「ヴァイキング船博物館」を後にすると、お次に向かったのが、これまた市内からはかなり離れた場所にある「フログネル公園」。
別名を「ヴィーゲラン公園」という、大型の公園です。
「フログネル」というのは、その地域の名前。
「ヴィーゲラン」というのは、ノルウェーでは有名だという、彫刻家の名前。
「グスタフ・ヴィーゲラン」という人だそうですが、ご存知ですか?
なぜ、その彫刻家の名前が付いているのか、というと、オスロ市から依頼されて、その公園をデザインしたから。
ガイドブックによれば、公園内には、そのヴィーゲランが作った彫刻が212点もあるんだとか。
そんな公園へとやって来た私たち。
もちろん、バスから出れば、大粒の雨ですよ。傘がなきゃ、歩くこともできない。
そんな雨天の中、だたっ広い公園に無数にある彫刻を見ろ、と言われたって、どうですか?
足元は気になるし、人の傘はぶつかるし、写真は撮れないし。
何一つ、楽しい事はありゃしない。
それなのに、現地ガイドさんの説明が、これがまた、しつこいぐらい長かった。
こっちは、しょうがなく、説明を聞いてやってるっていうのに。
雨はザーザー降ってるし、正直、みんな、そんなに感心もなかったと思う。
そういう周りの気配にも気づけなきゃ、ダメですよね~。
とりあえず、目ぼしいものでいえば、公園中央に高くそびえたつ1本棒。
近くに行ってよく見れば、多くの人間が絡まり合ってできている塔。
「モノリッテン(1本の石)」、という名前のついた彫刻です。
高さが17m、総重量が260トンもあり、花崗岩でできているんだとか。
この棒1本に刻まれた、老若男女は121体もあるんですって。
よくもまぁ、こんなでかいもん作ったな、って感じ。
そして、その周りには実物の人間よりはるかに大きい、理解不能なポーズを取った彫刻が、取り囲んでいます。
これがまた、青空のもとで見たら、いくらか違った風に見えるんでしょうけど、雨だから暗~い雰囲気。
そして、彫刻に滴る雨粒は、まるで涙を流しているかのよう。
他にも、何でこんなの作ったの?と言いたくなるような彫刻も。
この「モノリッテン」のある場所が、公園の一番高い場所。
ここから、どんどん下って行くと、大きな噴水がありました。
その噴水だって、よく見れば、台座は大きな器を支えている人間だらけ。
さらに先に進むと、橋の上に等間隔に彫刻が並んでいました。
そこにある彫刻も、理解不能。
ちなみに、ヴィーゲランは彫刻に一切の名前を付けていないし、それが何なのかの説明もしていないそう。
だから、見た人の感性で、それが何を訴えているか、考えるんですって。
そんな中で、唯一、みんなが同じ名前を付けて呼んでいるのが、こちら。
「シンタナーゲン」、訳せば、「怒りんぼう」という名の像。
確かに、小さな男の子が、激しく怒っている様子がうかがえます。
左手が光っているのは、みんなが触るから、なんですよ。
他にも、髪をふり乱した女性像や、背負い投げをしているように見える像、などなど、変な像がいっぱい。
←うぉりゃ~!
どうせなら、晴れた日に見たかった、そんな公園でありました。







