「第1塔門」の次にあるのが、「第2塔門」。
「第1塔門」から、どんどん奥に進んでいくと、その「第2塔門」があります。
これを造り始めたのは、「ツタンカーメン」の2代後のファラオ「ホルエムヘブ」。
この「ホルエムヘブ」は、ツタンカーメンの父といわれている、前述の「アクエンアテン」が「アテン神」のために造った建造物を、ことごとく破壊。
そして、「第2塔門」を造る際に、その破壊した石を詰め石として利用したんだとか。
でも、完成までには至らず、その後、3代後にファラオになった、オレ様「ラムセス2世」が完成させたんです。
それだけじゃなく、オレ様「ラムセス2世」は自分の巨像を造らせ、塔門前の両サイドにドーン!と置いちゃった。
ちなみに、このように両手を胸の前でクロスさせるポーズっていうのは、古代エジプトの神「オシリス神」のポーズ。
つまりは、神格化されたファラオ、ってことなんですね~。
「ミイラ」も手がクロスしているし、有名な「ツタンカーメン」の黄金の棺もクロス。
必ず、右手が上、という決まりもあるそうですよ。
この「オシリス神」のポーズをした像がくっついている柱ってのがあるんですが、それは「オシリス柱」っていいます。
このポーズと違って、手をクロスせず、左足を前に出しているポーズもあります。
それが、右側にある「ラムセス2世」の巨像。
これは、生きてる証拠?って感じで、活動性を表しているんですって。
ちょっと、右側のはぶっ壊れていて、わかりづらいですけどね。
これから先も、これらのポーズがよく出てきますから、覚えておいてくださいね~。
巨像の足元には、「ラムセス2世」の子供「ベントアンタ王女」がいますけど、父親に比べて、ちっせ~!
ここで、「ラムセス2世」について。
「ラムセス2世」は、なんでオレ様、なのかというと、とにかく自分が大好き!
エジプトのそこら中に、自分の巨像や巨大建造物を造らせ、自分の力を誇示。
スゴいのが、当時としては、考えられないほど長生きで、御歳92歳!
その間に、子供をせっせと作って、100人はいたんですってよ。
他には、トルコのブログの際にも出てきましたけど、「ヒッタイト(現在のトルコ)」と、「カデシュの戦い」と呼ばれる戦争をしたんですよ。
これは、結局、勝ち負けがつかなくて、世界初の平和条約を結んだんです。
だけど、勝ってもいないのに、そこら中に造った建造物に、その「カデシュの戦い」での自分の武勇伝をレリーフとして残したりしてるんですね~。
それも、自分がいかにスゴかったかをこれでもかと。勝ってもいないのに。
中には、たった1人で3500台の敵の戦車をやっつけた、とか。ありえないっしょ?
まさに、自分大好き人間のやりそうなことですよね~。
とにかく、デカい巨像が出てくると、大体、「ラムセス2世」の造ったモノって感じ。
後々、出てくる超巨大な「アブ・シンベル神殿」だって、もちろん「ラムセス2世」の。
まぁ、他のファラオと同様、もうすでにできている建造物の名前だけを変えたり、ってこともやっているので、豪傑でありながら、案外、みみっちかったり。
そして、自分の次に大好きだったのが、王妃の「ネフェルタリ」。
彼女のためには、神殿まで造ってあげました。
だけど、そんなに大好きだった「ネフェルタリ」が死んだ後は、彼女との間にできた娘と結婚しちゃったり。
やっぱり、自分さえよければよかった人、だったんでしょうね~。




