番 号
S01182

講 師
SK特許業務法人 代表社員 弁理士 奥野 彰彦 氏
対 象 抗体医薬に課題のある知財担当者、研究者
会 場
てくのかわさき 5F 第5研修室  【神奈川・武蔵溝の口駅】
日 時
平成22年11月29日(月) 13:00~16:00
 【16:00講義終了。16:00-16:30:フリータイムQ&A】
定 員 25名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料
お申込
1名につき45,150円(税込、 テキスト費用・お茶代を含む)

※11月15日までにお申込いただいた方は39900円(要無料会員登録)

※同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円

◆詳細・お申し込み はこちらから◆
(画面下部の項目を選択して『カゴに入れる』を選択)

【講座主旨】
抗体医薬の権利を取得する場合には、どのような形で権利化するのが得策なのか・・・特許実務のみならず、各国判例・審決例などを踏まえつつ、さらに最近の技術革新を踏まえて、ノウハウをいかに隠しつつ権利化をすればよいかを解説します。



【プログラム】

0.バイオ・製薬企業の知財戦略


 0-1.抗体医薬市場の現状分析
    ・抗体医薬に関する史上最高1600億円の損害賠償請求が認められた注目判例(ジョンソン&ジョンソン事件)
    ・ジェネンテックの歴史
    ・ジェネンテックの知財戦略
    ・ライセンス戦略(共存共栄)
    ・IDECとのリツキサン共同開発成功事例(同業他社への支援の成功)
    ・ヒト化・フラグメント化・修飾などによる改良特許戦略
    ・抗体断片化によるルセンティスの成功
    ・協和発酵キリンの知財戦略
    ・クラスター戦略(一点集中強行突破)
    ・瓢箪から駒のポテリジェント技術を目利力によりクラスター展開
    ・個別疾患ターゲットに限定したライセンスポリシーによるポテリジェントの収益最大化
    ・垂直統合戦略(コア技術の川下展開)
      +水平分業戦略のハイブリッド戦略
      自社開発による付加価値の内部取込
      +自社コア技術の世界標準化による収益最大化

1.抗体医薬品特許の強い特許明細書・クレームの書き方

 1-1.強い特許明細書・クレームとは何か?
    ・スムーズに権利取得できる
    ・無効審判で潰れない
    ・公開後ライバル企業を牽制できる
    ・訴訟でライバル企業を排除できる
    ・自社の研究開発戦略がばれない
    ・どんな国でも通用する

 1-2.実施可能要件を満たす明細書の書き方
    ・実験データはどこまで開示すべきか
    ・テクニック1:釣道具は開示せず釣果のみ開示する
    ・テクニック2:ダミー化合物の中に本命化合物を隠す
    ・テクニック3:実験プロトコル&定性データのみ開示する
    ・テクニック4:定量データは実験成績報告書で後出しジャンケン
    ・テクニック5:作用機序を開示すべき場合・隠すべき場合
    ・テクニック6:薬理データを開示すべき場合・隠すべき場合
    ・最新判例解説:実施例の後出しが認められた判決(日焼け止め剤組成物事件)
    ・最新判例解説:医薬組成物の製造方法の実施可能性が争われた事件(リーチ・スルー・クレーム事件)
    ・最新判例解説:薬理データとサポート要件に関する判決(フリバンセリン事件)
    ・従来判例解説:実験成績証明書を参酌すべきかどうかについて述べた従来の判例(エテンザミド事件)
    ・従来判例解説:実験成績証明書を提出してサポート要件を充足させることを認めなかった大合議判決(偏光フィルム事件)
    ・従来判例解説:実験結果を定性的に記載してもOKという判例(除草剤事件)

   1-3.新規性・進歩性を満たすクレームの書き方
    ・化合物クレーム&剤クレーム&医薬クレームのどれが有利か
    ・構成&作用&効果のどれで差別化するのが有利か
    ・テクニック1:抗体・組成物の構成の違いで差別化
    ・テクニック2:試験管内の生化学的作用を限定して差別化
    ・テクニック3:細胞内の生理学的作用を限定して差別化
    ・テクニック4:組織・臓器・個体での病理学的作用を限定して別化
    ・テクニック5:効果のある疾患・病態・患者を限定して差別化
    ・テクニック6:薬理データがある場合・ない場合のクレームの立て方
    ・最新判例解説:第2医薬用途発明の容易想到性が判断された判決(胃炎治療剤事件)
    ・最新判例解説:「機能限定剤」のサポート要件・進歩性を認めた判決(ドロキシラジカル消去剤事件)
    ・従来判例解説:用途発明の技術的範囲のラベル化権的な解釈の判例の解説(アレルギー性喘息の予防剤事件)

 1-4.ユニバーサル・ドラフティングという考え方
    ・一つの原稿で全ての国に対応する
    ・日米欧に対応可能な特許明細書・クレーム
    -先進国で新規性・進歩性を満たす
    -先進国のライバルにアッセイ系を教えない
    -先進国のライバルに候補化合物を教えない
    ・中印に対応可能な特許明細書・クレーム
    -発展途上国で実施可能要件を満たす
    -発展途上国のライバルに製造困難な製造方法の書き方
    ・日米欧中印に対応可能な理想のユニバーサル・ドラフティング
    -日本、米国、欧州、中国における医薬用途発明の記載形式の違い
    ・欧州拡大審決例解説:保護対象にならないバイオ関連発明(G1/04)
    ・欧州拡大審決例解説:投与方法に特徴がある医薬発明の
      新規性とスイスタイプクレームに関する欧州拡大審決(G2/08)(スイスタイプクレームの禁止)
    ・米国判例解説:アメリカにおけるパリン事件により立法化された米国特許法第287条第c項(1)(2)(医師免責規定)
    ・米国判例解説:バイオ分野にも関係あるBilski事件(MTテスト)
    ・米国判例解説:Bilski事件の悪夢の予言がMyriad事件で実現!(MTテスト)
    ・米国判例解説:LabCorp事件(バイオ分野の保護対象)
    ・中国専利法25条1項(疾病の診断方法の保護対象除外)
    ・中国司法解釈:最高人民法院による専利権侵害をめぐる紛争案件の審理における法律適用の若干問題に関する解釈
    ・中国専利審査基準:物質特許&用途特許制度あり
    ・中国専利審査基準:中国で生き残るのスイスタイプクレーム、用途発明は
      「一般式Iの化合物はある病気の治療に用いる薬剤の製造における応用」のような製薬方法のクレームで権利化

2.クレームの書き方の演習

 2-1.架空実験データを素材とする出題
    ・抗体の構成に特徴のある事例
    ・抗体の試験管内の生化学的作用に特徴のある事例
    ・抗体の効果のある疾患・病態・患者に特徴のある事例

 2-2.クレームの講評
    ・新規性・進歩性
    ・実施可能要件
    ・技術的範囲
    ・総合的な講評・優秀者表彰

【質疑応答】

【16:00全体の講義スケジュール終了。個別質問のある方は16:00-16:30:フリータイムQ&A】
研究開発支援ブログ

セミナー番号
S01161

講 師
医療機器技術情報協会 代表 川端 隆司 氏
対 象 医療機器開発に関心のある技術者、担当者
会 場
日 時
平成22年11月25日(木) 12:30~16:30 
定 員 25名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料

1名につき45,150円(税込、テキスト費用・お茶代を含む)

※11月15日までに初めてお申込いただいた新規会員様は早期割引価格⇒39,900円会員登録(無料)
◆早期割引:お申込の際に人数登録で“1名(早期割引申込:新規会員登録者のみ)”をご選択ください

◆同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円

◆詳細・お申し込みはこちらから◆
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【プログラム】

1.医療・福祉とはどんな分野か
 販売の現場から見た医療・福祉機器の実像

2.販売から見た選ばれる製品
 ユーザーは何を求めているか

3.販売と自社資源を考え参入分野を決める
 すべて揃わないのは当たり前

4.技術者の『ひとりあそび』に終わらせるな
 医療現場とのコンタクトと情報の取り方

5.組むべき施設と避けるべき施設

6.臨床施設での立ち位置、歩き方と立ち振る舞い

7.医師に選ばれる開発者とは

8.研究員と販売員の落差
 営業部員の高い能力を目覚めさせる

9.営業員はセンサー内臓型のアクチュエーター 
 営業部員の触角の活用は不可避

10.販売のあり方と利益 
 事業の利益はどこで生まれるか

11.水道管とガス管の話 
 販売ルートの選択で開発成果に雲泥の差

12.開発してから販売を作るのは『泥縄』

13.販売の作り方いろいろ


【質疑応答・名刺交換】




【講演趣旨】

既存事業分野の空洞化、産業構造の変化に直面、新たな需要創造として、医療・福祉分野への参入を狙う企業が増え、自社の手持ち技術・材料で製品開発を始めようとしている企業が増えている。
しかしながら、どの分野にも、日向と日影、障壁と落とし穴がある。現場情報を探査、参入のための成功要因(Key Facter)を確保することなく、技術開発に挑むことは、地図を持たずエベレストに挑戦することに等しい。遭難・凍死が落ちである。

事業の成功や成長は、ユーザーに自社を選択してもらい、自社の製品やサービスをとおして、自社を『買って頂く』ことを通してしか達成できず、特に新しい事業分野に参入するに当たっては、製品やサービスの出口の作り方が最も重要であり、開発への取り組みの初期から、これが計画されていなければならない。新規事業としての医療・福祉機器分野への参入は、販路まで出来上がっている既存事業とは大きく様相を異にする。 
 
事業の成否は、製品やサービスが如何に真のユーザーニーズにかなっているかである。 ニーズを拾い上げ、医療従事者に企業とその力を売り込み、開発のパートナーとして協力を取り付けるうえでも、販売との連携が不可欠である。技術開発や研究企画の担当者が、直接臨床現場や販売の現場とコンタクトできないようでは、そのプロジェクトの成功は難しい。 

しかしながら、同じ製品でも販売ルートの選択や販売の組み方でその成果に天地の差が出る。販売の在り方にまで踏み込まずに、強み弱み分析、計数化、期待利益を計算する研究管理とはいったい何であろうか。開発テーマは、テーマそのものの『筋の良さ』に加え、取り組む人材の志や熱意、事業で最も重要な『販売の作り方』に大きく依存する。本セミナーでは、このような観点から、医療福祉分野の製品開発参入にあたって、出口としての販売を開発の初期からどのように計画、活用するかを御一緒に考える。

研究開発支援ブログ

セミナー番号
S01261

講 師
(株)日立製作所 トータルソリューション事業部 産業・流通システム本部 医薬・食品システム部 主任技師 横内 公秀 氏

【講師紹介】
PDA認定 コンピュータ製品・サービス供給者監査員
コンピュータシステムバリデーションや電子記録・電子署名関連法規制に関する医薬・医療機器業界向けコンサルテーションに従事。中でも、手がけた電子文書管理システム多数。
対 象 CSVに関心のある技術者、技術管理部門など
会 場
産業振興会館 第1会議室 【神奈川・川崎駅】JR・京急川崎駅から徒歩5~6分
日 時
平成22年12月6日(月) 13:30-17:30
定 員 30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料

1名につき45,150円(税込、テキスト費用を含む)

※11月26日までに初めてお申込いただいた新規会員様は早期割引価格⇒39,900円会員登録(無料)はココをクリック
◆早期割引:お申込の際に人数登録で“1名(早期割引申込:新規会員登録者のみ)”をご選択ください

◆同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円

◆詳細・お申し込みはこちらから◆
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※セミナーの受講料に関する助成金制度について
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【講座趣旨】
「●●システム導入プロジェクトのリーダに突然任命された。」
「前任者から引き継いだ●●システムのCSVを実施するよう命じられた。」
そのような方のために、業界標準のGAMPをベースに解りやすく説明し、理解とともに知識を使えることに重点をおいたわかりやすいと評判のCSV速習セミナーです。

【プログラム】

1.CSVの基礎の基礎
 ・コンピュータシステムバリデーション(CSV)とは?
 ・カスタムvs既製品(COTS)
 ・自社でやらなければならない作業
 ・ベンダーに委託できる作業

2.バリデーション計画
 ・最低限考えなければならないこと
 ・過ぎたるは及ばざるが如し

3.ユーザ要求仕様(URS)の作成
 ・何を書くのか?
 ・なぜ書く必要があるのか?
 
4.機能仕様(FS)のレビュー
 ・FSって何?
 ・レビューで何をチェックする?

5.設計仕様(DS)からシステム構築
 ・カスタムvs既製品(COTS)

6.据付時適格性評価(IQ)
 ・IQでは何をする?
 ・IQのもう一つの役割
 ・やりすぎは末代まで祟る

7.運転時適格性評価(OQ)
 ・OQでは何をする?
 ・エビデンス

8.稼動性能適格性評価(PQ)
 ・OQとの違い
 ・どこまでやるの?
 ・腹を括って腰据えて

9.トレーサビリティ
 ・なぜ必要か?
 ・もう一つの効能
 ・マトリックスvs埋込み

10.バリデーション報告
 ・何を報告するのか?
 ・稼動へのGOサイン
 ・問題や逸脱のまとめ方

11.こんなときどうする?
 ・5年前に導入したシステム:URSなんてない!どうする?
 ・こんなものがFSになる
 ・システム更新時にはどこまでやるか?

12.理解を深める
 ・CSVはなぜ必要か?(法規制上の根拠)
 ・【FDA】CSVの落とし穴
 ・【国内】「コンピュータシステム適正管理ガイドライン」はどんな内容か?
 ・【FDA】21 CFR Part 11とCSV、最新のFDA Part11査察動向
 ・【国内】厚労省ER/ES指針とCSV
 ・ GAMP5で何が変わったか

【質疑応答・名刺交換】


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