてきても、目線を高くし、謙虚に自分をおごらず、自分はまだまだだ、もっと勉強し、いろんなことを経験しないと、より大きなビジネス、責任は果たせないと、ほんとうにそう思って努力をし、自分の知らないことを知ってる経験している人を素直に尊敬し、その人たちから学ぼうというふるまいを続ければ自ずから、評判はつしてくると思いますし、その反対に、責任を回避したり、「それは私の担当ではありません的なふるまいを続けていたり、とかく仕事がうまくいかないと、それを人のせいにしたり、また、努力して新しい知識を身に着けようとせず、今までの経験や知識だけで物事を判断したり、人の意見を聞かなかったりしていると、自ずから、「あいつはわかってない」となってしまうと思います。

分かれ道は、ある意味、はっきりしていて、自分のふるまいが評判を作りますので、評判は自分の行いや、姿勢の鏡ですから、自分自身の問題だと思います。前述しましたように、年齢も重ね、組織の中でのポジションも上がってくると、悪い方の評判があがってきたり、無意識に自分のふるまいがよくない方向に進み始めても、なかなかそれを適格にアドヴァイスしてくれる人が

まわりにいないものです、ですから、そういう人アドヴァスをしてくれる人を必ず最低一人は持つこともとても大切です。



そんな上司との関係を、より能動的なものにするために私からみなさんへアドヴァイスがあります。それは上司の先回りをするということです。上司から「あの件その後どうなってる?」と質問されるようでは、いけません。 担当であるあなたは上司よりも、案件に関して進捗をより把握しているわけで、その案件について、上司が、気にかけるであろうタイミングを図ってで上司に報告することで、安心感を上司に与えることができ、それが、信頼へとつながっていきます。上司からみると報告の悪い部下ほど心配な部下はないです、もちろん、不必要なことまで、報告するようでは、「うるさい」となってしまいますので、報告するときに、次回はどのタイミングで報告するかを報告するなり、信頼を得つつ、頻繁に報告するやりかたがあると思います。

基本上司は、その人が優秀で仕事にコミットしている人であれば、必ず、たとえば、日曜の夜か月曜の早朝にその週の段取りや、ペンディング事項について、思いを寄せ、なんらかの考えを巡らせるものです、ですから、たとえば、日曜の夜にメールを上司に送り、「XXの件、状況をアップデートさせていただきたく、今週どこかでお時間いただけますか?」としておけば、

それを見た上司は、きっと、「私もその件については状況を聞こうと思ってたところだ、ありがとう」となります。

また、もし、上司が定期的に上司の上司にアップデートするような定例のミーティングをスケジュールしているとしたら、その日時を把握し、上司が

「XXさんにXXの件をアップデートXX日にするので、その前に私にアップデートしてください」と 言われるまでに、「XXの件、アップデートさせていただきたく、、、」と先に

連絡しておけば、きっと上司は、「安心して仕事を任せることのできる奴だ」ということになるでしょう。これが逆になると、「あいつは気がきかない、本当に真剣に

自分の担当の仕事に責任をもって取り組んでいるんだろうか?」と不安になります。

また、上司の欠点は部下からはよく見えるはず。上司の苦手な仕事を買ってでてあげたり、それをお仕着せがましくしないで、自然にすれば、上司は当然、助かったと思うはず、もっと言えば、自分の手柄も上司の手柄にしてあげるぐらいの器量をもっと接すれば、上司の人格に大きな問題があるケースを除いて、上司から見てそういう部下は可愛いはずです。そんな上司からみて、あるいは先輩からみて、頼れる、そしてお仕着せがましくない部下こそが、できる部下、わかっている奴というような評判を生んでいくものだと思います。

一生懸命、専門知識が豊富、仕事が正確で早い、よく気がつく、発想も豊かで、性格も前向き、でも、謙虚で控えめ、素直、そんな部下をだれでも持ちたらんいと思いますよね、よく理想の上司とはという議論があり、芸能人でいえばなんていうランキングが毎年発表されたりしますが、実はどの組織にも、暗黙の内に理想の部下というのもあって、それが基準となって、前述した印象や評判の部分に反映されていくわけです。

理想の部下とは、一口で言えば、うまく頼ってくる部下、上司をうまく使いつつ立ててくれる部下ということだと思います、それが、「わかってるやつ」ということではないでしょうか。人は頼りにされるとうれしいものです、特に、歳を重ねると間違いなくそうです、それは、「自分の価値を認めてくれている」という気持ちになるからです




55年前、初めてこの景色を見て、この学校に入りたいと心から思ったことを思い出します。