旅の準備で一番最後になったのが、アメリカ旅行には欠かせないESTAの申請です。
なぜ、一番最後になったのか、と言いますと、ESTAは有効期限が2年間なんです。
なので、できるだけ、遅く申請した方が、期限を無駄にしないから、という考えでした。
以前に申請した際は、パソコンが古くても使える状態だったため、パソコンで申請しました。
ただ、そのパソコンも、Windowsがまだ7の時代の17年物のポンコツで、さすがにそれで、今回、申請する気にはなれず、スマホから申請することに。
Googleで検索して、一番、最初に出てきたESTA申請と謳ったHPから、申請をしました。
ただ、申請しながら、あれ?前にやった時、こんな感じだったっけ?って、ちょっと思ったんですけど、パソコンのHPとスマホのHPでは、違うことがあったりするじゃないですか。
しかも、以前に申請したのは、7年前なので、単なる記憶違いかな、とも思いました。
ただ、以前は確か、カード払いでもJCBが使えなくて、DCカードを利用して払ったことは覚えていたので、今回、使えるカードの種類が増えていたことに違和感を覚えつつ、JCBの情報を入力して、申請ボタンをクリックしてしまいました。
クリックした後、カード情報を入れた後に申請代金が表示されなかったような気がして、慌てて、そのHPを隅から隅まで見直してみたんですが、どこにも申請代金が書いてないんです!
以前に申請した際に、21ドル(約3000円)だったことは覚えていたので、よく確認もしないで、21ドルなんだろう、と勝手に思ってしまったんですよ。
そこからは、パニックですよ。この偽HPは一体、何なんだ?と。
パニクった私は、今すぐ、本当のHPから申請すれば、申請済みとなって、偽HPに料金を払わなくて済むかも、という安易な考えを持ってしまいました。
で、今度こそ、本当のHPを見つけなければ、と慌ててやったのがいけなかったんでしょうが、さも、それっぽい別の偽HPに、また引っかかってしまったんですよ。
だって、「ESTA ONLINE CENTER」って名前の偽HPなんですから。
さも、それっぽいじゃないですか~!
冷静に見れば、その偽HPも似たり寄ったりの怪しさだったんですけど、パニクっていたので、どうにかしなければ、という思いが強く、つい、申請をしちゃったんです。
これらの、さも、それっぽいHPはどれも、自分でやれば、たった21ドルで済む申請を、代行する業者さんなんですね。
代行なんて、必要がないぐらい、簡単にできるのに。
しかも、どこにも、代行って書いてないんですから、酷いもんですよ。
ただ、2つ目のその偽HPのいいところは、ちゃんと、申請受付のメールが届いたこと。
最初の偽HPは、メールすら来ませんでしたから。
しかも、しばらく経ったら、2つ目のその偽HPから、申請できませんでした、というメールも届きました。
というのも、最初の偽HPの業者で、もうすでに申請が済んでいたから、なんでしょうね。
申請の必要がない状態ですよ、と親切に教えてもらえました。
ただ、驚いたのは、ここからです。
その2つ目の偽HPのメールには、申請を受け付けましたが、申請できなかったので、料金を払い戻します、とありました。
「決済手数料300円を引いた、8390円をお返しします。」
えぇぇぇ~~~~~!!!!ですよ、まったく。
手数料の300円はまだいいとしても、たった21ドルで済む申請の代行代金で、8390円もぼったくろうとするあくどい会社が、世の中にあるとは!!!
まぁ、これは返ってきたから、まだ、よかったんですけど。
となると、心配なのは、最初の偽HPの方ですよ。
申請は一応、無事に済んでいるものの(これで、申請もされていなかったら、酷すぎますが)、メールすら届かないので、いくら請求されるのか、分からずじまい。
しばらくは、カード会社の明細を見るのが、恐怖でした。
そして、JCBの決済が確定して、恐る恐る明細を見てみると・・・。
たった21ドルで済む申請代金、24782円も請求されていました~~~!!!
ほぼ、8倍の料金を払うことになり、とても手痛い社会勉強となりました。トホホ。