みんなが集合すると、たくさんの馬車の間を抜けて行きました。
足元は、お馬ちゃんのウ○チだらけ。ニオイも、相当なもんですよ。
駐馬車場に沿って、出店の並ぶ通りがあって、その先に神殿の敷地への入口が。
ここを通り抜けると、広い場所に出て、その先に「ホルス神殿」がドーン!
みんなで、神殿までの通路を歩いて行くと、どんどん、近くなってくる「ホルス神殿」の、その巨大さに感動~!
正面に立つと、今までの神殿と違って、レリーフがキレイに残っていて、ホントに素晴らしい!
この「ホルス神殿」を造り始めたのは、「プトレマイオス3世」というファラオ。
BC230年頃なので、他に比べると、相当、新しい建造物。
だから、こんなにキレイに残っているんですね~!
ただ、この正面の塔門にあるレリーフの人物は、「プトレマイオス12世」。
ということは、ここも長い年月をかけて、造られていった神殿、ということ。
ちなみに、この「プトレマイオス12世」の娘が、かの有名な「クレオパトラ」ですよ。
この「プトレマイオス12世」のレリーフは、敵を打ちすえているポーズ。
その横には、この神殿の主である「ホルス」ちゃんがいます。
幅が79m、高さが36m、という、とても立派な塔門です。
塔門の間をくぐり抜けると、中庭に出ます。
中庭から、振り返る形で塔門を見ると、こんな感じ。
中庭の奥にある建物の入口から中をのぞくと、このように見えます。
見えているのは、「第1列柱室」、「第2列柱室」、そして、一番奥が「至聖所」。
奥までキレイに見えるのは、奥にいくに従って天井が低くなっているから。
そして、床もだんだん高くなっていっているんですよ。
これは、そういう造りに、わざわざしているんだそうです。
一番手前の「第1列柱室」に入ると、天井の辺りが黒い。
次の「第2列柱室」の天井は、さらにひどい状態。
これらは、後にキリスト教徒たちが、内部を台所として使っていたから、ススで真っ黒になっちゃってるんです。
まぁ、その割には、天井自体がキレイに残っているのが、不思議ですよね?
この神殿では、年に1度、「ホルス」ちゃんと妻の「ハトホル」ちゃんのための儀式が行われていたそうです。
なので、「至聖所」の前に「前室」の壁には、その儀式のレリーフがありました。
船型の神輿をかつぐ神官たち、です。みんな、頭がツルッツル。
この神輿はまた出てきますので、覚えておいてくださいね~。