番 号
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S00906 |
講 師 |
チタンコンサルタント、関西大学非常勤講師 森口 康夫 氏
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| 対 象 | チタン/チタン合金の基礎知識と加工技術に課題のある技術者、担当者 |
会 場
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日 時
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平成22年9月27日(月) 10:30~16:00
【16:00~16:30の間はフリータイムQ&A】 |
| 定 員 | 25 名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。 |
聴講料
お申込
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1名につき45,150円(税込、 テキスト費用・お茶代を含む)
※9月16日までに初めてお申込される新規会員登録者は早期割引価格 39,900円 ◆同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円 ◆早期割引:お申込の際に人数登録で“1名(早期割引申込:新規会員登録者のみ)”をご選択ください◆詳細・お申し込み はこちらから◆
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【講演主旨】
わが国では工業用純チタンの耐食性を生かした活用が中心で発展してきたが、国内需要は年間約1万トン弱に過ぎない(世界では年間約10万トンである)。一 方、アメリカでは軍用機を含む航空機機体ならびにエンジン用高強度・耐熱合金を中心に発展してきた。今後はわが国でもチタン合金の高比強度を生かした分野 での成長も期待される。チタン素材産業の課題はコストダウンと新需要分野の開拓である。そのためには、工業用純チタンおよび高強度チタン合金の基礎的物性 (長所、短所)をよく理解することとユーザー分野の知識が大切である。
チタンは錆びないから半永久的に使用可能であり、メインテナンス不要の長寿命を考慮に入れると価格が安くなる。同時に省エネにもつながり環境にやさしい金属である。自動車、医療分野、建築・土木分野等で期待されるチタン産業の課題などについて解説する。
【キーワード】
1.錆びない
2.軽量
3.高比強度
4.意匠性
【プログラム】
1.チタン産業概観
1-1 日本および世界のチタン産業概観
1-2 チタン展伸材製造方法
2.チタンの種類と材質
2-1 チタンの種類と用途
2-1-1 工業用純チタン
2-1-2 高強度チタン合金
2-1-3 耐食チタン合金等
2-2 材質
2-2-1 化学的性質
2-2-2 物理的性質
・電気伝導率 ・溶融点 ・透磁率低熱容量 ・低熱容量 ・低ヤング率
・小振動減衰率(音響特性) ・放射能半減率
2-2-3 機械的性質(α、α―β、β合金、硬度、冷延性)
3.成形加工技術のポイント
3-1 工業用純チタン
3-2 高強度チタン合金
3-3 溶接、表面処理(酸化チタン皮膜等)
4.高比強度、防錆性、軽量性、意匠性(形状、光沢感等)を活かした産業応用技術(事例)
4-1 化学プラント、発電所等一般産業用
4-2 民間航空機機体・エンジン
4-3 軍用(陸・海・空軍用)
4-4 医療用を含む一般民生品
4-5 電子機器・電化製品(ノートPC、ケータイ電話、デジタルカメラ等)
4-6 自動車
5.チタンおよびチタン合金の長所と短所
6.将来展望
【講義内容に対する質疑応答:全体スケジュール終了】
【16:00-16:30までフリータイムQ&A】
