それが「アスワンハイダム」。
ところが、何か都合があったようで、先延ばしになりました。
まぁ、これから「アブ・シンベル」に行ってから、また、この「アスワン」に戻ってくるので、その時に見る、ということのようでしたが・・・。
これで一旦、「アスワン」での観光が終了して、次が「アブ・シンベル」です。
その「アブ・シンベル」は、「アスワン」から南に約260km。バスで約3時間。
利用する道路は、まさに「砂漠道路」という名にふさわしい、砂漠の中を突き進む、まっすぐな1本道。
ところが、さぁ、行きましょう!というわけには、いかないんですね~。
というのも、「アブ・シンベル」に行くには、ある決まりがあるから、なんです。
それは、必ず、警察車両の先導のもとで、行かなければならない、ということ。
つまりは、陸上のコンボイ、なんですね~。
そして、出発の時間が1日2回だけ。早朝3時と、午前11時の2回。
「アスワン」市内に、集合場所があって、そこで警察の検査を受けて、時間になったら、先導されながら、1列に並んで出発するんですよ~。
私たちは、もちろん、午前11時の回で出発予定。
なので、遅れたりしないように、「イシス神殿」の観光も朝、早かったんですよ。
で、まず、向かったのがその集合場所。
それは、「アスワン」市内にある「切りかけのオベリスク」、の目の前。
この「切りかけのオベリスク」というのは、古代エジプトの石切り場の1つで、通常のツアーでは観光する場所になっていますが、私たちにその予定はなし。
「切りかけの」というのは、オベリスクの切り出し中にひびが入ったことで、途中でやめてしまったから。
そんなオベリスクを見られる観光場所ですが、私たちはスルー。
近くまで行くなら、見てもいいんじゃね?って感じですけど・・・。
横目で石切り場を見ながら、その集合場所に着いたんですが、ただのロータリー。
ここで、警察による車両の危険物の検査や、書類のチェックを受けるんです。
ロータリーに入る前に、順番待ちをしていると、先に他のバスが入っていきました。
周り中、機関銃とかを持った警察官ばかりですよ。
ホントは、こんな風に写真を撮るのも、いけないんでしょうけど・・・。
私たちのバスも順番が来ると、ロータリーに入って同じように車体の下をチェック。
ロータリーをぐるっと回ったところで、一旦、停止して、しばらく、待たされました。
待っている間に、車内に警察官が乗り込んできました。
この人は、警備の人とは別の、ホンモノの警察官。もちろん、銃を携帯してます。
そんな人と一緒に、「アブ・シンベル」まで行くんですよ。
そして、11時ピッタリになると、いざ、出発進行~!
先導する警察車両が、まるで日本の救急車のような「ピーポーピーポー」というサイレンを鳴らしながら、1列になって、市内を走り抜けるんですよ。
その際、他の車両は避けて停まるんです!まさに、救急車状態?
両サイドに車が避けてくれて、そこを堂々と通り抜けていくんですから。
まぁ、それも、市内の混雑している場所を通る間だけ、ですけどね。
市内を通り抜けると、「アスワンダム」の上を走りました。
左手を見ると、朝、フェリーに乗った船着き場や、「イシス神殿」が遠くに・・・。
しばらく行くと、建物が少なくなってきて、とたんに、砂漠が始まりました。
そして、検問のような場所を通過すると、そこからはまっすぐな1本道。
このような、何もない砂漠の中をひたすら走り抜ける3時間。
コンボイ状態で、1列になっての走行なので、途中でトイレ休憩もありません。
だから、トイレ付きバス、なんですよ。大をしちゃいけないトイレ、ですけどね。
ゴマちゃんの話では、私たちのように11時に出発するコンボイは、「アブ・シンベル」で宿泊の予定のあるツアー。
宿泊せずに、1日で往復するようなツアーは、朝、3時に出発するんですって。
そして、「アブ・シンベル」に7時頃に到着して、観光を済ませ、その日のうちにまたコンボイで帰ってくるそうです。
ちなみに、今まで、このコンボイで一番車が多かった時は、136台が1列になって出発したんだとか。
最初に出た車から、最後の車が出るまでに45分かかったそうですよ。
砂漠の所々には、一応、ガソリンスタンドがあります。
途中で、ガス欠になったら、最悪ですからね~。
こういうガソリンスタンドには、大体、大行列ができています。
こんな大行列になっていても、観光客の乗ったバスは、行列を差し置いて、優先的に入れるそうです。
そういう点だけは、エジプトのいい所、でしょうか?






