セミナー概要


セミナー番号
S00721

講 師
ソルダリング テクノロジ センター 代表 佐竹 正宏 氏
対 象 はんだに関する初級~上級者まで
会 場
川崎市産業振興会館 第1会議室  【神奈川・川崎】
日 時
平成22年7月30日(金) 10:00~16:30
定 員 20名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料
1名につき43,050円(税込、テキスト費用・お茶代含む)

初めてお申込みいただいた方は1名につき41,050円(税込、テキスト費用・お茶代含む) 要会員登録(無料)
※同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円。

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【ご経歴】

○(財)あいち産業振興機構 登録 技術専門家
■1995年~2003年(大手電機メーカー)
・ 表面実装要素技術開発 、 鉛フリー化検討
■2004年 実装技術コンサルタントとして開業
2003年8月~2004年8月(産業機器メーカ)
2004年9月~2007年9月(車載部品メーカ)
実装技術コンサルタントとして数多くの企業の鉛フリーコンサルタント業務にあたる
■代表著書
『カーエレクトロニクス全集』技術情報協会より2007年8月刊行。


【講演趣旨】

量産現場で発生している不具合や不具合予備軍に対し、本当にカユイ箇所に手の届くノウハウを伝える事を目的としている。ありがちな、出来る範囲の改善や一時的な効果に留まる改善からの脱却を目指す。

【プログラム】

1.はんだ付けの基礎

 1-1.はんだ付けの特徴
 1-2.合金層(金属間化合物)形成
 1-3.はんだの濡れ

2.フラックスの基礎

 2-1.フラックスの役割と種類
 2-2.フラックスの酸化膜除去機能
 2-3.フラックスの表面張力低減機能
 2-4.ロジンの効能
 2-5.活性剤の効能
 2-6.チキソ剤の効能
 2-7.ソルダーペースト体積調査実験事例

3.量産現場での初期解析事例と品質アラーム

 3-1.鉛フリー化による量産現場での問題
 3-2.観察のポイント
 3-3.はんだ溶融過程動画
 3-4.観察事例1~5
 3-5.温度プロファイルについて
 3-6.熱量の違いによる外観状態と内部状態 【リフロー】
 3-7.フロー工法で総合的な判断をする為に
 3-8.はんだ鏝の構造
 3-9.はんだ鏝のワット数の違い
 3-10.コテ先温度と回復時間
 3-11.コテ先の消耗とエロージョン
 3-12.外観観察と初期解析まとめ

4.温度プロファイル設定のポイント

 4-1.温度プロファイルについて
 4-2.部品面からみた温度プロファイル
 4-3.材料面からみた温度プロファイル
 4-4.リフロー温度プロファイル設定のポイント
 4-5.フロー温度プロファイル設定のポイント

5.断面観察

 5-1.研磨レベル向上の必要性
 5-2.目的の断面を得るには
 5-3.研磨量調査事例
 5-4.研削レートの算出
 5-5.エッチングによる粒界観察
 5-6.イオンミリング
 5-7.断面から応力集中箇所を読む方法

【質疑応答・名刺交換】


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セミナー概要


セミナー番号
S00708

講 師
第1部 (独)物質・材料研究機構 リサーチアドバイザー 新谷 紀雄 氏
第2部 バイエルマテリアルサイエンス(株) イノベーションセンター長 桐原 修 氏
第3部 日産自動車(株) 技術開発本部 車体技術開発部 塗装・防錆開発グループ 主管 山本 祥三 氏 
対 象 自己修復材料 に関心のある企業担当者・技術者・研究者など
会 場
産業振興会館 第3研修室B室  【神奈川・川崎】
会場名をクリックするとアクセスマップをご覧いただけます
日 時
平成22年7月29日(木) 10:30~16:15
定 員 30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。
聴講料
1名につき47,500円(税込、テキスト費用・お茶代含む)
初めてお申込みいただいた方は1名につき45,500円(税込、テキスト費用・お茶代含む) 要会員登録(無料)
7月16日までにお申込みいただいた方は1名につき42,000円(税込、テキスト費用・お茶代含む) 要会員登録(無料)
※同一法人より2名でのお申し込みの場合、73,500円。

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第1部 自己修復高分子材料及び自己修復塗料・コーティングの基礎と研究・実用化の動向

【10:30~12:00】

(独)物質・材料研究機構 リサーチアドバイザー 新谷 紀雄 氏

【キーワード】
1.高分子材料のリサイクル、寿命延長化のための自己修復技術
2.高分子材料は共有結合や架橋の再結合により元通りになる
3.自己修復塗料・コーティングはなにもしなくても、新品同様となる

【講演趣旨】
自己修復高分子材料は省資源・省エネ化によりグリーン社会を推進する。特に自己修復塗料・コーティングは製品をいつまでも新品同様として快適に使用できる寿命を延長する。講演では、このような自己修復高分子材料・塗料・コーティングの自己修復メカニズムと最近の動向を紹介する。

【プログラム】

1 高分子材料の自己修復、主鎖再結合による自己修復
 1-1.主鎖の共有結合の切断と再結合
 1-2.ポリフェニレンエーテル(PPE)における自己修復

2 高分子材料の自己修復、架橋の再結合による自己修復
 2-1.ディールス・アルダー反応を利用した修復
 2-2.ディールス・アルダー反応を利用したリサイクル、形状記憶
 2-3.水素結合を利用した修復
 2-4.イオン結合を利用した衝撃破壊の自己修復

3 クラックの自己修復
 3-1.修復剤内包マイクロカプセルによる自己修復
 3-2.修復剤内包ファイバ・チューブによる自己修復 
 3-3.血管状マイクロ導管による表面コーティングの自己修復

4 自己修復塗料・コーティングの研究と応用の動向
 4-1.自己修復塗料・コーティングの自己修復メカニズム
 4-2.国内における研究・実用化の事例
 4-3.国外における研究・実用化の事例

【質疑応答・名刺交換】

第2部 ポリウレタン塗料の構造設計と自己修復機能の付与

【13:00-14:30】

バイエルマテリアルサイエンス(株) イノベーションセンター長 桐原 修 氏

【キーワード】
1.ポリウレタン塗料
2.耐擦り傷性
3.ハードコート

【講演主旨】
日常製品の高機能化と耐久性の向上の一つに、耐擦り傷性の付与がある。各種手法があるがポリウレタン塗料の機能性強化の一つとしての自己修復性とそれによる耐擦り傷性付与について説明する。

【プログラム】

1 ポリウレタン塗料の基礎  
 1-1. イソシアネート
 1-2. ポリオール
 1-3. 水性PUR

2 自己修復機能とは 

3 擦り傷防止の方向性
 3-1. ハードコートによる擦り傷防止
 3-2. セルフヒィーリング

4 今後の方向性
 4-1. HS
 4-2. WB

【質疑応答・名刺交換】

第3部 スクラッチシールドの開発と自動車塗膜へ新規樹脂適用時の留意点

【14:45-16:15】

日産自動車(株) 技術開発本部 車体技術開発部 塗装・防錆開発グループ 主管 山本 祥三 氏

【プログラム】

1 スクラッチシールドの開発  
 1-1.開発の背景
 1-2.目標性能
 1-3.塗膜設計
 1-4.検証
    
2 新規樹脂を自動車塗膜へ適用する際の留意点
 2-1.自動車塗膜に要求される要件
 2-2.代表的な塗膜性能試験項目
 2-3.代表的な塗装作業性項目
 2-4.まとめ

【質疑応答 名刺交換】

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セミナー概要


セミナー番号
S00710

講 師
3DPowers,Inc.(株) 代表取締役 村野 俊次 氏
対 象 スクリーン印刷に関連する企業担当者
会 場
総合自治会館 第2会議室  【神奈川・武蔵小杉】
JR・東急武蔵小杉駅から7分程度(JR品川駅から武蔵小杉まで約10分)
日 時
平成22年7月30日(金) 10:30~16:30
定 員 25名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料
1名につき44,100円(税込、テキスト費用・お茶代を含む)

※7月16日までにお申込いただいた方は38,850円(要無料会員登録)

※同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円

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【ご経歴】

●昭和44年4月;株式会社日立製作所入社(機械研究所;亀有・土浦)
 ・主業務;①産業用機器の開発②海洋開発 ③ワイヤドットプリンタ/サーマルプリンタの開発 
  特許出願=20件
●昭和58年4月;京セラ株式会社入社(隼人工場;鹿児島、中研;京都精華町)
 ・主業務;①サーマルヘッド開発②LEDヘッド開発③高密度配線基板開発
  特許出願=325件 ; 特許登録133件、実用登録8件
●平成12年11月;マイクロ・メカ・ソフト株式会社設立;代表取締役(東京府中)
 ・主業務;スクリーン印刷機用ヘッドの開発   特許出願=3件
●平成15年11月;3DPowers,Inc.株式会社設立;代表取締役(京都伏見)
 ・主業務;半導体製造装置の開発 特許3件登録

【プログラム】

1.スクリーン印刷基本編

 (1)スクリーン印刷とは何か?
 (2)蒸着、スパッタリングとスクリーン印刷との違い
 (3)インクジェットとスクリーン印刷との違い
 (4)ロールツーロールスクリーン印刷の現状の概要

2.スクリーン印刷・ペースト・チキソ性

 (1)スクリーン印刷にペーストが使われる理由
 (2)ペーストのチキソ性とは何か?チキソ性の発生メカニズム
 (3)印刷にチキソ性が有効な理由
 (4)印刷速度、版離れ性とチキソ性の関係

3.充填の原理編

 (1)あちこちに粘着するペーストで、なぜ印刷できるのか?
 (2)スキージでペーストを充填できる理由
 (3)ペーストの充填メカニズムを実際の連続写真で知る
 (4)ローリングによる充填とは何か?そのメカニズムを知る

4.充填の実際編

 (1)なぜ設計パターン通りに印刷できないのか?
 (2)充填性能を向上させるスキージ先端構造とは?
 (3)スキージ構造に関する各社アイデア・特許の状況
 (4)ピストンによるペースト押し出し充填法の特長と課題
 (5)スルーホールへの充填が難しい理由と対策の状況

5.印圧編

 (1)印圧とは?
 (2)印圧の変化で膜厚はどのように変化するのか?
 (3)印圧・スキージ、スクリーンの変形による問題点
 (4)スキージ-スクリーン、スクリーン-基板のギャップと印刷品質
 (5)印圧によるべたパターン印刷トラブルの対策
 (6)印圧に関する各社アイデア・特許の状況

6.版離れ実際編

 (1)版離れとは?版離れのメカニズムは?
 (2)30μmなど高密度印刷での版離れでなぜ問題が起こるのか?
 (3)高密度パターンで版離れ時ににじみが出る理由は?
 (4)スクリーンからの反力の対策はどうすればよいか
 (5)スクリーン反力の測り方
 (6)スクリーン反力のスキージによる対策
 (7)スクリーン反力のスクリーンによる対策
 (8)コンビネーションスクリーンとは?
 (9)コンビネーションスクリーンの各社のアイデア特許の状況

7.版離れ応用編

 (1)版離れ角度と版離れ性の関係
 (2)スクリーン跳ね上げ版離れとは?
 (3)3m以上の大型基板スクリーンの問題点とは?
 (4)加圧版離れ法の特長と問題点は?
 (5)スクリーン押し上げ版離れとは?
 (6)版離れメカ構造の各社アイデア特許の状況

8.ペーストと印刷性編

 (1)ペーストの何が版離れに影響を与えるのか?
 (2)スクリーン壁面抵抗の版離れへの影響
 (3)版離れ性を評価する方法はないか?インコメータとは?
 (4)ペーストの表面特性とは?
 (5)レベリングとは?レベリング改善法
 (6)サドル現象とは?サドル現象改善法

9.ペースト設計・製造法編

 (1)ペーストの概念
 (2)粒子を液体中に均一に混ぜるには?/墨汁のすすの混ぜ方
 (3)ペーストの基本的な構成材料とは?
 (4)ペースト材料、量、と粘度、チキソ性の関係
 (5)粒子形状、溶剤、バインダと粘度、チキソ性の関係
 (6)チキソ剤の目的と効果
 (7)ペーストの混練法と粘度、チキソ性の関係
 (8)ペーストの混練法の種類
 (9)粒子(球形、偏平、ナノ)の作り方
 (10)粒子の比表面積と粘度、チキソ性の関係
 (11)複合微粒子の作り方の例

10.ペースト製造法原理編

 (1)塗料用分散剤の考え方、ペーストへの応用
 (2)水系分散/溶剤系分散/ネットワーク分散
 (3)分散剤、界面活性剤の種類・特徴
 (4)ブロックコポリマー分散剤とは?
 (5)粒子へ分散剤はどのように吸着させるのか?
 (6)分散剤の作用は静電反発?立体障害?制御された部分凝集?
 (7)立体障害(共振ずり測定)による粘度増大メカニズムとは?
 (8)ゼータ電位とpHと分散性の関係
 (9)ゼータ電位とは?
 (10)ペースト、ファンデルワールス力と水素結合の関係は?
 (11)水素結合、ロンドン分散力、分子間力、極性とは?
 (12)分散剤によるゼータ電位の調整方法は?
 (13)粒子の酸性アルカリ性とは?
 (14)基板への付着、粒子間の付着のメカニズム
 (15)溶解パラメータ、3次元溶解パラメータとは?
 (16)3次元溶解パラメータによる吸着力評価

11.乾燥編

 (1)乾燥の基本原理/乾燥機の種類
 (2)蒸発しやすさとは?
 (3)極性、官能基と沸点との関係
 (4)太陽電池用乾燥機の種類
 (5)マイクロ波加熱とは?マイクロ波加熱の種類

12.太陽電池用ペースト概要編

 (1)Si太陽電池用ペースト
 (2)バックコンタクトセル用ペースト
 (3)波長変換用ペースト
 (4)色素増感太陽電池用ペースト
 (5)有機薄膜太陽電池用ペースト

13.最近のペースト概要編

 (1)アクリルペーストの状況
 (2)微粒子によるチキソ性改善法
 (3)ナノカーボンチューブペースト/ITOペースト
 (4)銅ペーストの状況
 (5)平坦化絶縁用シリコンラダーポリマーとは?

14.粘度測定・粘度計編

 (1)粘度計の原理/粘度計の種類
 (2)回転粘度計とは?限界
 (3)降伏値の測定法
 (4)振動粘度計/音波粘度計とは?
 (5)粘弾性とは?粘弾性と印刷性の関係

15.印刷機の部品編

 (1)スクリーン製造のポイント
 (2)メッシュスクリーンの種類と特徴
 (3)膜厚をかせぐスクリーンの状況
 (4)メタルマスクの種類と特徴
 (5)最近のスクリーンアイデア・特許の状況
 (6)スキージの種類と特徴と問題点
 (7)スキージ研磨の必要性/スキージ研磨機

16.印刷機の構造編

 (1)印刷機の基本構成と役割
 (2)位置決めの重要性、位置決め方法の種類
 (3)画像処理法の種類

17.量産編

 (1)量産を行う上でのポイント
 (2)泡をぬくには?攪拌脱泡機
 (3)スクリーン洗浄機の各社の状況
 (4)量産工程の設計の例


【質疑応答・名刺交換】

研究開発支援ブログ